ジャイアントステップ、あとがき

ジャイアントステップを読んでくださり、本当にありがとうございます。

自分は、あのEDを見て完全に虜となり、無粋ながらも「何かこう、何とかできないか」という気持ちで、この二次創作を書かせていただきました。
ある意味、「黒森峰学園感で躍りましょう」に似た動機で執筆したと思います。

このSSの目的は、二つありました。
一つは、DDLCのキャラクター全員が幸せになること。
もう一つは、モニカ自身の意思でこのゲームを削除すること。

原作の都合上、これを果たすには「外部からの介入」がどうしても必要になりました。
外部とはプレイヤー本人のことで、つまり「俺」です。今まで描いてきたオリ主の中で、もっとも肉付けされたオリ主ではないでしょうか。

「俺」を通じてモニカが成長していって、そして作中における「決意」を果たす……長かったですが、書けて良かったと、心の底から思っています。

当初のエンディングは、「現実の女子高生として転生してきたモニカが、四人目の文芸部員として入部し、再開を果たす」というものでした。
ですがその場合、「モニカはどこで転生してくるのか?」という疑問に突き当たってしまいました。
なので自分は、予定を変更して「子供として生まれ変わり、お別れを告げる」という結末にしました。

こうして見てみると、こちらのEDの方が「らしい」と思っています。主人公はいつか、依存から抜け出さなくてはならないのですから。
ゲームウィンドウ再現のための「台本形式」。モニカ達の「転生」と、色々挑戦してみましたが、本当に楽しかったです。

DDLCをプレイしていない場合は、ぜひとも、このゲームをプレイしてみてください。
本当に凄く、余韻に残る、優しいゲームです。


日時:2018年03月29日(木) 18:15

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