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推薦一覧(2497件)
傷だらけで人たらしな元警察官。
推薦作品:頑張りとは、報われるべき願いである 原作:ブルーアーカイブ
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
本作は元警察官であるオリジナル主人公「草鞋野エリカ」が、学園都市キヴォトスの何でも屋である「シャーレ」へと配属、原作主人公である「先生」と様々な生徒達に力を貸していく…という話しです。
本作の目玉でもある主人公エリカはとても魅力的な生徒です。
高い戦闘能力と指揮力に加え、周りに慕われる人柄、異変に気付く嗅覚や聴覚などを併せ持つ優秀な生徒です。反面、大事な人達の為に無茶をする、強い感情に突き動かされる、他人への愛情に鈍感など、人の上に立つ器を持ちながらまだ若い生徒(子供)の一面を持っています。
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だからこそ悩むし、傷つくし、涙や怒りを見せる。それでも先生や他の生徒達を支え、支えられ、事件に立ち向かっていく。その姿が愛おしく、勇ましく、素敵なんです。そんな彼女に感化され、周りの人達が変わっていく所もこの作品の魅力です。
▼読む際の注意事項など
原作のストーリーを扱っているので、ネタバレなどは注意です。また、先生の性別が女性になっています。
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ジョンドゥ2/2024年04月18日(木) 03:28/☆ (参考になった:1/ならなかった:0)
ハーメルンでも珍しい形式
推薦作品:箱庭ゲーム『生息演算』 原作:アークナイツ
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
アークナイツの「生息演算」をベースにした小説。箱庭ゲームならではの要素を混ぜながらもゲーム内の世界観を楽しめるというハーメルン内でもまず類を見ない形式なので、普段と違う形式のssを読みたいという人にはお勧めします。
プレイしている主人公(おそらく現代日本の一般成人男性)はゲーム操作からアークナイツの世界観を学んでいるため、アークナイツを知らないという人でも一読の価値あり。
(自分も名前は聞いたことある程度の認識だったがこのssから本格的にアークナイツを学び始めました。)
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▼読む際の注意事項など
箱庭ゲームをプレイする形式のためプレイヤー側である主人公の視点とアークナイツの世界での視点で物語の進行が前後します。
また本作では原作開始の2年前の年代であり、『鉱石病予防薬』(簡潔に言えば原子力から放射能なくせるレベルの代物)が本作独自のアイテムとして登場するため、幾つかのバタフライエフェクトが発生しています。
この箱庭は住みたいような場所になりましたでしょうか?その世界に『転生』したいと思う程に。
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ジョビ/2024年04月19日(金) 12:10/☆ (参考になった:3/ならなかった:1)
地球外生命体×後藤ひとりの科学反応
推薦作品:えいりあん・ざ・ろっく! 原作:ぼっち・ざ・ろっく!
まだ連載して三話と始まったばかりですが面白いです。
惑星リゾルートからやってきた調査員である主人公が地球の事を知るべく後藤ひとりの高校に生徒として入学。
教室で各自の自己紹介を宇宙人ならではの心境で聞きながら後藤ひとりが溶けたのを見て自らと同じ宇宙人なのでは?と誤解するというインパクトのある導入で引き込まれます。原作メンバーとの掛け合いでもあの山田から「変人?」と言われる主人公の天然具合には思わずクスっと来てしまいました。
これからが楽しみな作品なのでオススメです。
ウィーン-MK-シンくん/2024年04月15日(月) 08:28/★ (参考になった:5/ならなかった:0)
ひねくれガールとまっすぐボーイのタイムリープ・ジュブナイル
推薦作品:今周の予定は決まってる? オリジナル:現代/日常
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
完結済み。
物語は、理屈っぽくて少しひねくれた女子高生「和乃」が、同じクラスの男子「真山」に話しかけられ、真山が周期的に、「意識だけが過去に戻されてしまう」タイムリープ現象に巻き込まれていることを知る。
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この作品の特徴として
・ループの発生には劇的な理由が無く、ループから抜け出す方法も「短さに比例した回数だけループすること」以外に存在しない。
・物語が一貫してループ「していない」和乃の主観として語られること。
がある。
ループの間隔が短い場合は、代わり映えのしない時間に閉じ込められ、長い場合は喪われる物がずっと増える。
発生するタイミングは予測はできるものの突然で、決して便利に使えるわけではない、理不尽で特異な状況。
そんな状況でも、当事者である真山はとてもまっすぐ、善良な少年だ。
他の誰も、ループ中の彼の行動を知ることが出来ない中で、誰かを傷つけたり、悪事を働こうとすることはなく。
ループ中での退屈しのぎ、ストレス緩和の意図はあれど、抜け出した時のことを考えて、勉学や運動、社交を精力的に行い、建設的に時間を使うことができる好少年だ。
対して和乃は、聡明さと年頃の少女らしさを併せ持ち、良い方向にも悪い方向にも知恵が働き、そんな自分を強く自覚している。
彼女の知恵の回りは全編にわたって発揮され、特に真山に関する知識が毎回リセットされ、ほぼ初対面の状況にも関わらず、彼の事情をすぐに把握し、理解者として振る舞う序盤の姿は、この作品にぐっと引き込んでくれる。
過去の経験から、ドライで、退廃的で、ひねくれて面倒で、だからこそ可愛らしい内心の部分も、語り部として強く描写される。
そんな対照的と言える性格の彼と彼女が、ループの内と外、非対称的な時間の流れの中。
少しずつ心を通わせて、学び合い、関係が移り変わって行く描写が、魅力的に書き上げられている。
・総括
ループの中で積み上げたものは、真山の意識、記憶、経験以外はすべてリセットされてしまう。
しかし、真山と和乃の関係性は決して一方的なものにはならず、ループ中の和乃の行動、感情も、それを覚えている真山を通して伝えることで。
また、和乃自身が察することで、次の和乃へと反映されていく。
そうして、多くは喪われながらも、確かに積み重なっていく物、喪われてしまうからこそ起きる、二人のコミュニケーションの密さ、真摯さ。
互いに高校生という、自由で、不自由で、開放的で、閉鎖的な立場ゆえのインモラルさ。
ループという要素が、二人の主人公を魅力的に描く舞台として効果的に配置された、素晴らしい青春小説になっている。
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ゆーれすた/2024年04月09日(火) 03:31/☆ (参考になった:2/ならなかった:1)
葉隠透を哲学するオムニバス
推薦作品:[終了]葉隠透オリ主短編集 原作:僕のヒーローアカデミア
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
中学時代から高校時代、プロ時代、そして『その後』までを各話、別々の人物から描写されるオムニバス形式の短編連作です。
様々な人物、関係性(恋愛・友愛・仕事)から描かれる透明少女の姿。葉隠透というキャラクターを作者独自の解釈で深く掘り下げられています。
ボーイミーツガールから始まり、ガールズトーク、あるいは研究者の考察話等と、オムニバスらしい各話各テーマを丁寧な雰囲気で描いています。
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葉隠透を哲学する、そんな落ち着いた雰囲気の物語を楽しみたい方にぜひ。
▼読む際の注意事項など
作品の時期とその内容もあって、原作のストーリー(OFAとAFOの戦い等)とは絡まない独自のストーリーラインです。
また、最終話を読む際は、前書きの注意書きを確認してからお読みください。
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峰下抄/2024年04月08日(月) 21:41/☆ (参考になった:1/ならなかった:0)
神は言っているーーーこれもう(名作なのか怪作なのか)わかんねえなと
推薦作品:ネットミーム・デビルサマナー 原作:女神転生
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
話しをしよう。この作品はニンジャスレイヤー…いや、女神転生の二次創作だったか。単刀直入に言うと「野獣先輩を召喚してしまったネットミームに詳しい一般人がデビルサマナーになる話」だ。
…そんな一発ネタみたいな題材で大丈夫か?大丈夫だ問題ない。ふざけた題材ながらも基本的な世界観は真女神転生がベースの為意外な程ハード。かといってシリアスに振り切らず野獣先輩や主人公を筆頭にタフ語録を話すヒロインやら淫夢に汚染されたある悪魔等の正気の沙汰とは思えないキャラ同士のやり取りによりテンポ良く読み進めることが出来る。
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題名通りネットミームがこれでもかと言うほど出てくる為元ネタを知っていればより楽しめるが、知らなければ逆になぜネットミームになる程浸透したかを実感することができる為敷居はかなり低いと思われる。
また、この作品はリアルタイムで追うとより楽しめると考えられる。超展開を超えた超展開により実況スレのような騒ぎになる。みんなで感想を投げ合うから尊いんだ絆が深まるんだ。
真女神転生、淫夢、タフ、ニンスレその他諸々のネットミームの悪魔合体の産物。どれか一つでも興味があるなら読んでみてもいいんじゃないかな、作者は良くやってくれてるしね
…文章が読みにくいって?すいません!許して下さい何でもしますから!
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森目面倒/2024年04月08日(月) 16:15/★ (参考になった:17/ならなかった:1)
消えない傷跡が波紋を起こす。
推薦作品:―いつまで私は― 原作:ブルーアーカイブ
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
生徒達と共に世界を守った先生(主人公)。戻ってきた穏やかな日々を過ごしていた中、ふとしたきっかけで自分の忌まわしい過去と向き合う事となる。
隠されていた傷跡が晒される時、学園都市キヴォトスに新たな騒動が巻き起こる。傷だらけの大人と支えようとあがく子供達。行き着く結末は……
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時系列はメインストーリー最終章のその後。独自の展開で話が進みます。
壮絶な過去を持ち、それゆえトラウマを抱える先生。この小さな秘密がきっかけとなり、結果的に色んな生徒を巻き込んだ大騒動へと発展して行きます。
好きな部分ですと、まず心理描写。
この小説の先生はとても不安定です。刻まれた過去が心と身体を蝕み、今も苦しみ悩んでいます。このぐちゃぐちゃとしたネガティブな心模様がしっかりと描かれており、強烈なトラウマを抱えている事が読み取れます。それでも生徒達を支えて、時に支えられながらも頑張る先生は、良くも悪くも人間くさくて応援したくなります。
もう一点はストーリーの展開。
基本的にキヴォトスの生徒達は大半が問題児ではありますが善良です。しかし、善意や好奇心で起こした行動が良い結果をもたらすとは限りません。このストーリーでは、そんな悪意の無い行動によって思わぬ流れになってしまう所を見る事が出来ます。しかも登場人物に悪人が居ないのが皮肉な話しです。この小さなヒビがどんどん広がっていくような展開は、読んでいて面白く惹き込まれました。
▼読む際の注意事項など
メインストーリーのその後なのでどうしてもネタバレがあります。なので先に本編のストーリーを読む事をおすすめします。
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ジョンドゥ2/2024年04月06日(土) 04:48/☆ (参考になった:1/ならなかった:0)
もしも雷門中にもう1人のストライカーがいたら これは「仲間」と共に歩む1人のサッカー選手の物語
推薦作品:Re:雷鳴は光り轟く、仲間と共に 原作:イナズマイレブン
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
円堂世代、舞台は雷門中 もしそこに円堂の幼馴染で、もう1人のストライカーがいたら...
本作の主人公は強めではあるが決して俺TUEEEEではなく、むしろ誰よりも特訓を重ねる超努力型。とにかく友情に熱く、普段は冷静だが仲間を侮辱したり、危機にさらす相手には決して容赦しない。そして何よりサッカーに対する熱量が誰よりも高く、原作主人公である円堂守とはまた違うタイプの熱血主人公と評しても良いだろう。
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話の流れは基本的に原作準拠。フットボールフロンティア編から脅威の侵略者編へと流れていくが、一部天馬世代のキャラクターが登場する場面もあり。世界への挑戦編前に本作オリジナルの「世界の呼び声編」として、脅威の侵略者編直後の平和な日常風景や、元エイリア学園のメンバー達との交流を拝見する事ができ、原作を全て把握している者でも100%新鮮な気持ちで本作を楽しむ事が出来るだろう。
タグにもあるが、本作にはオリジナル必殺技が登場する。主人公である 加賀美 柊弥 は「雷」を主体にオリジナル必殺技を繰り出していく。そのクオリティたるや最早原作に登場していても違和感が無い程高く、どのような原理で生み出され、どのようなモーションで必殺技を放っているか、この辺りの描写がしっかり解説されている為、技の全体像をイメージしやすく、必殺技名も原作らしさを遵守している為、新規にも原作を知る者にも等しく伝わるだろう。
そして本作を推薦する上で何よりも語らさせていただきたいのは、その重厚な試合描写。まるで映像が脳内で流れているかのような細かな描写で、読者を熱く深く引き込んでくれる。本作の描写に加えて、当時アニメで見ていた映像を想像しながら読む事でさらに深く入り込むことができ、気がついたら手に汗握っている、そんな興奮を味わうことが出来る作品。
︎ もうひとつ、個人的に推薦したい要素として、主人公とヒロインとの恋愛描写がある。本作のヒロインは雷門中学1年サッカー部マネージャーの 音無 春奈 である。主人公の 加賀美 柊弥 が普段は冷静で大人びている性格に対し、ヒロインの 音無 春奈 は明朗快活、明るくハツラツとした性格で、ある種真逆の性格と言っても良い2人で、持ち前の快活さでグイグイ迫る春奈に対し、最初は戸惑いながらも段々と好意を返してゆく柊弥、この2人の口の中が甘くなるような甘々な恋愛模様も是非読んで楽しんで欲しい。
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マ。/2024年04月05日(金) 00:04/★ (参考になった:4/ならなかった:8)
これぞSF短編
推薦作品:グレイ・クレイヴ・ブレイク・スターズ オリジナル:現代/文芸
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
5,000字あまりの文章のなかに無駄無く纏まった、これぞSF短編というべき作品です
親しみ易いキャラクターと分かりやすい言葉でかかれており、SFは堅苦しい、難しいから苦手というかたにも読んで頂きたく推薦致しました
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物語は、とある大学生が酒の勢いで、怪しげな宇宙人セールスマンから、空に瞬く星を1つ買ってしまう所から始まります。
見所はふたりの繰り広げるユーモラスでキレの良い会話、そしてその会話を余さず回収したオチはとても綺麗です
▼読む際の注意事項など
感想ネタバレに注意下さい
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最低限の仕事/2024年03月31日(日) 10:34/★ (参考になった:15/ならなかった:1)
灰と青春すら凌ぐ最高のWIZ小説だが…
推薦作品:侍は迷宮を歩く オリジナル:ファンタジー/冒険・バトル
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
序盤はほとんどウィザードリィ関係無いテンプレ作品だが30話辺から暴力的な文章力でゴリゴリと物語に引き込んでくる。
竜人、女王、師匠、アザトースといったボスとの状況が一転二転する見せ場だらけの熱い戦い、設定には既視感こそあれど凄まじい文章力によって生き生きと動き出すキャラクター
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最終章後半からwizwizしはじめるのでそこを是非読んで欲しい。特に最終盤の展開の巧みさは隣り合わせの灰と青春に匹敵する。
分かりやすく文章力の高さを見せつけられるため自分ではこの一言やこのエピソードを入れられるか、こんな言い回しができるか、こんな自然に会話をさせられるかを考えて苦しくなった。
▼読む際の注意事項など
最初の登場人物紹介とモンスター紹介は7割方本筋に絡まないので無視して構わない。
4章入るまでWIZARDRY要素はあってないようなもの。
人によっては4章後半だけ読むのが良いかもしれない。
そうでなくてもエンジンがかかり始めるのが30話くらいからなのでそこから読むのがおすすめ
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ちんこ良い肉/2024年03月31日(日) 10:33/☆ (参考になった:1/ならなかった:3)