バカとE組の暗殺教室   作:レール

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バカ達の時間・二時間目

〜side 殺せんせー〜

 

シロさんとイトナ君の襲撃を退けた翌日の放課後。なんとか一日でプールを修復し終えた私は、坂本君達の暗殺を受けるために再びプールへと向かっていました。どうやら私を殺すための準備が整ったようです。

それはそうと、本当にプールの修復が間に合ってよかった……‼︎ あの数々の書き直したファンレターが先生の送ったものだとバレたらもう生きていけません。自殺ものです。殺しに来るのは全然構わないのですが、脅迫だけはなんとしても止めてもらわなければ……

そうこうしているうちに裏山のプールに到着しました。まぁ校舎からプールまで移動に一分も掛かりませんからね。ちょっと考え事をしていればあっという間です。

そしてプール脇には坂本君、吉井君、土屋君、木下君といつもの四人が私を待ち構えていました。装備は以前に教室で行われた暗殺と同じく、左右の太腿に銃を収めたホルスターと二つのウエストポーチを腰に装着しています。しかしウエストポーチの中身は水風船ではなく別物でしょう。水風船程度の水量であれば問題ないことは判明していますからね。

 

「お、来たか殺せんせー。死んでも大丈夫なように身辺整理は済ませたのか?」

 

「ヌルフフフフ、その必要はありませんねぇ。殺されるつもりはないですし、そもそも先生は普段から綺麗好きなので」

 

“趣味は?”と訊かれれば“手入れ”と答えるくらいには綺麗好きです。……自分以外に限る、という前提付きですが。手入れは趣味であって性分ではありませんし、恥ずかしながら私の自宅は……っと今は私の自宅なんてどうでもいいことですね。

 

「それじゃあ殺せんせー、ちょっとそこの水辺に立ってもらってもいいですか?」

 

「えぇ、いいですよ」

 

吉井君に促されて水辺に立つと、やはり四人は私を囲むようにして配置につきました。ただし前回とは違って私が水辺を背後に取っているため形は正方形ではなく半円形です。

この如何にもな配置……ウエストポーチの装備は囮でプールを爆破してくる可能性も坂本君が相手だと否定できません。大量の水を浴びせるために手段は選ばなさそうですから。

 

……という風に坂本君は思わせたいのでしょうか。残念ながら事はそう単純ではないでしょうねぇ。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

ウエストポーチどころか彼ら四人さえも囮で、プールを爆破して私を弱体化させたところでスナイパー二人による狙撃。……それすら囮で他の手を用意していたとしてもなんら不思議ではありません。裏の裏を考えてもその裏があるかもしれない。……これ以上考えるのは無意味ですね。思考のイタチごっこです。

 

「では今回もコインを弾くので、それを合図に暗殺を始めるぞい」

 

あれこれ考えているうちに木下君が前回の暗殺と同じくコインを取り出してきました。このコインを弾く行為は、私に暗殺のタイミングを教えるデメリット以上に自分達が共通のタイミングを計れるメリットがあります。マッハで動ける私が相手ではデメリットなど誤差の範囲内だという判断でしょうか。

 

「楽しみですねぇ。今回はどのような奇策を用いて殺しにくるのか」

 

「こっちも楽しみだぜ。その余裕が何処まで保つのかを考えるとな」

 

私の余裕な発言に対して坂本君も強気な発言で返してきました。彼の負けん気は相変わらずですねぇ。元来の気の強さもあるのでしょうが、何事も弱気では勝てないと分かっているのでしょう。

私も含めて全員が無駄口を叩くのをやめて集中し、辺りを風の吹き抜ける音だけが揺らします。その静寂を木下君がコインを弾く甲高い金属音が破りました。ここからの勝負は一瞬の出来事に終わるでしょう。さて、彼らはいったいどう来るのか……

 

などとコインの軌跡を追う傍ら、その軌跡が放物線の頂点に達したところで視界に収めていた彼らが動き出しました。それと同時に後方からも狙撃の気配を感じます。

 

なるほど、前回の暗殺の流れをなぞることでタイミングの認識をずらしに来ましたか。二回目だからこその工夫ですね。

しかし私の速度を持ってすればそれこそ誤差の範囲内でしかありません。たとえ爆弾を使ってこようが狙撃手を配置しようが、弱点の水を被せに来たところで此処は屋外。前回とは違って逃げ道は幾らでもあるーーー

 

 

 

 

 

次の瞬間、私は咄嗟に上へと回避していました。

 

 

 

 

 

彼らはまだ何もしていない。背後からの狙撃もまだ届いていなかった。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

まさか地中から対先生弾が飛び出して来るとは‼︎ 触手が破壊されてから回避に移るまでがあと少し遅れていたら全身蜂の巣にされているところでした‼︎ 運が悪かったら“心臓”も破壊されていたかもしれません。

……が、回避した直後の状況を見て言葉を失ってしまいました。咄嗟のことで大きく飛び上がることはしませんでしたが、気付けば私の周りを複数のBB弾グレネードが取り囲んでいたのです。

 

これはまさか、逃げ道を誘導されてーーー

 

そう思い至った直後、BB弾グレネードの爆発が私を包み込みました。

 

 

 

 

 

 

〜side 雄二〜

 

梅雨が明けて外での訓練が再び活発になり始めてきた頃、俺は校舎裏に設えられた射撃場で訓練している千葉と速水の元へと訪れていた。

 

「おいお前ら、ちょっと暗殺に手を貸してくれないか?」

 

射撃中だった二人に対して俺は率直に用件を話すことにする。たらたらと話を先延ばしにする理由もねぇし、俺が現れたことで射撃は中断されてたからちょうどいい。

 

「俺と速水に声を掛けたってことは狙撃か?」

 

「そうだ」

 

「暗殺の時間と場所、シチュエーションは?」

 

そんな俺に対して千葉と速水も不要な言葉を挟むことなく対応してきた。そもそもコイツらだって無駄に言葉を並べ立てるような性格じゃないからな。理解力も高いし話が早くて助かる。

 

「残念ながら具体的な時間と場所は決まってない。必要な条件が揃ってねぇんだ。だから今日は条件が揃った時に手を貸してもらえるよう事前交渉に来たんだよ」

 

しかし話が早くて協力を得られても暗殺を実行できるかどうかは別なんだよなぁ。ぶっちゃけ条件を揃えられるのが何時になるのかも不明なのが現状だ。

 

「その条件っていうのはなんだ?」

 

千葉が当然の疑問を投げ掛けてくる。前回と違って今回は隠しておく理由もないので俺も必要となる条件を言うことにしよう。

 

「大量の水がある場所。それと律が隠れて射撃できる環境だ」

 

「……ってことは暗殺の要は律?でも律が射撃できる環境って校舎周りに絞られるんじゃない?」

 

『ご心配には及びませんよ、速水さん』

 

速水の疑問には俺じゃなく俺の携帯を介して律が答えた。既に律への協力要請は終えている。その時点で暗殺に必要となる機能は確認済みだ。

 

『以前にお話ししたと思いますが、私が投入される前の作戦で私はイトナさんと連携して殺せんせーを追い詰める役割でした。その際に殺せんせーが私の射程範囲外へ逃げても追跡できるように移動手段も備わっています』

 

「……というわけだ。だが律本体の大きさを考えると隠れられる場所も限られてくる。殺せんせーの警戒を弱めるって意味でも学校の周りで条件を揃えられたらベストだな」

 

だが仮に条件の揃った場所を見つけられたとして、初めての場所に呼び出したら殺せんせーも普段以上に警戒するだろう。下手をすると律本体と周辺環境の匂いを嗅ぎ分けられるかもしれない。万全を期すためには律本体を移動させずに暗殺できる環境を揃えるのが理想だ。

まぁ流石にそこまで都合良く条件を揃えられるとは思ってねぇがな。平日は学校があるから事前の仕込みで律本体を動かしちまえば殺せんせーにバレる。土日で仕込みから実行までバレずに全部終わらせるのは難しいだろうし、計画を実行に移すのは夏休みが妥当なところか。

 

「取り敢えず暗殺の概要は出来てるってことだろ。具体的な内容を教えてもらってもいいか?」

 

「もちろん暗殺には協力するわ。断る理由もないしね」

 

よし、言質は取った。暗殺の手駒ゲットだぜ。つーかE組の奴らは基本的に人が()いからな。反抗的な寺坂組以外は交渉せずとも協力を得られるだろうとは踏んでいた。

とはいえ俺だって協力を仰がれたら理由もなく断ることはないだろう。なんたって地球の危機だ。そこに暗殺の成功報酬百億も加われば断る理由の方が少ない。

それはさておき、そろそろ暗殺計画の概要を説明していくか。射撃訓練を中断させてる手前、時間を取らせるのも悪い。

 

「まずは殺せんせーを水辺に呼び出して俺と明久、ムッツリーニ、秀吉の四人で囲む。その時に水辺を背後にして殺せんせーを立たせるから、お前らは水辺を挟んで離れた場所で配置に着いてくれ」

 

基本配置は俺達四人による半円形の包囲網だ。装備は以前と同じく二丁拳銃とウエストポーチで俺達に注意を向けさせ、背後は弱点である水に警戒を向けさせる。

前方と後方の近距離に注意と警戒を促し、盲点となる遠方から千葉と速水の狙撃で仕留める。……ことが出来れば楽なんだが、単純な狙撃で仕留められないのは修学旅行で把握済みだ。だからこそ二人にも囮となってもらう。

 

「暗殺開始の合図は以前教室で実行した暗殺と同じようにコインを弾く。ただしタイミングは落ちた瞬間じゃなくて頂点に達した瞬間。その瞬間に千葉と速水で殺せんせーを狙撃だ。()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「ちょっと待って。地中から……?」

 

俺の説明に疑問を挟んだ速水が話を中断する。まぁいきなり“地中から射撃する”なんて言えば疑問に思うのは当たり前か。

しかし千葉は俺の言葉を聞いて少し考え込むと、具体的に解説するまでもなく答えを導き出した。

 

「……そうか。地面を掘って律が展開した武装の砲身と同口径の砲身を繋ぎ合わせるんだな。だから律本体は隠れて射撃するってことか」

 

「おう、流石は建築士志望。良い発想だな。ズバリその通りだ」

 

「……全校集会の時も思ったがお前のその情報網はどうなってるんだ?」

 

そんなもんムッツリーニと律がいればどうにでもなる。コイツら二人の情報収集能力が合わされば現実世界と電脳世界の両方で網を張れるからな。大抵の情報は手に入れられる。

法律違反?問題にならなきゃいいんだよ。殺せんせーの動向を見張るための監視ツールということにしておこう。国家機密が関与していることにすれば表沙汰にはなるまい。

 

「そこは気にするな。で、話を続けるとそれで仕留められればいいが下手すると殺せんせーは地中からの射撃すら躱す可能性がある。そこで俺達四人の出番だ。殺せんせーが躱すことを前提に回避する方向を予測して対先生手榴弾を投げ込む。狙撃を回避した後の広範囲爆撃だったら殺れるかもしれねぇ」

 

ただしあくまで本命は律による地中からの射撃だ。俺達四人の役割は注意を引くこと、それと律の射撃を回避された場合の追撃である。出来れば不確定要素の多い最後の保険には頼りたくない。

 

「殺せんせーが回避する方向を予測……?」

 

「そんなことが出来るのか?」

 

「普通に躱される分には無理だろうな。だがこれまで殺せんせーが追い詰められた時の緊急回避を思い出してみろ」

 

今度は速水だけでなく千葉も疑問を挟んできたが、俺は二ヶ月近く見てきた殺せんせーの動きから回避先を予測する。これまで殺せんせーが追い詰められた時……月一の脱皮を使わざるを得なかった時の状況を思い出せば自ずと分かることだ。

俺の言葉で二人も殺せんせーが回避する方向に予測がついたのか、瞳に確信の光を宿した速水がその方向を答える。

 

「……なるほど、上ね?」

 

「正解だ。今回の暗殺ではその緊急回避を意図的に誘導する。前方半分を俺達と隠した武装、後方半分をお前達と弱点の水。全員が一斉に動き出した瞬間、地中から射撃されれば反射的に上に逃げる可能性が高い。問題はどの程度の高さまで回避されるかだが……そこはある程度の賭けだな。取り敢えず対先生手榴弾を投げる高さは周りの環境を見てから決める」

 

実際には上に逃げる可能性が高いってだけで別の方向へと逃げる可能性もなくはないが、仮に別方向へ逃げても上で対先生手榴弾を炸裂させれば当たるかもしれない。

我ながら律の射撃以降は運任せの作戦だ。ただまぁ少しでも成功確率を上げるために細部は詰めておこう。まだ暗殺する場所も決まってないからな。夏休みまで時間は有り余ってる。

 

「話は以上だ。暗殺の目処が立ち次第、また連絡する。決行が何時になるかも分からねぇから気長に待っといてくれ。あ、分かってるとは思うがこの事は内密に頼むぞ。じゃあな」

 

特に質問もなさそうだったので俺は話を切り上げることにした。作戦の細部を詰めるのもそうだが、まずは肝心の暗殺場所を選定しねぇとな。

だがこの一ヶ月後には殺せんせーがわざわざプールを用意してくれたおかげで決行が早まり、都合よく暗殺の条件を揃えられるとは本当に思っていなかったのだった。

 

 

 

 

 

 

〜side 明久〜

 

暗殺開始とともに対先生手榴弾を上へ放り投げた僕らは、その直後の炸裂に備えてすぐさま腕で顔を覆う。起爆のタイミングは雄二に任せていたが、相手はマッハ二十の殺せんせーだ。雄二は対先生手榴弾を放り投げてからほとんど間を置かず起爆させた。

 

「っ……‼︎」

 

周りの木の高さくらいを目安に投げたから炸裂した対先生弾もそこまで痛くはない。それ以上の高さだと横に逃げられたら木が邪魔になるとのことだ。ただし雄二とムッツリーニは少しでも隙間をなくすため更に上へと投げている。これでほぼ全方位に向けて対先生弾が炸裂したことだろう。

 

「ど、どうなったの……?」

 

「分からん……雄二よ、最後の方はどうなったのじゃ?」

 

降り注ぐ対先生弾が途切れた後、その役割から最後まで顔を上げていたであろう雄二に秀吉が問い掛ける。周りを見回すとプールを挟んだ向こう側に千葉君と速水さんの姿はあったものの、肝心の殺せんせーの姿は何処にも見当たらない。

だが問われた雄二にも分からないようだった。

 

「……俺が最後に見たのはドンピシャで対先生手榴弾に囲まれた殺せんせーの姿だ。起爆した後までは分からねぇ。その辺に殺せんせーの爆散した身体や服でもあれば殺ったと思えるんだが……」

 

「…………何処にも殺せんせーが死んだ形跡は残されていない」

 

厳しそうな声音で返す雄二の言葉にムッツリーニも否定的な言葉を合わせてくる。そう、殺せんせーが生きている形跡も死んだ形跡も周りにはないのだ。死んだ形跡がないってことは生きてるのかもしれないけど、じゃあ殺せんせーは何処に行ったのかって話になるわけで……

 

 

 

 

 

「ーーーヌルフフフフ、そう簡単に殺されてしまっていては“殺せんせー”の名が廃ってしまいます」

 

 

 

 

 

その時、僕らの背後からあの憎たらしい笑い声が聞こえてきて反射的に後ろを振り向く。そこにはいつも通りに笑みを浮かべる五体満足の殺せんせーの姿があった。見た限り律の射撃で破壊できた触手も再生済みである。

そんな殺せんせーが今回実施された暗殺についての評価を下す。

 

「地中からの射撃に回避する方向を予測して投げ込まれたBB弾グレネードの流れは少し肝を冷やしましたが、私の動きを制限するものがない屋外であれば幾らでも逃げ道はあります。爆風よりも速く動けますからねぇ。ただちょっと焦って回避しましたので遠くまで行き過ぎてしまいましたが」

 

あぁ、それで帰ってくるのが遅かったんだな。いったい何処まで行っていたのか。

その評価を聞いた雄二も今回の結果については納得しているようだった。

 

「……まぁそうだろうな。律の射撃が回避された時点であとは運任せの暗殺だったんだ。この結果は妥当なもんだろ。……だが失敗したことで収穫もあった。次は殺すぞ、殺せんせー」

 

「えぇ、いつでも受けて立ちますよ。まぁ次も殺せないとは思いますがねぇ」

 

相変わらずの余裕を見せる殺せんせーに、やっぱり一筋縄ではいかないことを再確認する。だがまぁそれでこそ殺せんせーって感じだ。

狙撃位置についていた千葉君と速水さんも合流し、律も端末上に現れて労いの言葉を掛け合いながら今回の暗殺も失敗に終わったのだった。




次話
〜期末の時間・一時間目〜
https://novel.syosetu.org/112657/30.html



明久「これで“バカ達の時間・二時間目”は終わり‼︎ 皆、楽しんでくれたかな?」

千葉「暗殺の話を持ち出してから二話を挟んで遂に決行か」

速水「私達も手伝ったけど蓋を開けてみればただの囮だったわね」

明久「あー、やっぱりちょっと気を悪くしちゃったかな?」

千葉「いや、坂本の作戦は合理的だったし俺達としても文句はない」

速水「そうね、納得した上で参加したんだから与えられた役目を果たすだけよ」

明久「根っからの仕事人だよね、この二人……」

千葉「というか一つ疑問に思ったんだが、お前らはいったい暗殺前に何を仕込んでたんだ?今回の暗殺の内容的に仕込むものなんてほとんどないだろ?」

明久「あぁ、確かに実際仕込んだのは律の射程を延長する砲身だけだよ。プールに行ったのは地中を掘るためのルート確認と僕らの配置決め、あとは殺せんせーにプールの中に何か仕掛けたって思わせるためのブラフだって」

速水「坂本がわざわざ殺せんせーに暗殺を公言したのは、砲身を仕込むためだけじゃなくてプールを意識させるためでもあったのね」

明久「ぶっちゃけ作業のほとんどは律の仕事だからねぇ。そういうことに慣れたムッツリーニがちょっと手伝ったくらい?」

千葉「本当に律は万能だな」

速水「私達にとっては頼もしい限りだけど」

明久「暗殺だけじゃなくて色々と助けられてるもんね。寝坊防止とか節約レシピとか食べられる植物の見分け方とか動物の解体方法とか」

千葉・速水「「それは吉井だけだから」」

明久「あれ?」

千葉「まぁ失敗だったとはいえ坂本の考えた暗殺もこれで終わりだ。坂本はもう次を見据えてるみたいだし、俺ももっと狙撃の腕を上げとかないとな」

速水「私も訓練に付き合うわ。どんな環境でも成功させられるぐらいにはならないとね」

明久「うわぁ、ストイック……僕も狙撃教えてもらおうかなぁ。取り敢えず今回はここまで‼︎ 次の話も楽しみにして待っててね‼︎」





雄二「失敗した腹いせに殺せんせーの書き直したファンレターを匿名でネットにアップしてやった」

律『よく分かりませんが言われた通りに拡散しておきました‼︎』

殺せんせー「にゅやああああッーーー!?!?」

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