〜side 殺せんせー〜
船上レストランでの夕飯を食べ終えた後、私は船酔いに苦しみながらも生徒達に連れられて次の場所へと移動します。何人か生徒達の姿が見えなくなっていますし、そろそろ本格的に暗殺が始まるのでしょう。この移動中に少しでも船酔いを覚まさねば。
「さぁて殺せんせー、メシの後はいよいよだ」
「会場はこちらですぜ」
そうして私が連れて来られた場所は、ホテルの離れにある水上パーティールームでした。
あの部屋は周囲を海で囲われている。壁や窓には対先生物質が仕込まれている可能性もあるので、脱出するのはリスクが高いと思われます。……どうやら小屋の中で避け切るしかないようですねぇ。
生徒達に促されるまま中へ入ると、そこには夕飯の時から姿の見えなかった三村君と岡島君、それに土屋君が大型テレビを前に待ち構えていました。
「さぁ席につけよ、殺せんせー」
「楽しい暗殺、まずは映画鑑賞から始めようぜ」
「…………(コクコク)」
どのような意図があるのかは分かりませんが、どうやら暗殺を始める前に何かの動画を見るようです。恐らくは最後の暗殺準備をするための時間稼ぎといったところでしょうか。ではお言葉に甘えて待っている間は動画で時間を潰させてもらいましょう。
そこで席に着こうとした私に対して渚君が近寄ってきました。
「殺せんせー、まずはボディチェックを。幾ら周囲が水とはいえ、あの水着を隠し持っていたら逃げられるしね」
「入念ですねぇ。そんな野暮はしませんよ」
因みに渚君の言っている水着というのは、私が開発した完全防水でマッハ水泳にも耐えられる先生用水着のことです。昼間もその水着を着て海を堪能させてもらいましたし、海で囲まれた環境を整えた暗殺において警戒するのは当然のことですね。
ボディチェックを終えた私は改めて用意された大型テレビの前に腰掛けます。
「さて、準備はいいですか?全力の暗殺を期待しています。君達の知恵と工夫と本気の努力、それを見るのが先生の何よりの楽しみですから……遠慮は無用。ドンと来なさい」
この四ヶ月で磨き上げられた君達の
「言われなくとも……
部屋の電気を落としたところで大型テレビに映像が映し出されました。それと同時に背後の暗がりで頻りに小屋を出入りする気配が過剰なまでに感じられます。配置の位置と人数を明確にしないためでしょう。
……しかし甘い。
……それにしてもこの動画、よく出来ている。タイトルは【三年E組が送る とある教師の生態】……教師の
『……まずはご覧頂こう。我々の担任の恥ずべき姿を』
そこにはトンボの格好に扮した(頭の上にトンボのオブジェがあるだけ)私がエロ本を読んでいる姿が映し出されーーーにゅやああああぁぁぁぁ!!!? どどど、どうしてこのような映像が……!!!?
『お判りいただけただろうか。最近のマイブームは熟女OL。全てこのタコが一人で集めたエロ本である』
「違っ……ちょ、岡島君達‼︎ 皆に言うなとあれほどーーー」
私は慌てて弁解しようとしますが、そんなことはお構いなしに動画は流れていく。
『お次はこれだ。女子限定のケーキバイキングに並ぶ巨影……誰あろう、奴である』
そして次に映し出されたのは女装してケーキバイキングの列に並ぶ私の姿でした。映像の中の私は店員に女装がバレて連れていかれそうになるのを必死に抗っています。
「クックックッ。あーあ、エロ本に女装に恥ずかしくないの?ド変態」
映像について狭間さんに弄られてしまいましたが、客観的に見て否定する材料がないので恥ずかしさのあまり顔を伏せることしか出来ません。
その後もアレやコレや更にはあんなことまで一時間たっぷり動画で見せられ、私はもう恥か死にしてしまうのではないかというくらい精神的に参ってしまいました。羞恥心に物理的なダメージが伴っていたら私は既にこの世を去っていることでしょう。
『ーーーさて、秘蔵映像にお付き合い頂いたが……何かお気付きでないだろうか?殺せんせー』
と、映像の最後に問い掛けられた瞬間、私は足元の異変に気付いて即座に立ち上がると辺りを見渡します。
いつの間にか床全体に水が……‼︎ 誰も水など流す気配はなかったのにーーーまさか……満潮か‼︎
気付いた時には既に手遅れであり、触手は足元から十分な量の海水を吸い込んでしまっていました。そこで触手破壊の権利を得た八名が動き出します。
「俺らまだなんにもしてねぇぜ。誰かが小屋の支柱を短くでもしたんだろ」
「船に酔って恥ずかしい思いして海水吸って……だいぶ動きが鈍ってきたよね」
席を立った八人は一斉に銃を構えて私と向き合いました。彼ら彼女らの口元には不敵な笑みが浮かんでいます。
「さぁ本番だ。約束通り、避けんなよ」
ここまで全て計画通りということですか……やりますね。しかし狙撃手のいる方向は分かっている。そちらの窓さえ注意すればーーー
八人の銃撃を受けた触手が飛び散る。それと同時に部屋の壁が壊されーーー周囲を確認するよりも早く悪寒を感じて即座に後退しました。八本もの触手が破壊された直後で動きはガタ落ちでしたが、何とか間を置かずに襲い掛かってきた
「チッ‼︎ 流石に一撃で殺られてはくれませんか‼︎」
「よ、吉井君⁉︎」
私は予期せぬ奇襲に驚きを隠せませんでした。幾ら物音を立てずに潜んでいようとも部屋の中にいれば匂いで分からないはずがありません。……が、その疑問は吉井君が纏っている薄い膜によって氷解しました。
あれは……私の脱皮した皮‼︎ しかも
「シッ‼︎」
そんな別の意味での驚きを感じる間もなく吉井君から繰り出される対先生ナイフを避けていきますが、それとほぼ同時に今度は海の中から何人もの生徒達が何かに乗って飛び出してきました。
よく見れば生徒達が乗っているものは水圧で空を飛ぶフライボード。彼らは飛び出した勢いそのままに上昇していき、私の頭上で肩を組んで一定の高さで留まっている。
そうして留まるためには絶え間なく足元から水を噴射する必要があり……なるほど、水圧の檻で退路を塞いできましたか‼︎ それだけではなく水圧の檻の周りでも放水することで完全に隙間を埋められています。
しかし私が急激な環境の変化に対応する前に続けて海から黒い箱型の物体が……って律さん⁉︎ 吉井君の次は貴女ですか‼︎
『射撃を開始します。照準・殺せんせーと明久さんの周囲3m』
律さんの射撃開始とともに他の生徒達も一斉射撃を開始しました。ですが私を狙って放たれた弾は一つもなく、吉井君のナイフを躱しながらも周囲を飛び交う弾に視線が釣られてしまいーーー
「にゅやッ⁉︎」
吉井君が見た限り唯一の獲物であるナイフを投擲してきます。当然ながら真正面から投擲されたナイフは難なく見切ったものの、
それにしても投げナイフの弾道逸らしが狙ってやったことなのだとしたら、かなり正確なコントロールと観察眼ですね。ですが対先生ナイフを手放してしまっては吉井君に出来ることがなくなるーーー
「ムッツリーニ‼︎」
と、そこで吉井君が土屋君の名前を叫びます。次いで土屋君から投擲されたナイフを躱し……私が躱したナイフを吉井君が掴み取って更に投擲してきました。投げ返されたナイフ、それに今度はナイフによって弾道を逸らされた弾も考慮して対応します。
ナイフによる援護と吉井君が投擲した際のナイフ補充が土屋君の役割ですか。しかも私に投擲したものをアイコンタクトなしで掴み取るとは……相当に訓練を重ねたのでしょうね。非常に良い……だからこそ惜しい一手でした。
私は周囲の弾幕に気を張りつつ、吉井君と土屋君による遠近両方のナイフとナイフによる跳弾を躱していく。奇襲や初見の攻撃ならばともかく、真正面からであれば私はどんな相手のどんな攻撃にも対応できる自信があります。初撃を外してしまった時点でーーー
(私には通用しない…………そんなことは彼らだって百も承知のはず)
二撃目三撃目と躱していったところで、ふと私は彼らの攻撃に疑問を覚えました。
触手八本を破壊されて彼らの目にも捉え切れる速度まで落ちてはいますが、逆に言えば目で捉え切れるだけで未だ肉体的に追いつけるような速度ではありません。そんな私にナイフを当てるとなると至難の技です。
つまり吉井君と土屋君が今もナイフで攻撃し続けているのは狙撃の隙を作るための陽動。最後の一撃はまず間違いなく陸で潜んでいる千葉君と速水さんの狙撃になることでしょう。まぁその二人が潜んでいる場所は把握しているわけですから、そちらの方にさえ注意していれば問題ないーーー
(……いや、違う‼︎ そもそも匂いで場所を把握されることは彼らも理解している‼︎)
だからこそ吉井君は私の脱皮した皮で匂いを誤魔化していたんですから。なのに最後の決め手と思われる千葉君と速水さんの匂いを放置するなどあり得ない。
ということは陸から漂っている二人の匂いは私の警戒を引き付けるフェイクーーー
私の中で最大級の警鐘が鳴り響く。
自身の直感の赴くままに振り向いたその時、既に私の眼前まで二つの対先生弾が迫っていました。
彼らの計略に気付くのが明らかに遅すぎた。この弾丸を躱すことは今の私には不可能……完全に嵌められました。ほんの四ヶ月前までただの中学生だった彼らが、よくぞここまでーーー
★
〜side 明久〜
殺せんせーを千葉君と速水さんの狙撃ポイントへと何とかバレずに誘導した直後、狙撃と同時に殺せんせーの身体が閃光とともに爆発して僕らの目の前から姿を消した。
「おわぁっ⁉︎」
その爆発によって僕だけじゃなくて周りにいたE組の皆も海へと吹き飛ばされる。海に囲まれた小屋だったから幸い怪我はなかったが、殺せんせーの暗殺で直接的な被害を受けたことなんて一度もなかったのに……今までの暗殺とは明らかに違う殺った手応えがある。これは……本当に今度こそ殺ったか⁉︎
「油断するな‼︎ 奴には再生能力もある‼︎ 片岡さんが中心になって水面を見張れ‼︎」
「はい‼︎」
暗殺計画が終わって気が抜けそうだった僕らは、烏間先生の指示に従って改めて周囲を警戒する。しかし今のところ何処を見ても殺せんせーの姿は見当たらない。
水圧の檻と対先生弾による弾幕の檻、それらを中間テストの際に見せた竜巻で吹き飛ばされないようにするためにもナイフで斬り掛かり続けていたんだ。何処にも逃げ場はなかったはず。
「あっ」
と、周囲を警戒していた僕らの耳に倉橋さんの何かに反応した声が聞こえてきた。
そちらを向くと倉橋さんの前の水面から気泡が浮き出ている。まさか……殺せんせー?やっぱり生きていたのか?
僕らは浮き出る気泡に向けて銃を構える。僕はナイフだけど、殺せんせーが出てきたら即座に攻撃開始だ。
気泡はどんどん大きくなっていき、いよいよ水面が盛り上がり始めた次の瞬間ーーー
殺せんせーの顔が入った透明とオレンジの変な球体が浮かび上がってきた。何アレ?
「これぞ先生の奥の手中の奥の手、完全防御形態です‼︎」
浮かび上がってきた殺せんせーを見て僕らが呆けていると、先生は自慢気に自身を覆っている球体について語り始める。
「外側の透明な部分は、高密度に凝縮されたエネルギーの結晶体です。肉体を思い切り小さく縮め、その分だけ余分になったエネルギーで肉体の周囲をガッチリ固める。この形態になった先生は
あらゆる攻撃を無効化する完全防御形態……なんだその中二病の妄想が具現化したみたいなチート性能は。文字通りの無敵じゃないか。そんなの殺しようがない。
そう思ったのは僕だけじゃなかったようで、近くにいた矢田さんが困ったように言葉を漏らす。
「そんな……じゃ、ずっとその形態でいたら殺せないじゃん」
「ところがそう上手くは行きません。このエネルギー結晶は二十四時間ほどで自然崩壊します。その瞬間に先生は肉体を膨らませ、エネルギーを吸収して元の身体に戻るわけです。裏を返せば結晶が崩壊するまでの二十四時間、先生は全く身動きが取れません」
完全防御形態になってしまった全く身動きが取れない……つまり自分の意思でエネルギー結晶を解除することは出来ないということだ。……それって僕らにとっても結構なチャンスじゃない?
「これには様々なリスクを伴います。最も恐れるのは、その間に高速ロケットに詰め込まれて遥か遠くの宇宙空間に捨てられることですが……その点は抜かりなく調べ済みです。二十四時間以内にそれが可能なロケットは今世界の何処にもない」
だがそんな弱点は殺せんせーも織り込み済みで今回の暗殺に臨んでいたらしい。先生にまだ脱皮以外の奥の手があることは知っていたが、ノーモーションであの形態に移行されてはナイフで斬り掛かり続けても阻止できないだろう。これは僕らの完敗だ。
殺せんせーの説明を聞き終えた寺坂君がレンチを持って先生へと近づいていく。
「チッ、何が無敵だよ。何とかすりゃ壊せんだろ、こんなもん」
そう言いながら手にした殺せんせーをレンチで殴るが、先生を守るエネルギー結晶はビクともしない。ってか寺坂君はなんでレンチなんか持ってるんだ?
「ヌルフフフフ、無駄ですねぇ。核爆弾でも傷一つ付きませんよ」
当然ながら殺せんせーは余裕である。そりゃまぁ無敵なんだから慌てようがないよね。でも態度が余裕すぎて普段以上にムカつく。
「そっか〜、弱点ないんじゃ打つ手ないね」
「そうだな、俺達にはどうしようもないな」
そこでカルマ君と雄二が諦めの言葉を吐きながら寺坂君へ殺せんせーを渡すように指示してきた。ただしその表情は全くと言っていいほど諦めたって感じじゃない。
寺坂君から投げられた殺せんせーを受け取ったカルマ君と、殺せんせーに向けて自分の携帯画面を向ける雄二。いったい何かと遠目に画面を覗き見ると、そこには今回の暗殺のために編集した【三年E組が送る とある教師の生態】が流されていた。
「にゅやーッ‼︎ やめてーッ、手がないから顔も覆えないんです‼︎」
「ごめんごめん。じゃ、取り敢えず至近距離で固定してと……」
「これは暗殺の都合上、カットした未公開映像なんだから存分に楽しめよ」
「一時間も流しておいてまだ未公開映像があるんですか⁉︎」
殺せんせーは秘蔵映像があることに驚いているものの、寧ろ先生の痴態が一時間の映像に収まるわけないじゃないか。もっと自分の行動を省みないと。
完全防御形態によって物理攻撃を無効化する殺せんせーに対し、二人の精神攻撃……っていうか嫌がらせはまだ終わらない。
「そこで拾ったウミウシもひっ付けとくね。あと誰か不潔なオッサン見つけてきてー。これパンツの中に捩じ込むから」
「その辺の岩場でフナムシも探してこようぜ。大量に捕まえてその中に先生を沈めてやろう」
「ふんにゅああああッ‼︎ 助けてーッ‼︎」
うん、こういう時のカルマ君と雄二は活き活きしてるよね。身動きが取れないってことは弄り放題ってことだし。
二人の嫌がらせがエスカレートする前に烏間先生が殺せんせーを取り上げてビニール袋へと入れる。
「……取り敢えず皆は解散だ。上層部とコイツの処分法を検討する」
「ヌルフフフフ、対先生物質のプールの中にでも閉じ込めますか?無駄ですよ。その場合はエネルギーの一部を爆散させて、さっきのように爆風で周囲を吹き飛ばしてしまいますから」
殺せんせーの言葉に烏間先生は苦虫を噛み潰したような表情を隠せずにいた。完全防御形態のエネルギー結晶が崩壊した直後を狙おうにも、崩壊したエネルギーを自在に操れるのであれば身体が戻った瞬間も対応されてしまう。厄介なものだ。
「ですが皆さんは誇って良い。世界中の軍隊でも先生を
そう言って殺せんせーは烏間先生に連れていかれてしまった。残された僕らは一先ず海から上がることにする。
殺せんせーはいつものように僕らの暗殺を褒めてくれたけど、その評価とは裏腹に僕らの落胆は隠せなかった。かつてなく大掛かりな、それでいて全員での渾身の一撃を外したショック。皆が落ち込むのは無理もない。
そうして僕らは異常な疲労感とともにホテルへの帰途に着いたのだった。
次話 本編
〜異変の時間〜
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渚「これで“決行の時間”は終わりだね。皆は楽しめたかな?」
雄二「まぁ色々と原作と違う策を講じてはみたが、やっぱ完全防御形態の情報なしに今回の暗殺成功は無理だろ」
土屋「…………(コクコク)」
渚「それにしても坂本君、四月からずっと殺せんせーの脱皮した皮を持ってたの?」
雄二「おう、殺せんせーの弱点探しに全部使う必要はなかったからな。何かに使えるだろうと保管しておいた」
土屋「…………物持ちが良い」
渚「良過ぎる気もするけどね。じゃあ船で坂本君が脱皮した皮を欲しがったのは……」
雄二「もう脱皮した皮がないって印象を与えるためだ。殺せんせーが暗殺でどこまで想定しているか分からなかったしよ」
土屋「…………アレは雄二の機転」
渚「そうだよね。だって殺せんせーが脱皮するなんて事前には分からないし」
雄二「その他の原作との違いは明久とムッツリーニがナイフを使ったくらいか。俺と秀吉は射撃と放水に参加してたからな」
渚「二人のナイフ捌きは本当に凄かったよ。だって示し合わせもなくナイフを投げてそれを掴み取るんだもん」
土屋「…………殺せんせーの動きに合わせてナイフを投擲することで意思の疎通を省いた」
雄二「要するに殺せんせーへ攻撃するポイントとタイミングをシンクロさせたってわけだ。互いの力量を把握していないと出来ない芸当だろ」
渚「それを南の島の暗殺までに仕上げてくる辺り、二人とも流石だよね」
土屋「…………明久の方が難易度は遥かに高い」
雄二「そりゃナイフで斬り掛かりながらナイフを投げて取って周囲の弾道も把握しなきゃならんわけだからな。はっきり言ってE組の中でも明久以外には無理だ」
渚「確かに僕もそうだと思うけど……珍しいね。坂本君が吉井君をベタ褒めするなんて」
雄二「俺だってきちんと正当な評価はするぞ。普段のアイツに褒める要素がないんだよ」
渚「あはは……でも暗殺は失敗に終わっちゃったけど、ある意味では南の島はこれからが本番だよ?」
土屋「…………分かっている」
雄二「まぁ結局のところ俺達は出来ることをやるだけだ」
渚「うん、頑張っていこう。それじゃあ次回の話も楽しみにして待っててね‼︎」
カルマ「そう、坂本の言う通り俺は俺に出来ることをやるだけだ(大量のフナムシが入った袋を持ちながら)」
殺せんせー「少なくとも私をその袋に入れることはやらなくていいと思います‼︎」