「日常にひとさじの魔法を」第一章あとがき的なサムシング

ドーモ、皆=サン。ガチ百合ホモです。汚い書き出しでセンセンシャル!!

「魔法と過ごす日常」改め「日常にひとさじの魔法を」の第一章が終了致しましたので、あとがき的なものをば。本当は小説のあとがきを使えばいいんでしょうが、あっちは設定だの人物紹介だのに当ててますので。

あらすじにもある通り、当作品は「異能だからと言ってバトルに直結するわけではない」「異能だからと言ってファンタジー物とは限らない」という考えの下に書き始めました。
昨今のライトノベルによくある(偏見)「異世界」「異能」「バトル」の三点セットのうち、異能だけを切り取った形になります。
私は異能や魔法が出て来る作品を見ると常々「戦闘以外の使い道もあるんじゃねえかなぁ」という疑問を抱いています。これらの能力は戦闘ありきで描かれることが多いように感じます。私がそう感じるだけかもしれませんが。
もちろん超常の能力を考えた場合、戦いに使うのが一番分かりやすくて派手だとは思います。ですが世界は戦いだけで成り立っているわけではなく、戦っているだけで生きられるわけでもありません。ご飯食べなきゃ死にます。
当作品は「異能はあくまで異能である」ということを明示するため、バトルと直接結びつけることは避け、日常物(もどき)として描いています(バトル展開が発生しないとは言ってない)。
そして日常を描くに当たり、一般的な日本人が最も想像しやすいものと言えば、どう考えても日本人の日常生活でしょう。このため、異世界要素も排除されることになります(考えるのが面倒ともいう)。
結果、「現代に異能の要素だけが詰め込まれた平和な世界観」という誰得な舞台が出来上がりました。

さて、当作品はそんな世界に生きる高校生たちの生活を描く物語です。何か世界を変革せしめるような能力を持っているわけではなく、エリートでも落ちこぼれでもない、ごく普通の高校生です。
一応主人公は「本人にも制御しきれない強力な"触手"」という普通ではない魔法を持っていますが、それでも世間的に見れば何処にでもいる高校生男子です。"触手"で特別すごいことが出来るわけじゃないんだから。
「異能が普通にある世界で、その世界的に見れば普通を逸しない高校生たちが成長していくさまを描く」という物語です。これまた誰得ストーリーです。でもしょうがない、私がそういう作品を書きたいんだから。
彼らとともに「異能のある世界」を体験し、ともに発見をし、ともに驚きを感じたいのです。この「共有」こそが、私の執筆活動の根底にあるものです。多分。
当作品に興味を持っていただいた皆様には、是非彼らとともに彼らの世界を体験していただければと思います。

まだ一章が終わっただけなので、あまり書けることがありませんね。
今後も登場キャラクターが増え、ますます世界は広がります。どうぞお楽しみに。



まあこっちは一旦置いておいて、そろそろ「ヤハタさん」の方の番外編の執筆でも進めようかなと思ってますが。お楽しみにとか言った舌の根の乾かないうちにセンセンシャル!!


日時:2016年09月24日(土) 18:12

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