場面転換、或いは視点の変更についての書き分け。

あまりにも絵や文章を描いたり噺を構成する時間がないので、生存報告を兼ねつつ、己の構文について頭を使わず軽く書き下そうかと思います。

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さて、多くの作者様方が悩まれるであろう"場面転換や視点変更の書き分け"についてですが、ぶっちゃけ書き分けなんてしなくても、ずっと三人称による神の視点で文字を踊らせつつ「一方その頃！」とか付け足しておけばなんとかなります。

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[ヒロイン名]は肉壁を貫いた己の腕を力任せに振り払い、無理矢理に死肉の拘束から脱した。
弾ける異臭と血潮にうんざりと肩を竦め、うろんな瞳で闇を見据えて脚を進める。
最中に踏み抜かれた死肉がガスを噴き、生暖かい液体をドロリと吐いた。
一方その頃！[主人公名]は炬燵に身を埋めて、片手でミカンを剥きつつもう一方の手で己の鼻をほじりながら、正月の特番を垂れ流す液晶テレビを眺めゲラゲラと笑っていた。
ほじった垢を指先で丸めて、豪快な放屁と共に明後日の方へと弾く。
開いた肛門がガスを噴き、生暖かい液体もドロリと吐いた。

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みたいなね。
文章の中身については深く考えてはいけません。
決して正月にまともに休めなかった筆者が、寝正月なんてものに私怨を抱いていたりなんてしません。
寝正月した人の腹の中で暴れたいとか思っていません。
なにも特別な書き方などせずとも、前述の通りに神の視点のまま確りと場面転換が出来ています。
やっぱり「一方その頃！」君の利便性を…最高やな。

しかし文章間に記号や空白が無いと、一見しただけであったり、読み返す際に一行飛んでしまったりした際に
区切りを付けられず面倒です。
そこで多くの方は「◆◇◆」ですとか、「～～～」といった様に区切りの線を敷きます。
僕などはこの区切りの文字数を「どうすっぺ？」と大変頭を悩ませます。
投稿先の書式に依っては区切りの様に見えず、文字数を増やす事で目立つ様に目論んでも、多過ぎればそれはそれでうっおとしいし、閲覧するデバイスに依っても構成が違って見える為、区切りの記号を打ち込んだ行が二行にまで改行されてしまったりとやや手間です。

しかし、此方の『ハーメルン』様では"特殊タグ"が使えるでは、あ～りませんか！(あと数年で和暦を2世代跨ぐ程の古典ネタ)
"特殊タグ"の詳細については、ご覧のページ下部にございます「取扱説明書」のリンクをご確認下さい。

『HTML』に近い構文で、文章を様々な書式に変換する事が出来るこの"特殊タグ"
簡単に言いますと、先程から此方の文中に度々現れている記号等が、閲覧するデバイスがpcであれモバイル端末であれ、文字を中央に揃える事が出来るのです。
他にも様々な文章効果を付けられますので、是非是非「取扱説明書」を御利用下さい。
中央揃えに依って何が出来るかを、先程の例文の様に示しますと…

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ゴポゴポと音をたてて熱湯を湛えた湯沸かし、スラリと鈍い光を反射する刃物、各所に焼けた痕がありくすんだ光を返す天板など、無数の器具に囲まれた男が手を擦り合わせて我慢ならぬと何かを始めようとしていた。
天板に広げた幾つかの小袋と特殊な器。
その内から、男が手に取ったのは無数の文字が表面に躍る小袋ではなく、異様に軽くそして壊れやすい器。
その特殊な器に記された、儀式の行程を読み上げる。

《center》①フタを中程まで開きます。《/center》
《center》②かやくを入れ下線まで熱湯を注ぎます。《/center》
《center》③フタを閉じ、３分後にお召し上がり下さい。《/center》

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…といった様に、ただカップ麺の作り方を箇条書きにして中央に揃えるだけで、怪しげな詠唱文のようになります。
活動報告では変換されませんので、気になった方は小説の方でお試し下さい。
僕はこの中央揃えの特殊タグを用いて、
・場面転換や視点変更のなされた部分に「◆◇◆」
・時間が飛んだ部分には「ｰｰｰｰｰ」
等を置いて、区切りをわかりやすくしております。
なんともスマートに見えるんだコレがまた。

皆さんも作品の雰囲気を作り込む際などに、是非特殊タグを用いてみては？
仕事で眠れぬ下品な牛乳でした。

日時：2017年01月14日(土) 03:52