八五話であー書いてはみたものの

実際、そうではない事もあるという実話です。
それは宮崎駿とその息子、吾朗のお話。


吾郎は幼いときから絵は好きだったが、駿に絵を見られると「糞みたいな絵だ。俺ならこう描く」と
ボロクソに言われていた。
母親からは「お願いだから、あの基地外のようにはならないでくれ」と泣きながら言われていたという。

若き駿がゲド戦記の原作者にアニメ化させてほしいと手紙を何通も送るが
「常識的に考えて日本のアニメにゲド戦記作るのは無理だろ」と断られる。
が、ジブリアニメが海外でも有名になると原作者が「正直スマンカッタ。ジブリ、アニメ化してくれ」と
連絡する。
しかし駿は「もはや今の俺では主人公の気持ちがわからんと断る。
既にジブリは仕事を受けていたためなんとか監督を探そうとするも「駿がウザいから」(口と手を出すから)と
見つからなかった。
鈴木プロデューサーは仕方ないので吾郎をノセて監督にすることにした。

鈴木曰く「吾郎に監督の才能は別にないが、駿にどんなにクソみそに言われてもへこたれない才能はある」
当時から、駿は監督候補を潰したり流出させるような行為をしていた

吾郎起用に駿は猛反発、「あんなカスみたいな奴に監督なんてさせられるか」と激怒。
鈴木は「じゃあお前やれよ」というも「俺はやらん」の一点張り。
二人が会うと険悪な空気になるので「先に気づいたほうが道を引き返す」
「一緒の部屋には絶対に入らないこと」というルールが作られる。

ゲド戦記原作者に鈴木と宮崎息子が了解を得ようとアメリカに行こうとすると、
駿は「本気でやるつもりか」と激怒。
鈴木は「じゃあ、あんたが(監督として)行ってくれよ」というと「監督はやらん」と言うもなぜかついてくる

原作者に会うも「なんで息子?」となかなかOKをだしてくれない。
鈴木が説得に四苦八苦しているところに、駿は「こんなやつにやらせちゃダメっすよねw」と茶々を入れる。
原作者が「あなたはやってくれんのか?」というも「俺はやらん」と否定。

鈴木は「ジブリスタッフ一丸となって吾郎をサポートしますから」と推していく。
吾郎がゲド戦記の設定画を見せる。これは映画のポスターと同じ。
建築科卒のため、絵はそこそこ描けた。

すると、駿が「読み込み浅っ!原作をちゃんと読んだらこうはかかないはず!
原作者さん、俺の描いた設定画見てくれよ!」と、スケッチブックを何冊も取り出す。
「監督やりたいわけではないの?」と再び聞くも「監督はやらん」とキッパリ

原作者もなかなかに芯が強く一日中話し合うも許可が下りず、原作者の息子が
「まぁ、夜も遅いことですし、ご飯でも食べませんか?」と仲裁。

結局、その日は了承を得なかったものの原作者の息子が間を取り持ってくれて許可がおりる。
鈴木曰く、「天才はアレだが、天才の子どもは人間が出来てると痛感した」


日時:2017年01月27日(金) 13:47

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