ARIASS随想その2

最近はアリシアさんに焦点をしぼった、『ビフォア・ゴールド』という作品に取り組んでいるのですが、書いている時に気になったポイントが一つあります。

アリシアさんの癖を、ファンの方は覚えているでしょう。彼女はよく「うふふ」と微笑みます。

さて、この「うふふ」を、小説ではどうやって表現するのが適当だったでしょう?
わたしはすでに第一話にうふふを括弧(=「」)に入れて書来ましたが、顧みると、そうしたのはいささか失敗だったように思えます。
下に引用して見てみましょう。

"先輩は思わず「うふふ」と上機嫌そうな笑いがこぼれた。"

どうでしょうか? 渋面で唸ってしまうような感じはないでしょうか?

ぶっちゃけますが、うふふを括弧に入れると、何だか間抜けに見えます。小説にあまり相応しくない効果音表現と大差なく思えます。

たぶん、笑い声をそのまま文字にしてしまうというのは、創意工夫のない、いかにも簡便単純な変換であり、そのために、幼稚な印象を与えてしまうのでしょう。とはいえ、どうすればよかったのかは、作者には分かりません。最善を解明したり思い付くのは、今の作者にとっては、難題です。

後、ついでにご報告申し上げますが、現在執筆中の『ビフォア・ゴールド』は、第八話で終わる予定です。読者のみならず、作者も、思うところのある、粗削りな作品ですが、作者自身の感想は、全て書き上げた後に、活動報告で述べたいと思います。

以上!


日時:2017年04月28日(金) 18:36

<< ARIASS随想 ARIASS省察 >>

▼コメントを書く

返信コメント

Yuki_Mar12

アリシアさんの癖で、彼女の特徴をくっきり表すものなので、出来るだけ精密に、アニメと自分の思いの通りに表現したいのですが、どうしても乖離が生じてしまうんですよね。
書き過ぎはたしかによくないですし、そうなると、あまり拘泥せずさらっと書くのがよいのかも知れませんね。


日時:2017年05月01日(月) 20:53

シャンティ・ナガル

くすくすとかにこにことか、色々書き方がありますね。単純に微笑んだだけでもいいし。あんまりわちゃわちゃ書くのも……
頬に浮かべる、唇を綻ばす、滲む、緩む。俺なら括弧無しでうふふで表現します。アリシアとは違いますが、俺も藤原はづきを書いてますんで気持ちは分かります。

言うほど感情はこもってないと思うんですが、ほわんとした空気を出すのは癖一つ書き方次第ですよね。あんまり書き過ぎてもいけないと思いますし。
まぁ、そこまで感じ方に違いはないような気もしますw


日時:2017年04月30日(日) 02:03



返信

    現在:0文字 10~1000文字