「自己投影」と「感情移入」そしてお気に入りキャラの優遇など

自己投影はかなりメジャーな言葉であり感情移入も割りと聞きます。
ですが前者は強く忌み嫌われやすい。 なぜならメアリー・スー化しやすい要素で作品の展開がおかしくなりキャラも踏み台にされてしまう。 後者の感情移入は似てるようで違う。

自己投影してしまえば、書き手の望んだ展開や結果を求めてしまい独りよがりになってしまう。 二次SSの世界ではオリ主がそれを表している。 感情移入はどちらかというと相手に対する同情の部分が強い。

そして本題ともいえるお気に入りキャラの優遇。 書き手なら間違いなくでる部分。 だが、失敗して作品をおかしくする負の面もある。

商業でいうなら負の面ならコードギアスの扇である。 彼はR2でゼロことルルーシュを敵であるシュナイゼル売り渡し、最終的に何の罰もなくヴィレッタと結婚し首相になり、そのやり方からファンに嫌われ二次でも蛇蝎のごとくアンチされている。  彼がああなったのはプロデューサーのお気に入りだからである。
逆に嫌われておらず、書き手のお気に入りキャラで評価されているのは幽遊白書の幻海である。 恐らく幻海の場合は
1主人公やその陣営の導き手
2物語を進ませるための作者の代弁者的存在
3立場がハッキリしており頼りになり、周囲に献身している。
これらがあると思われる。 扇の場合はルルーシュを裏切り美味しい思いするという負の面が強すぎた。 正直あのシュナイゼルとの密談はルルーシュと話し合う道を選べば、扇のキャラがハッキリしお人よしで能力は微妙だが主人公勢である「黒の騎士団」の連携を高めさせ、最終的にルルーシュも団員達と本格的な信頼を築き「仲間」と呼べる関係を築かせるきっかけになれたのだはないかと残念である。 未プレイだがスパロボZのIFルートではまさにそれだが・・・。  確かナナリー主人公の漫画版でも割りと良識的・・・。
お気に入りキャラとは如何に周囲へ貢献できるかが重要ともいえる。

次に優遇で書き手の露骨な贔屓も問題だが、それだけではなく要はキャラ設定からして問題ある奴に籠愛を与えなければまだ不快感を買うことはないというか、例えばSAOのシリカやリーファやユウキやシンフォギアの響やテイルズシリーズのミントやコレットやフレンやエレノアやDBの未来トランクス辺りの嫌味のないキャラを過度に優遇すれば、それはそれで面白みに欠けるしそこそこ叩かれはするかもしれないが、オリ主よりは嫌われないだろう。
オリ主は「短所」の一言じゃ片付けられないレベルの言動や行動をしでかした上でのマンセーだから書き手については、別に良い子ばっかり作れとは言わないが、せめて読者が看過出来る程度の欠点に抑えるべき。


日時:2017年08月19日(土) 19:53

<< 説教が何故SEKKYOUになり、SEKKYOUが見苦しいのか? 神様転生に対する疑問 >>

▼コメントを書く

返信コメント

ザ・パンダ

シップスさん、返答ありがとうございます。
ゲーム版は未プレイですが、やはりこういう負の面が強いキャラを一方的な優遇はダメなんでしょう・・・・・・。 アニメ版は、どうしてこうしなかった(泣)
個人的にはテイルズでいうならスタンやフレンやアスベルみたいな正統派か女性キャラならミントかコレットかレイアかアリーシャかエレノアみたなタイプを優遇するならと思う。  自己投影は頼むから負の面が強いじゃなく正統派系ならまだ・・・・・・。


日時:2018年05月15日(火) 20:01

シップス

キャラの優遇不遇と言うと、私は「ゲーム版」のテイルズオブゼスティリアを思い出しますね。
あの作品では設定の割に露骨過ぎる程優遇されたロゼと、あからさまに不遇な扱いをゲーム内・リアル両方で受けたアリーシャの待遇の差が大きな問題になっていました(まぁそれ以外にも炎上した理由はあるが)
理由としては様々ありますが、扇の場合と同じく負の側面が濃いキャラ性なのに何故か美味しい思いをしている・プロデューサーのお気に入りだったってのが共通しているんですよね。
「アニメ版」ではこの辺が平等化されてて、2人のキャラの掘り下げや能力面での格差が無くなり、真の意味でダブルヒロインとして上手く描写する事に成功してるから、やはりキャラの表現の仕方1つで良くも悪くもなってしまうんだなと思いましたね。

オリ主は……取り敢えず露骨な自己投影するのを極力避けろとしか(白目)


日時:2018年05月12日(土) 16:31

ザ・パンダ

皆様、返答ありがとうございます。

紅卵 由己さん、返答ありがとうございます。 ま、まあ失敗に自分の失敗に気付けるのは簡単な様で難しいので・・・。 やはりIFルートはいいですね。 ユフィはある意味スパロボ補正の恩恵が大きいですね。
主人公だとやはりその視点で描かれるから出番も多いから、出番や活躍や台詞が多くなるのは仕方ないです。 真の仲間はゲーム版は未プレイですが、アニメ版だと・・・どうしてこうならなかった。 やはり気遣いも必要。

スーパーかみさん、返答ありがとうございます。 扇はナナリー主人公の漫画版だと良くなってますからね。 扇は途中から急におかしくなったってイメージ持てますが、オリ主はダメだ。 マイナスイメージしかない。

トンガリさん、返答ありがとうございます。 黒の騎士団はまあ、まともな信頼関係を築こうとしなかったルルーシュにも問題ありますが、扇のあの行動は・・・フォローが難しい。
そもそも相手をsageないと自分をageれないオリ主って中身がないも同然では・・・。


日時:2017年08月24日(木) 19:34

スーパーかみ

扇か……。
あの人、他の声優から嫌われているだけじゃなく、担当声優からも「フォローしきれない」とか言われちゃってますからねぇ……。
自分は、扇を嫌いにはなれないんだよなぁ……。
あの人、性格は本当にいい人だし。
扇は、地雷オリ主とは少し違うんじゃ無いかなと思う。
個人的にですが……。
地雷オリ主は、最初から最後まで性格が糞で、しかもageばっかりで原作キャラは改悪してsageまくるしな。
てか、余計な事ばかりするし……。


日時:2017年08月21日(月) 19:06

紅卵 由己

 昔「自己投影」どころか「主人公は作者」的なことを記述した上での物語を書いていたので凄まじくクリティカルヒットでござるの巻。もう数年ぐらい前からとっくにそういうのは卒業したけど余裕の黒歴史よぉ!! ……ただまぁ、その頃でも流石にアンチ型オリ主の話よりはマシな話を書いていた自信がありますが。
 ギアスR2の扇はなぁ……アレばっかりは第二次スパロボZ再世篇のIFルートことが本来ロボット物的にも辿るべき展開だったと思います。ユフィ生存に関してはご都合が過ぎるようにも思えますが、まぁガンダムOOと世界観がクロスしている以上は『再生治療』の存在があるわけですし……ああいう救いがあっても良いとは思います。

<<優遇で書き手の露骨な贔屓

 うーん……これは自分自身書いていると難しいところでもありますね。『出番の多さ』『活躍の多さ』『台詞の多さ』……物語の筋書き上、その話ではそのキャラをメインにするって感じのことは普通にあるわけですし。
 何をもって優遇とするのか、何をもって不遇とするのか。
 オリ主の事が議題に上がっている以上、何でも誰からも『褒め』られてちやほやされたり、発言に対しての反論が無かったりとかいう過去に仰っていたやつの事を『露骨な』優遇だと言っているのだと思いますが……そうですね、テイルズシリーズのことを例に上げてますが、『ゲーム版の』ゼスティリアの真の仲間さんとかがマンセーとか含めてオリ主染みてるような気がしないでもない。彼女はアニメことザクロスで良いキャラになりましたね……(ほっこり)。
 まぁ、周囲に対する貢献度は重要ですよね……ただまぁ、そもそも貢献するための行動能力にしろ、その立場に対する制限とかの有無によっては『あの場面では貢献出来なくとも仕方がない』って事にもなりそうですが。作中でもチートクラスの力を持ってるキャラとかはその筆頭ですかね。戦ったら周りに対する被害が広がるとか、そういうの。

 ……そういった制限の上で出来る事をやってくれる人ってのはやっぱり頼りになりますよね。
 

 


日時:2017年08月20日(日) 00:39



返信

    現在:0文字 10~1000文字