落第騎士の英雄譚 因果干渉系の能力についての考察

黒乃さんの『時間』を操る能力、あれ因果干渉系の能力だったんですね……
ずっと概念干渉系だと思ってました。やらかす前に気づけてよかった( ´Д`)y━・~~

確かに時間を巻き戻すって行為は因果を改竄するのと同じことですもんね。
言われてみれば月影総理の未来予知能力も因果干渉系でした。
時間にまつわる能力は軒並み因果干渉系に属するっぽいですね。

先述の通り『時間』という概念を操作してるのかと思ってた私からすると、ならば概念干渉系はどこまでが範囲なのかわからなくなったんですが、それはさておき。

因果干渉系同士の争いは能力の優劣で全てが決まるってのは有名な設定ですよね。
ただでさえ因果とかいう曖昧なモンを題材にしてんのに、さらに能力の優劣まで判断しなきゃいけないという二次創作者からすると鬼のようなこの設定。
ぼんやりとしか言われてないので考えてみることにします。

まず原作に登場するめぼしい因果干渉系の能力をピックアップします。

・新宮寺黒乃:『時間』の操作。擬似的に空間の操作すら可能。
・御祓泡沫:自分が起こせる事象の範囲で因果を改竄できる。
・天宮紫音:制限無しで因果を改竄できる(範囲が無いせいで逆に術者本人が制御出来ない)
・月影獏牙:主に過去視しか出来ない。時々未来視が出来る。
・エーデルワイス:いわゆるジャッジメントチェーンそのまんま。ただし相手の同意が無ければならない。

んで、現時点で原作が認めている優劣順は下記の通り。

月影>天宮>>>御祓

一応エーデルワイスも天宮より優秀と判定されてるっぽいですが、魔人の特性に依るところが大きいので除外しました。

うん……。全くわからん!

御祓と天宮はガチで完全な上下関係にあるので良いとして、なぜ月影の能力に負けているのか……。
優劣という意味じゃなくて、干渉する領域が違うからという意味なんでしょうか。
天宮は『現在』を司っていて、月影は『過去』と『未来』を司る。みたいな。
この仮定が正しいなら時間の逆行や停止の出来る黒乃さんも天宮に勝りそう。
エーデルワイスも『未来』に干渉しているから天宮の能力をレジストできたとも捉えられますね。

管轄が違うのに何でレジストできんだよってツッコミは無しの方向で……。

ただ天宮の能力って運Sに恥じないくらい規格外の能力なので、『過去』は無理でも『未来』なら操れそうな気もするんですよね……
というか「心臓麻痺が起こる」って『未来』を操作したって解釈も出来るので、実際に出来るのかもしれない。
が、仮に天宮が『未来』を操れるのだとしたら、彼は心の底から「幸せな未来」を願っていたはずですから、それが叶えられるはずですよね。
それが果たして「絶対に実現することのない因果」だから叶えられなかったのか、私が見当違いな考えをしているだけなのか……。
何にせよ天宮の運Sは本当に皮肉過ぎて心が痛い。

ともかく、こんな感じで因果干渉系は解釈次第でいくらでも見方を変えられるので、深く言及しないほうがお互いに幸せなのかもしれません。
ふわってそれらしいことを描写して「察して??」と圧力を掛けるのが懸命かと。
間違っても因果干渉系同士で競わせてはいけない。未開の坩堝が口を開けて待っていることでしょう。

落第騎士に関わらず、オリ主に因果干渉系の能力を持たせるとかは十分にご注意を……。


日時:2017年11月15日(水) 01:04

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返信コメント

パトラック

「お前は必ず何処かの誰かに論破あるいは救済されるからそれまで辛くても生きるんやで」という女神のお節介なんじゃないかと思いました。


日時:2017年11月24日(金) 23:14



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