セドリック殿下に対する考察という名の妄想

Ⅲで豹変してセドカスだのとボロカスに言われているセドリック殿下ですが
何故Ⅰではアレ程にオリビエを慕っていた彼が豹変したのかですが、自分は本人も無意識の内に抱いていた
オリビエへのコンプレックスが原因ではないかと思っています。

Ⅰの頃から彼はオズボーンの強さに憧れる一方で自分が男らしくない事にコンプレックスを抱いているような描写が在りました。それと同時に兄であるオリビエへの尊敬と「兄に劣っている」自分が皇帝になる資格が本当にあるのかどうかといった悩みですね。
で、ここでオリビエという男なんですが彼、かなりの完璧超人と言っていいです。
武勇に置いても結社の執行者とやりあえる位に強くて、政治でも20代という若さでありながら卓越した識見を持っています。それでいて芸術分野への造詣も深く、性格も気さくな三枚目とそういう才人に在りがちな傲慢なところとかも全然ありません。
オズボーンが怪物すぎて良いようにやられている印象が強いですけど、正直能力だけで言えばルーファスに負けず劣らずのチートだと思います。
彼がルーファスに比べて活躍できないのは偏に皇位継承権を持たない皇族という権威はあっても権力を有していない立場だからです。
だからこそ、そんな優れた兄にセドリック殿下は内心でコンプレックスを抱いていたのではないでしょうか?
これでオリビエが皇太子だったら素直に弟として兄を尊敬して終われたでしょう。
ですが諸々の事情により皇太子はセドリックの方です、彼はそんな優秀で尊敬する兄オリビエよりも自分の方が父の後継者に相応しい事を示さねばならないのです。

で、おそらく直接的な契機となった内戦ですがこの時もオリビエとアルフィン殿下、セドリック殿下の二人の兄と姉はまさに皇族としての責務を見事全うしていたのに対してセドリック殿下は何も出来ませんでした。
カイエン公に囚われて、テスタロッサを呼び起こすための道具として扱われて結果その手で自分を救出に来てくれたクロウを殺す事となってしまいました。
これをショックに思っている事はⅢで本人自身が言っています。そして思ったことでしょう、皇族としての責務を果たした兄と姉に比べて自分はなんと不甲斐ない事だろう、こんな自分が皇太子で本当に良いのだろうかと。

こういった理由からセドリック殿下は力を求め、まさに男子の憧れとも言える鋼の意志と強さを持ったオズボーンの子となることを選んだのではないかなぁと思っております。


日時:2018年02月17日(土) 18:35

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さらにそこに呪いの影響も入る感じですかね、やはり4で今までの伏線がもろもろ明かされると思うので4が待ち遠しいですね。

あと第2分校のモブ生徒でプレイ可能になるキャラはいるかな?


日時:2018年02月17日(土) 19:17



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