その激情、子供マジ泣き「ドぎついピンクスナイパー」 の設定メモ

『恋愛』コミュ

愛したい。でも、愛されたくない矛盾を抱いて(ペルソナ倶楽部P3)


セリフ一部

イオの頃
「でも、聞いてくれてありがと。誰かに話したかったんだ、ずっと」
「ノゾかないでよ……」
「私は逃げない。母さんみたいにはならない……絶対……」
「かわいそうとかやめてよッ!!」

イシスの頃
「会いたい会いたいの! 理屈なんてないの!」
「いつかは納得したり、忘れたり、そういう風になれるっていうの? そんなわけないでしょ!」



〇岳羽ゆかり

所属:普通科
学年:2年F組
生年月日:1992.10.19
血液型:B型
星座:天秤座
身長:159cm
体重:書くかっつの。
部活動:弓道部
担任:鳥海いさ子

ペルソナ:〝イオ〟(←牛なんだけど!)
アルカナ:『恋愛』
好きな食べ物:いちご大福(ゼッタイ白あん派)
好きな香水:♡ALLURE♡

好みのタイプ(本人談):
・背が高い
・落ち着きと気配り
・自然な優しさ(←大事)
・ふたりっきりで鹿の出そうな山奥とか、温泉とかがデートの希望先

〇プレゼントデータ
(男性からの場合)
バラの花束:10
ガラスの一輪挿し:10
テディベア:10
フロスト人形:10
香水:50
ブランド物の財布:50
ブランド物の時計:50
ブランド物のバッグ:50

(女性からの場合)
トリュフチョコ:10
スィートポテト:10
さくさくクッキー:10
和布のストラップ:10
ウサギのあみぐるみ:10
フェルトのバッグ:10
テディベア:10
フロスト人形:10
バナナカップケーキ:50
手編みのマフラー:50


男からはブランド物、女からは手作りの品をもらうと喜ぶのは、父親への世間の評価、母親からの愛情を求めているから(と勝手に妄想)
手編みのマフラーは首のハートチョーカーの上に巻く、バナナカップケーキはハム子さんのアレンジが入ったお菓子





1992年に研究者の父親・岳羽詠一朗と、桐条宗家に近い資産家育ちの母親・梨沙子の間に生まれる

10年前の事故当時は、小学1年生? エルゴ研の立ち上げは14年前からなので、物心ついたころには父親は仕事に忙しく(エルゴ研は4年でアイギスを完成)会える機会は少なかった
でも、お父さん子
気弱そうで物静かで、でも優しくていろいろ知っている父親が大好き
幼少期のゆかりは母親の関係で桐条グループ関係の催しなどに出席しており(ドラマCD)、その際に美鶴との面識がある
この頃のゆかりは、「お父さんが生き物の研究してるから(蛇くらい)平気」だった

10年前の事故をきっかけに生活が一変。事故の首謀者とされた詠一朗への世間からの非難はすさまじかったらしい
それは岳羽家と特に関係のない大人の男性で、アレな性格の理事長が()()()()()()()()()()「人が鬼のように見えた」と証言するくらいのもの(ゲーム7月前半ラウンジ)
この事故による被害者は多く、事故現場近くの港区住民に言えば今でも「ああ、あの時の……」(ドラマCD:伏見千尋)と濁した返事が来る模様
時任亜夜の弟もこの事故で死亡している
報道されない部分でどれほどのことがあったのかについては、詳しく語られていない
ゆかりもほとんど話さない
〝大事件を引き起こした犯罪者〟の家族への世間からの風当たりは強く、それから逃れ続けてあちらこちらを転々とし、一時期は京都にも住んでいた


(ここからP3←N作中での設定が混ざる)


ゆかりの信じている〝優しいお父さん〟のイメージと、世間の人々から激しく非難される〝重大事故を招いた悪い研究者〟イメージの差異。周囲の人々からの対応の急で極端な変化を浴びせられた小学生が受けた精神的ショックがゆかりのペルソナ〝イオ〟の形成に影響している

母・梨沙子と桐条宗家は血縁的に近いらしく(名士会のなかでも特に〝様付け〟で呼ばれる家柄)、さらに子供の年齢も近いので(親の年齢も近い)、美鶴の父・桐条武治と梨沙子は従兄妹くらいの間柄で仲は良好
何事もなければ、ゆかりは美鶴お嬢様の〝御学友〟候補だった
(ゆかりが親元を離れて単身で月光館学園に行けた理由にもなる?)

子供のゆかりには知らされなかったが、梨沙子は詠一朗が遺した〝例の映像〟を見ている。このため、梨沙子は詠一朗が自分の欲望のために事故を起こしたのだと認識し、その後に身を持ち崩すきっかけに
(ドラマCD内で、桐条グループの役員や名士会メンバーは影時間やシャドウ、10年前の事故の原因について知っている描写があるので、宗家に近い家柄の生まれで詠一朗の妻でもある梨沙子が知らないとは考えづらい。というよりも、桐条鴻悦が研究に乗り出したタイミングと、詠一朗と梨沙子の結婚の時期がかなり近いのは……。梨沙子との結婚で世間に評価されないオカルトチックな研究をしていた詠一朗と、事業に成功し金と地位と名誉を手に入れても消えない虚無感を抱えていた鴻悦が親族として知り合った辺りがそもそもの始まり、か? 研究主任←四十代目)

母子の生活費は母の実家からずっと送られており、特に実家に連れ戻されたりなどもされていないが、
そこには桐条当主・武治の「詠一朗は実に有能な人物だった。その彼を見出して利用し、こんな事件にまで追いやってしまったのは我々グループだ……。詠一朗は……桐条に取り殺されたも同然だ」といった態度の影響が

事件の首謀者の妻として、後ろ指を指されながらの逃亡生活に耐えられなかったのか、梨沙子は身持ちを崩して男に逃げるようになる

その影響で、ゆかりは京都に居た頃には「私、前この辺に住んでたことあるんです。まだ誰にも言ったことなかったけど、私の母さん…父さんが死んでからいつも知らない男と一緒にいたんです。それが嫌でいっつもこの辺の川べりに1人で来てました……。だから私、せめて父さんを信じてないと普通でいられなかった」といった精神状態に。カップルで混み合う川べりに、死んだ目で佇むひとりぼっちの小学生の女の子。
この環境で育った普通の家庭にいる子供への憧れと嫉妬(4月の病院で両親のいないP3主への好意的な態度、父親のいる美鶴へのトゲトゲ)

ゆかりも母親が「再婚するのは許せなくもない」と思ってはいたが、次々と変わる家と、そこで出会う知らない男たちという環境が厳しく、友達もロクに作れない状況があって本人曰く

「心のどっかで〝私は私〟っていうか…なんか気付くと一歩引いてるの」

な他人と自分の境界線を引くドライな性格であると思い込むように(実際のところは…)
中学生になるのを機に母親の元を離れ、因縁の土地にある月光館学園に転校
昔に何度か会っているはずの美鶴とは疎遠というか、お互い昔のことはほとんど覚えていない様子
高校1年生までの間に、何か父親のこと(無実の証明?)を知ることができないかとウロウロしてみるが成果は出ず(美鶴に接触することはしていない)

2008年秋、〝東京受胎〟により死亡 
宇宙のボルテクス界化によって肉体は霧散し、魂はマガツヒの粒となって新宇宙創造のためのエネルギープールに溶けて消えた

混沌が平定される前の時間のない刻と、5つに少し足りない永劫(カルパ)が過ぎて

人修羅が名前のないコトワリで、前の宇宙に酷似した新宇宙を創世
前の岳羽ゆかりと同じ情報を持った肉体と魂が、マガツヒのプールの極々一部を材料として創造される

2009年の岳羽ゆかりは、2007年までの岳羽ゆかりと全く同じ別人(マニクロ的に表現すると、最初のピクシーと悪魔全書から召喚した同一データのピクシーぐらい異なる同一人物)



ゆかりは特定の男子と付き合うことはなく、またその噂を立てられることも嫌う
それは『恋愛』に興味がないからではなく、脳裏にいつも母親の姿が浮かぶから

良家に生まれ、経済的にも容姿にも恵まれ、夫と幸せに暮らしてゆかりを産んだ母
事件の首謀者の妻と後ろ指を指されるようになると、身持ちを崩して男に逃げた母
小さかったゆかりとのつましい暮らしよりも、男に溺れる自堕落な生活を選んだ母
正式に結婚し、確かに愛し合い、幸せに過ごした父親との思い出を踏みにじった母

男にすがる「母親のようにはならない」と
「父親だけは信じていたい」思いにすがる

甘え、逃げ、媚び。ずるさ、弱さ
どうにもならない母親と同じ「性」が自分の中にあることを知っていて、それを思い知らされたくない
だから、弱みは見せたくないし、かわいそうと思われたくない
頼りたくないし、助けられるのも嫌(ペルソナ倶楽部P3)

弱みを見せる、かわいそうと思わせる、頼って助けを求める。このほとんどの場合で応えてもらえていたのが、良家の生まれで品が良く、財力もあって、容姿にも恵まれている母親の岳羽梨沙子

自分の中に母親と同じ「性」があることを認めつつ(P4のペルソナ条件的に)
それを否定し続けることで現在の自己を成立させているのが岳羽ゆかり
愛されて肯定されること、誰かに支えられることは、自立した自分というゆかりのアイデンティティの否定につながる。誰かに頼ってしまうと一気に崩れてしまう不安定な精神を補うために攻撃的な衝動が発生しやすく、カッとなってでる敵対的な態度によって嫌われることで心底から頼れない状況をあえて作ろうとしているとも言える
(P3公式設定資料集)


ペルソナの〝イオ〟は、そんなゆかりのシャドウの仮面

立場的にも、見た目でもちやほやされたいし、お金に不自由はしたくない
非難されたくないし、もしそうなったら誰かの後ろに隠れていたい
恋はしてみたいし、愛に溺れてみたいとも思う
でも、正式なお付き合いは自分が裏切ってしまうのも怖いし、相手に本気になられて逃げられなくなるのも怖い
甘えたい、逃げてしまいたい、媚びてでも助けてほしい


〝イシス〟は条件さえ揃っていれば安定のオカン(勇気最強)。条件が崩れると怖い武闘派
真Ⅳイベントでオシリスの大事なところを握りこんだままだったところから想像される不穏な気配が◎







イメージカラーはピンク
自称〝白衣の天使〟だが、ダンブックには武闘派と書かれる
キャラデザインの段階ではメインヒロインだと思われていたらしいが、どうやら違ったようだ(笑)とデザイナーズコメントにあり
弓の腕前は、顧問から「この子、なんか奥義っぽいこと言ってる」と言われるレベル(ドラマCDでヘリ撃墜)
体形や体重を気にする描写が多く、ちょくちょくダイエットしているが、お菓子の誘惑には勝てないらしくパクパク食べている
胸はアイギスより小さく、風花より大きい。腰はアイギスより太く、風花より細い
美鶴、アイギス、ゆかり、風花を比較した場合、アイギスに一番近い体形なのはゆかりらしい(ドラマCDで服を貸すシーンから)
詠一朗の朗の字は、ゲームでは朗、コミックや映画では郎。最終的には郎に決まったが、ここでは良い月の朗



〝イオ〟について

ども、岳羽です。私のペルソナ、イオはギリシャ神話の登場人物ですね。ゼウスの妻ヘラの神殿で巫女をやっていた女神らしいです。ところがこの子、なんと妻帯者のゼウスに惚れられちゃって、しかも夢でやっちゃいなさいってお告げも受けて、ゼウスと不倫しちゃうのね。でも、それがヘラにばれちゃって、ゼウスはごまかすためにイオを牝牛の姿に変えちゃうの。ペルソナが牛の形をしているのはそのせいってワケ。
――(中略)――
いくら恋愛のアルカナだっていっても、ちょっと修羅場すぎよね?
『ペルソナ倶楽部P3―ペルソナ解説 岳羽ゆかり』より


成長後のペルソナ〝イシス〟について

亡くした夫の死体を探して、その遺体とエッチして息子のホルスを産んだすさまじい女神として認識。

神話の中のイシスの行動について
「真似できないわ、つーか真似したくないわ」(ペルソナ倶楽部P3)

Episode・AEGIS
(過去に戻ってP3主と再会するためならば、と)コロッセオでアイギスに向かって
「覚悟はいい……? マジでぶっ壊す気でいくんだから!」
自称〝白衣の天使〟から武闘派にチェンジ

イシスには、ホルスを可愛がる地母神としての側面があり、キリスト教の聖母マリア信仰に影響を与えたことも知っている様子(コミュイベントで子供に優しい描写あり)





とりあえず今はこれくらい、ちょこちょこ付け足す予定……のつもりでしたが、もう文字数いっぱい
大体はこんな材料でゆかりッチを書いています。作中での人修羅の行動は表裏両面にいろんな意味でザクザク突き刺さる様にしているつもりですが、どうなのでしょうかね


日時:2018年05月06日(日) 02:01

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