近況報告

某所で続けてたトビカガチの話を消した。作品のデータはこっちに残ってるので、まあ、こっちで投げるかは少し悩みどころ。
原作に一つの要素を付け加えて、段々とMHWのストーリーを改変していくみたいな形を取っていたんだけど、何かズレてきてしまった感じがあって、消した。
色々考えたけど、モンスター同士の戦闘シーンが難し過ぎる、というかリアルで書こうとすると、差異が強すぎてヤバイ。
トビカガチ、大剣叩きつけられたらそれだけで死ぬよな? 頭潰れるよな? 静電気とは言え、尾の振りが直撃したら、動けなくなるよな?
リオレウスに捕まれたら投げ飛ばされるんじゃなくてそのまま体重差で踏みつぶされて殺されるよな? 翼を破かれたら飛べなくなるよな?
アンジャナフに食いつかれたらそのまま食いちぎられるよな?
ネコタクなんてものあっても倒れた後止めを刺される方が早いよな?
なんだろうな、ゲームをリアルに近付ける思考に対して発生した矛盾に対して対処出来なかった。一番はそれだ。
人間が幾ら回復薬飲んで骨折から失った血液から瞬時に治るとか、巨大な剣を握って振り回せるとかあっても、モンスターの方が強い。そしてモンスターも人間もHPはゲームよりかなり少ない。
そういう所を近づけようと頑張ってしまって、折れました。
……うん、長編、無理だ。

ぶっちゃけ言うと、
・ゲーム中の主人公がタイムリープ能力を獲得していて、死んでも前の日に戻る
・トビカガチがその主人公を色々あって助けてしまったせいで、そのタイムリープに巻き込まれてしまう
・指定されたクエストに対して、捕獲でなければ、倒せても前の日に戻ってしまう
という3つをコアとして進めていく感じにしようとしてたんだけど、その二つ目の"トビカガチがその主人公を色々あって助けてしまったせいで、そのタイムリープに巻き込まれてしまう"に到達するまででもう色々辛かった。
主人公である下位のトビカガチを強くさせる必要があったけれど、タイムリープ能力を獲得していない状況でどう強くする? モンハンの世界で、死なずに、トビカガチのような脆いモンスターは強くなれるのか? 無理じゃね? これ、更に長く続けるの? タイムリープの所まで行っても、今度は死に覚えするだけだよな?
みたいな。書き続けても面白くなる予感もしなかった。

以下、構想していたシナリオ

トビカガチ、ゲーム内の主人公に負けて捕獲される。
放たれ、強くなりたいと思う。目標を主人公に設定。
頑張って強くなろうとしてリオレウスに喧嘩を売るものの命からがら逃げる結果に。
主人公がリオレウスを倒しにやってきて、窮地に陥った時に助けてしまう。
一緒にディアブロスを倒しに行く。連携して倒す。
ゾラ・マグダラオスの作戦についていく。ネルギガンテに怯える。
初の上位クエストに一緒に付いていった直後、唐突に空からウンコを落としてきたバゼルギウスに殺され、その日の朝に戻っている事に気付く。
バゼルギウスを殺し、しかしタイムリープで戻り、その次に捕獲したところで主人公のタイムリープに巻き込まれた事を自覚する。
ネルギガンテを何度も死に覚えしながら倒す。しかし殺したところでタイムリープが発生。古龍を捕獲しなければいけないと自覚。
捕獲の為に、肉体を痛めつける以上に心を折らなければいけないと決心。更に沢山の死に覚えの末、全ての攻撃を完全に躱し尽くし、絶望を覚えさせて捕獲。
その後の三体の古龍も同様に捕獲しなければ次の日に進めず、心が壊れていき、戦闘マシーンとなりつつありながらも遂行。
ゼノ・ジーヴァと対面。しかし、本来のシナリオ上では古龍の死亡によってより強くエネルギーを蓄えられていたが、その三体の古龍が死んでいない事によって、弱弱しい。
タイムリープの理由がそこにあった。そのゼノ・ジーヴァを生かす為だった。誰がそんな超常的な事を自分達にさせたのかは分からないが。
ゼノ・ジーヴァを捕獲、そして調査した後、海原に放たれ飛んでいく。
主人公とトビカガチは、古代樹の森でゆっくりとしている。自分達はタイムリープから解放されたのか。
それは分からない。けれど、もう、戻る事はない。
そして、主人公は告白した。最初にトビカガチを捕獲するのに二度、負け、死んでいると。トビカガチも、主人公の言動からそれを知っていた。
もう歴戦の個体すらも遥かに凌駕したトビカガチに対して、主人公が闘いを挑んでくる。
互いにもう、古龍の攻撃すら掠らない、けれどトビカガチは主人公を目標にしていた。主人公の動きを基本にしていた。だから、トビカガチは主人公を倒し、けれど殺しはしなかった。
トビカガチは、子を為して、その子に自分が歩んできた軌跡を教え聞かせた。

そんな感じ。まあ、こうやって書いてみると、ALL YOU NEED IS KILLの要素がかなり入ってるな。まあ、タイムリープものって大体似通るかもなーとか、思ったり。
自分が書いたのは"主人公がリオレウスを倒しにやってきて、窮地に陥った時に助けてしまう。"までを2万文字くらいで。
多分、こっちに出す事は無いだろうなー。熱心に見せてくださいとか言われない限りは。因みに某所=twitter。適当になりきりアカウント作ってぽちぽち淡々と投げてた。

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モンハン、短編は4つ程書いた。短編ならそういう矛盾とかそこまで考えずに書ける。自分のケモナーとしての欲求を満たす為のR-18を4つ。こっちには投げてない。
まあ、どこに投げたとかそんなに言わなくても分かるだろうし、あんまり大っぴらに宣伝とかもしたくないなーとか。
自分は重度のケモナーというか、なんかケモナーというよりもっと色々ぐちゃぐちゃした性癖なんだけど、うん。そういう性癖がどっぷりそのR-18には詰まってます。

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前書いてるって言ったダイケンキ×アシレーヌは結局凍結のまま。
というか、ポケモン二次創作のコンペ、かなり小規模なサイトでやってるの見つけて、そこのお題が「しょくぶつ」で、なんとはなしにダイケンキ×ジャローダの話が書けた。
結構個人的には出来が良いから、こっちにも投げる予定。匿名で投げたから、こっちに投げるのはそっちの結果発表後かなー。ただ、そこのサイトかなり小規模で、参加者数も数人で登録者数も20人行ってるかどうかって感じで、絶対者数が少ない以上反応も乏しいな、と。
ただ、リンクは張っちゃう。どうせ、ポケモン二次小説界隈の人、自分の作品見る為にこっちは覗きに来ないし。(一次二次に関わらず自分の小説に対する固定ファンっているのかしらとか思ったり)
http://yaros923.wp.xdomain.jp/novel/%E6%B5%B7%E5%BA%95%E3%81%AE%E6%A4%8D%E7%89%A9/%E6%B5%B7%E5%BA%95%E3%81%AE%E6%A4%8D%E7%89%A9/
後、そんな寂れた企画を見ていると、何か企画やるときは、その企画をする界隈の中で有名であるか、有名になる努力を必死にするか、そういう事がかなり重要なんだなって思ったり。同じ創作活動してる人達とそこまで積極的に繋がろうとかあんまり自分は思わないから、自分は企画には基本的に参加する型だろうなー。
それから、去年チキン・デビルを投げたポケスクというサイトでまた今年も匿名コンペやってるから何か投げようかな、と。あそこも去年作品投げた時あんまり反応強くなかったんだけどね(チキン・デビル書いてからもう一年経つのか……)。
チキン・デビルはちょっと続編的なものもマサポケという場所に投げたりして、続けてみたい気持ちはあるんだけど、長く書くとどうもチープな話にしかならない予感。バシャーモがひたすら、自分達を食用として食べ続けてきた人間とポケモンを皆殺しにしていく話。どう膨らませろと? 因みにそのバシャーモは見えない蹴りで首を吹っ飛ばし、頭を掴めば握りつぶしながら腕の炎で消し炭にする化け物設定。
後、ダイケンキ×ジャローダは姉に感想聞いたら続けてくれと返ってきたけど、その作品自分でもそこそこ出来が良いと自負してるけど、短編だからこそそういう雰囲気とか締まりよく書けたのであって、長編にしようとするとどうもだれてしまう気がする。チキン・デビルよりは膨らませられる感覚はあるけど。

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一次創作をまたやろうかと、思いついた設定から世界を広げようとしているんだけど。
今さっきやっと理解したというか何というか。計算ずくで長編を書こうとする場合、書きたいシーンとかそういうものが一つだけじゃ絶対的に内容が薄くなる。沢山のカルピスを作るのに一杯分のカルピス原液で持たせようとしていた感じ。
沢山の書きたいものを一つの長編に纏めなければいけない。
たった一つの理想の形じゃ、長編は書けない。
そういう事に今更気付いた。
欲望を形にする、かぁ……。何か今、ちょっとそういう創作に役立つような欲望は欠けてる。いや、細かく言うと、一次創作に使えるような綺麗な形をした欲望が余り今はない。


日時:2018年04月25日(水) 00:54

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