ファンタスティック・アカデミー! 完結記念

やっとこさ完結しました。

半年くらい前にエースコンバットと艦これのクロスを完結させましたが、オリジナルじゃ初めてです。
この作品は2014の夏から書いてて、しかも一回エタりましたから、よくもまあ完結したなあと。
今になって最初期のプロットを見てみると、今と全然違う。主人公が武力もあるチートさんで、完璧な妹に対するアンチものなんて今じゃ全く想像できない。

以下に、この話の小ネタを。


1. 平塚礼二とラスティレイ・フォルガント

ラスティレイ・フォルガントは、通り魔事件に巻き込まれた平塚礼二が転生した存在です。しかし実際には平塚先生はなくなってはおらず、結果的に二人の平塚礼二が存在しています。
しかし終盤に主人公が感じていたように、二人は完全な同一人物というわけではありません。確かに同じ記憶は持っていますが、物事の考え方がラスティが感情寄りで平塚先生が論理寄りと、やや異なるという点では別人とも言えます。
因みに平塚先生は前々からそれには気が付いていたようで、ラスティのことを親戚の子供のように見ているきらいがあります。


2. みんなの能力

仮にRPGのように登場人物のパラメーターをAからDで示すなら、主要人物は以下の通りです。

ラスティ : 知力A 教養B 魔力D 戦力D
平塚先生 : 知力A 教養A 魔力- 戦力D
藤沢さん : 知力B 教養B 魔力B 戦力C
レシル  : 知力C 教養C 魔力A 戦力A
ライル  : 知力C 教養B 魔力A 戦力A

見事にバランスの悪いパーティー。下二人は主力で藤沢さんも後衛で何とかといったところですが、上二人は戦力外。たぶん戦力要員じゃなくて探索とかそっちで使われるタイプ。
平塚先生は流石は純粋な研究者として育った分だけ、ラスティよりも研究能力は高いです。そして藤沢さんも実は魔力の才能はあるので、ちょっと練習すればそれなり程度には魔法を扱えます。


3. エルトニアと日本

ラスティが日本に帰還したときと前後して、二国間の交流が始まりました。日本としては資源や魔法に関する知見を、エルトニアとしては科学技術をそれぞれ求めています。両国間が現時点では領土拡張主義ではないため、少なくとも互いに害をなそうとはしていません。
国立東都工科大学エルトニアキャンパスの役割は、エルトニアの要請で開校しました。狙いとしては、科学技術の伝搬と自国での研究者養成。それへの対価として、日本側には魔法関連の知見を幾つか渡しています。
一方で、日本も魔法の研究については、様々な施設の揃ったつくばの研究機関で秘密裏に行われています。


4. フォルガント家

この話に直接的には出てきませんでしたが、フォルガント家は庶子であるレシルとラスティの他に本妻の子供たちがいます。
話中でレシルが言及していたように、本妻や彼らとの関係はお世辞にも良いとはいえません。しかしレシル本人としては、自分が跡継ぎ争いに端から加わっていないから、むしろ無理に接しなくてもよくて楽でやりやすいというスタンスです。

庶子たちとの接し方がうまくなかった実の父親テオルは、最近になってようやく手探り状態ではありますが会話くらいは何とかしようと頑張っています。
ただし、レシル自身は特に本妻一派については、自分からは絶対に動かないでしょう。


日時:2018年05月05日(土) 17:56

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