毒舌キャラと皮肉屋について

今回はこの毒舌キャラと皮肉屋について書きたいです。 よく二次でオレ主がそういう感じに描かれるパターンが見かけますが、度が過ぎて不快感を煽るパターンが多い。 では何故そう感じるのか? 自分が商業で思い浮かぶなら前者は銀魂の神楽や幽遊白書の飛影やデジモンテイマーズのテリアモンで後者は初代ガンダムのカイとTOD2のジューダスとサイバースルゥースのアラタとウルトラマン超闘士激伝のグレートとケロロ軍曹のクルル曹長である。

1バランス=展開やチームなどに対する立ち位置とかそういうのがあると思います。 主人公がお人好しすぎれば、逆にスパイスが効かなくなり、また軌道修正面などでうまく取れなくなったりすることが多い。 例えば毒舌キャラならテリアモンなら生まれたばかりのギルモンの件で、主人公でありテイマーであるタカトにきっぱりと「自分のパートナーの面倒見れないならテイマー失格」とキッパリいいます。 これはテイマーである李が温厚すぎる故の対比やタカトが若干浮かれてた事に対する指摘でもある。 その結果タカトは反省し、ギルモンとちゃんと向き合えたのが大きい。(ちなみに予告で李が言ってたからテリアモンが言うとは思わなかった)つまり何がダメか問題かと言うべきことを言う。 しかしオレ主はそうではなく自分の「言いたいこと」と「やりたいこと」でしかない。 というか唯の悪口でしかない。 しかもそれが変にマンセーか肯定される流れだからバランス悪くなりおかしくなるし場の空気も悪くしている。また倫理的な部分やモラルの問題も出ている。

2お前何がしたい、何しに来たんだよ=上のバランスと被りますが、ポジションが重要だと思います。 皮肉屋でジューダスであるが、彼はスノーフィリアでカイルが城の面々におだてられ調子に乗ってたところを具体的に指摘し、あり方を咎めますがロニに批判されますが「カイルが何を目指しているのか お前は何をしていた?」とロニの非も言います。 こういう風にチームの一歩引いて不器用ながらも見守る兄貴分経験者という側面を出します。 また具体的な意図も述べる。 しかしオレ主は否定一辺倒であり具体性もなくまるで「己の満足」の為でしかない。

3周りの反応=ジューダスは反発されたり、カイはブライトやセイラに修正されたり、神楽なら銀さんや新八にツッコミ入れられたりするかしっぺ返しを喰らう。 つまりそういう描写を入れる事で対等に描かれるか、バランスを取ったりヘイトを下げている。 しかしオレ主はそれがない。 

4魅力=実はこれが一番必要だと思います。 それ以外の良い部分が必要。 例えば飛影なら幽助達を通じて成長したり、味方の危機から助けたりして味方側のNO2になったりと、周囲に献身し出来ることをしている。
カイならアムロばかりが目に行きがちだが彼も成長しており、最終的には味方の危機を救うために離れることが出来たはずの戦場に戻ってきて、なんだかんだで友情に熱いやつという側面が出た。 グレートなら味方のウルトラ戦士をバカにしつつも、実は自分が捨て玉覚悟で戦い格上相手に挑み数を減らし、味方を有利にするためにヘイト役を演じるという。 つまりぶっきらぼうながらも仲間思いという。 しかしオレ主は「自分が目立つため」という自己顕示欲の筋の通らないかっこつけと優越感である。

結果的に言ってしまえば「やりたいことしかやらない」と「言いたいことしか言わない」と「唯の嫌なやつ」だろう・・・オレ主は。エンターテイナーなら最悪だろう自軍に入れたくない。 というよりファンタジスタのヴァレンティノ監督やキン肉マンのアタル兄さんやダイ大のヒュンケルの劣化版にも見えてしまう。
せめてヴァレンティノ監督みたいに憎まれ役をやりつつもチームの連携を高め、選手の向上を狙っていた事をやればと思う・・・。


日時:2018年06月17日(日) 21:00

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ザ・パンダ

 仮面探偵さん、コメントありがとうございます。
 ドラクエ7は未プレイですが、毒舌ながらも良い意味での長所(気遣いが上手いなど)があって、そういったギャップが良くも悪くもキャラ魅力になったりしますからね。
 罵倒と言うべき事を履き違えてはいけないのは確か。これが難しいんですが、意識しなければいけない。
 色々とありがとうございます。


日時:2023年04月30日(日) 12:16

仮面探偵

毒舌キャラでもちゃんと良いところがあったら多少口が悪くてもキャラの欠点でもあり魅力にもなりますね。例を挙げるとドラクエ7に登場するマリベルは『主人公の幼なじみのわがまま娘』というキャラで主人公もマリベルが言動に呆れることもありますがドラクエ7は暗い展開がシリーズでも目立つ作品でもありマリベルはプレイヤーの代弁者的な役割もあります。さらに彼女はシリアス時は言動を弁えることが出来るという人間として当たり前と言えばそうですがこれは大きいと思います。作中でも息子が家族を捨てて二度と会えない場所に残ったという事実を知ってショックを受けるバーンズ王を見て『今はそっとしておくことが1番だよ』とバーンズ王の心情を察して主人公に言う場面があります。さらに本当に情けない・倫理的に外れた言動を平気でする人物以外は多少腹立つ態度をされても年上に『さん』付けで名前を呼びます。


日時:2023年04月29日(土) 15:13

ザ・パンダ

皆様返答ありがとうございます。 そして遅れてすみません。

トンガリさん、返答ありがとうございます。 分かりやすい例えありがとうございます。 それだけの事をしてくれた上で、あえてそういう言い方するなら印象が違いますけど、後者は「帰れ!!」って言いたくなりますね・・・。 毒舌家になるのもそういう背景持ちなら分からなくもないですし、特定のキャラへの扱いなら漫才じみたやり取りになりますが、オレ主物の場合は・・・陰湿な虐めです・・・。 向こうから絶縁を言い渡しても不思議じゃない。 まだ遊戯王の海馬の城之内いじりならまだ・・・。

雷電Ⅱさん、返答ありがとうございます。 細かく教えていただきありがとうございます。 まあまともにコミュニケーションや相手と会話してたらああはならんでしょう。

ケツアゴさん、返答ありがとうございます。 分かりやすい例をありがとうございます。 悪い例はもはやヘイトにしか見えません。

シップスさん、返答ありがとうございます。 クルル、テリアモン、神楽への説明ありがとうございます。 やはりキャラクターの良いところやここぞという場面で男気を見せる感じがいいですね。 これだとオレ主はただのDQNですね・・・。 

NISARさん、返答ありがとうございます。 何かこれだけ見たら、ただのプライドだけは高いだけの嫌な奴にしか見えません・・・。 これが小物の敵役ならともかく・・・なんでこんなのが主人公なのか。


日時:2018年07月04日(水) 12:51

NISAR

不快感の無い皮肉屋・毒舌家というのは、言い方や言う時のシチュエーションを選んで不必要な分を言わないだけではなく、言った相手の認められる部分や優れた部分を見出しているというのも条件に入っていると思います。


トンガリさんの例え話で考えてみましょう。この場合、カナヅチだけど川に飛び込んだという主人公の行動は否定するでしょう。ですが、それは身の丈に合わない行動をした事を咎める為で、行動した理由自体は否定しません。むしろ、その理由を人として正しい・立派であるという事で褒めるでしょうね。……素直に、ストレートに褒めるとは限りませんが。


それに対してオレ主の方は、子供が考えるよりも幼稚な理由で貶して全否定するだけ。褒める部分を全く見出せず、凄いと感じる事もないというのが基本です。尤も、ヘイト対象の長所を認めたら、認めた要素はオレ主にはないという事になり、オレ主の相対的な評価の低下に繋がるから認知も褒めもしないのかもしれません。


少々回りくどく書きましたが、要はオレ主は子供以下の幼稚さがあるという事です。やる事なす事全てが身勝手で、相手を気遣うという事がないから不快感しかないと思います。


日時:2018年06月22日(金) 21:23

シップス

知ってるキャラのみになりますが例で上がったキャラだけで見ても、

神楽:物凄く口が悪いが、義理人情に厚く、精神面では年相応な面もあって可愛らしい部分もある。
何よりとても家族想いで自分の想いをストレートに伝えてくるから、毒舌がむしろ良いスパイスになっている部分もある。

テリアモン:言いたい事ははっきり言う性格だが、本質的には非常にのんきな性格でやっぱり可愛らしい。
後やっぱり悪口ではなくちゃんとした「指摘」だからそこまで気になる部分ではなかったのも大きいか。

クルル:自他共に認める「嫌なヤツ」で且つトラブルメーカー。
しかし小隊の危機や恩義のある人のために行動したりと割と漢前な部分もある。
何より当人にも「嫌なヤツの美学」というものを持っているから、「唯の嫌なヤツ」なオリ主とは比べるのも失礼かと。

などなど魅力的なキャラになっています。
オリ主も悪口や罵倒をする前に、まず内面の魅力を磨く事が先なんじゃないかと思いましたね。


日時:2018年06月20日(水) 10:29

ケツアゴ

良い例 ギャグの範疇 照れ隠しや優しさが隠れている クールだったりと誰にでも同じ感じ

悪い例 ただ貶すだけ 敵意のみ 特定の相手のみ辛辣(そういったギャグは除く)

こんな感じっすね


日時:2018年06月17日(日) 22:26

雷電Ⅱ

毒舌と皮肉は現実でも場合によっては嫌われます。でも、上手い人は毒舌を吐いても嫌われません
何しろ、毒舌と悪口は違いますから
私の友人では悪口と毒舌の違いを教えてくれました

毒舌でも嫌われない人は、目上の人に毒を吐き、下の者には優しいです
ただの嫌な奴は、目上の人には媚び諂い、下の者に毒を吐きます

毒舌でも嫌われない人は、言ってはいけないことは決して言わないように毒を吐きます
ただの嫌な奴は、言ってはいけないことを平気で言ってしまいます

毒舌でも嫌われない人は毒舌な人を笑わせるための毒を吐きます
ただの嫌な奴は、周りにいる人を笑わせるための毒を吐きます

毒舌でも嫌われない人は、毒を吐かれる側になってもちゃんと受け入れることができます
ただの嫌な奴は、毒を吐かれる側になると決してそれを許しません

毒舌でも嫌われない人は、正論をわかりやすく言葉で表現できる表現力があります
ただの嫌な奴は、ただ感情的に喚き散らす程度の表現力しかありません

毒舌でも嫌われない人は、普段は礼儀正しく信頼関係をちゃんと築いています
ただの嫌な奴は、普段から粗暴な態度で信頼関係が成り立っていません

毒舌でも嫌われない人は、それが人格否定や悪口になることがないように的確な毒を吐きます
ただの嫌な奴は、正しいことを言っているようでいて単なる人格否定や悪口だったりします

毒舌でも嫌われない人は、誰もが思っていたことを代弁して言ってくれる代弁者だったりします
ただの嫌な奴は、その人の好き嫌いだけで個人攻撃をしたりします

毒舌でも嫌われない人は、どうでもいいことに毒を吐き、大事なところではその人を褒めます
ただの嫌な奴は、どうでもいいことに毒を吐き、大事なところでも容赦なく毒を吐きます

悪口を言うのは簡単です。ですが、毒舌は難しいものです
悪口と毒舌、その最も大きな違いは信用の有無と人生経験

ザ・パンダさんが
>二次でオレ主がそういう感じに描かれるパターンが見かけますが、度が過ぎて不快感を煽るパターンが多い

というのはオリ主の人生経験とコミュニケーションが浅いと言わざるを得ません。それか揚げ足しか言わない小心者か


日時:2018年06月17日(日) 22:23



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