二次創作を書いてみたいライトノベル作品②

どうも、Mk-Ⅳです。
今月に入ってから仕事に忙しさが増し、小説を書く余裕がなく、時間があっても意欲が殆ど湧かない状態になってしまいました。
そんな中、気晴らしに『幼女戦記』という作品を呼んでいたら、創作意欲が刺激され思わず二次創作の設定を考えてしまったので掲載させて頂きます。




レガドニア協商連合 による、越境侵犯に端を発した帝国の宣戦布告から数年が経ち。戦火はアルビオン連合王国とルーシー連邦の参戦によって、欧州の列強諸国を巻き込んだ『大戦』へと発展していた。
そんな中。戦火から遠く離れた合州国軍に技術部に所属する航空魔導士である主人公は、新型演算宝珠開発に勤しむ日々を送っていた。
やがて、レガドニア協商連合から亡命者で構成された義勇兵派遣が決定すると。主人公も実戦データ収集のため欧州へ派遣されることとなる。
帝国との戦火に飛び込む主人公。そこで彼は、帝国が誇るネームド『ラインの悪魔』ことターニャ・デグレチャフと対峙し、彼女へ復讐心を抱く少女メアリー・スーと出会った時、彼の苦労譚が幕を上げる――

登場人物

トウガ・オルフェス
主人公である男性で27歳。階級は物語開始時は中尉。
合衆国人の父と、秋津島皇国人である母との間に生まれたハーフで、母の故郷の文化である『和』を好んでいる。
士官学校時代に書いた、先天性に依存した航空魔導士の問題点とその解決案に関する論文を評価した将官にスカウトされ。卒業後、技術部に所属し新型演算宝珠開発計画に参加している。
常に合理的判断と高い分析能力、指揮能力を持ち。魔導士の特性を用いた、即存の常識に囚われない戦略を発案し、民族、宗教等の偏見を持たずその者の人間性を素直に受け入れる柔軟さを持っている。
メアリーと知り合った後は。才能こそあるも、社会経験の乏しさに加えて軍事的合理性を欠き、大局的な視野が皆無なばかりか、政治的にも無頓着な彼女が起こすトラブルの尻拭いに追われる日々を過ごす内に、胃薬が友達となっていく。最もそんな彼女の純粋さは好意的に受け止めてはいる。


用語

魔力変換式演算宝珠
合衆国で開発中の次世代型演算宝珠、関係者からはネクストと呼ばれている。電力を魔力に変換可能な新型のジェネレーターを内蔵することで、魔力を持たない者でも術式の展開を可能としており。完成すれば魔導士の最大の欠点である、先天性に依存した絶対数の少なさを解消することができ、安定した戦力の供給が可能となる。
魔力への変換効率が十分ではないため、攻撃と機動力に魔力の多くを割かねばならず。防御面の補助として、全身を装甲で覆うため、従来のものと比較して装置全体が大型化している。
性能面では、現在の航空魔導士の限界高度が6千フィートであるのに対し、1万フィート近くまで上昇可能とする等、従来の演算宝珠を大幅に上回っている。
本来であれば、現代では作成不可能なオーパーツであるが。それを開発できる稀代の天才科学者と、その思考を理解し支援する先見の明を持つ将校。そして、従来の常識に囚われない柔軟性を持つ試験者が揃ったことで生まれた奇跡の産物である。
開発開始から5年の歳月をかけ、実戦投入可能なレベルに達したが、非常に高コストであり。ジェネレーターが小型化しきれていないため、内臓することができず背部に外付けされていることや、魔力を効率的に配分するためにに使用者に高い技量が求められる等、正式採用には程遠い状態となっている。

装備

光学式ライフル
連射と単発射撃の切り替えが可能であり、高機動戦闘用に銃身が短く設計されたライフル。
新型術式と、新型ジェネレーターから生み出される膨大な魔力により。実弾を用いらずとも光学術式で、従来と同等以上の爆裂術式が使用可能となったため、弾薬を持ち運ぶ必要がなくなり、想定よりも使用者の重量の軽減による機動力向上に繋がっている。

防殻展開盾
本体に搭載されたジェネレーターのみでは、十分な強度を持った防殻術式が展開できないため、左前腕部に装備された防殻術式と小型ジェネレーターを組み込んだ小型シールド。
ジェネレーターの負荷を抑えるために、従来よりも小範囲にしか術式を展開できないため、使用者に高い技量が必要とされる。

次世代型ライフル
航空魔導士で、対地支援のみならず対艦戦までを行えるようにすべく開発されたライフル。
最大出力時は、戦艦の装甲を貫通可能なまでの光学術式が発動可能であり。新型術式によって、威力の調整が無段階で可能となっている。
本来ネクストの武装はこのライフルのみの予定であったが。コンデンサの小型化が難航している影響で、銃身を大型化せざるを得ず取り回しの悪さから、基本は本装備を対戦車、戦艦に用い、対歩兵・魔導士用に取り回しに優れた光学式ライフルが開発された。
2門に別れた銃身を、通常は背部にアームでマウントされ。使用時は肩に背負う形で発射態勢を取るか、取り外して脇に挟む形で手で保持することもできる。
光学式ライフルと分別するため、ヴェスバー(ヴァリアブル・スピード・ブラスター・ライフルの略)と呼ばれることが多い。

魔力剣
魔導士同士の近接戦闘では、銃剣を用いられることが多いが。取り回しの良さを重視し、従来品よりも銃身が短くなっているライフルや、逆に大型化しているヴェスパーでは不利になると判断され開発された近接装備。
専用の術式が組み込まれた筒状の本体から、魔力を刀剣状に固定させて使用する。




以上となります。二次創作品は基本原作主人公側に立って物語が展開されますが、本作品だとその原作主人公と敵対する立場で物語を進めても違和感を感じなかったので。今まで書いてきた作品とはまた違った面白さがありそうなので、書いてみたくなりました。

幼女戦記は名前だけ見ると萌え要素満載かと思いきや、本格的戦記ものなので。そういうのがお好きな方にはぜひ知ってもらいたい作品ですね。主人公と周囲の認識のズレによって生まれるコメディも必見ものです。

それでは、お目を通して頂きありがとうございました。


日時:2018年07月20日(金) 17:45

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