倍率300倍を超えられなかった少年の話 設定2

蜘蛛頭飛糸
個性 蜘蛛。
背中に四本の蜘蛛の足、手首から出せる蜘蛛の糸、そしてスパイダーセンスを持つ異形型個性。

西岡島高校1年
高い実力から1年にも関わらず仮免試験を受けることを許可された実力者。
だがかつて異形である自分の個性を受け入れきれずに不登校になってしまった過去を持つ。そんな飛糸の殻を破ったのは一つ年上の幼馴染の畳返詩。
「表に出て!君が自分を怖がるのなら君のその殻をぶち壊す!かかってこい飛糸くん!」
個性を使った全力の戦闘だったが、蜘蛛頭の攻撃はことごとく躱され、返詩の拳により倒れ伏した。
そうして個性への恐れを折り砕いたのちに飛糸を自分の通っている道場に通わせ、その力の扱い方を学ばせた。
そうやって自分の身体を鍛える事で受け入れることができた。
進学先を決めたのは恩人の畳がいるから。

畳返詩
個性 畳返し。
地面を触る事で一畳分の床を垂直に立てる事ができる。大理石でも畳返しする男

西岡島高校2年
優しい性格とは裏腹にかなりストイックな面を持つ。道場に通う事を決めたのはなんとなくヒーローになりたかったからだが、道場を通じて関わることのできた沢山の仲間に誇れる自分になるために努力を怠ることはしなかった。

だが、巡に仮免試験では巡に盾にされる瞬殺されるなど高校に入ってからは地味に良いとこが無いのは悩んでいる点。
進学先を決めたのは雄英に筆記で落ちた事による滑り止めから。

絹川生糸 シルクメイカー
個性 布生成
脂質を使って布を作り出せる。訓練の結果ガーゼやネット包帯を作り出せるようになった。

元気が取り柄ではないが、ヒーローになるために元気を装っている系女子。なのでギリギリの状況では素の弱気な面が出てしまう。

渋川真壁 ヴァイオレットシェル
個性 バリヤー
任意の場所にバリヤーを張れる個性。訓練の結果かなりの距離でも強度のあるバリヤーを張ることが出来るようになった。

竜胆高校3年
応急処置の達人になった系女子。
過去5度の仮免試験に落ちながらもヒーローを諦めなかった不屈の女子。応急処置は初めての仮免試験において不合格になった項目であるためその日から必死に練習した結果が今のタツジン級のワザマエ。
でもどこか適当なので何故かメグルと相性がやけに良い。

塩田剛力
個性 ソルトパワー
塩分を取ることで最大約3倍にパワーが増大する。砂藤のシュガードープの劣化版。ただしデメリットも無くなっている。
高血圧が怖いので醤油のがぶ飲みとかはできない。でもやったら3.4倍くらいのパワーを得られそうだとは自覚している。

西岡島高校2年
HUCの人に庇われた少年。予想外の事に弱い為、なるべく多くの事態を予め想定しておくという事を普段から行なっている以外な知能派。なので学校の成績はパワー系個性の癖に割と良い。

バブルビーム 泡吹光流
年齢 20歳
個性 泡
手のひらから泡を出す事ができる。放出するだけの個性だったが、鍛えた結果泡を高速で回転させたりと高速で放出したりと応用ができるようになった。
必殺技 バブル光線はあらゆるものを切り裂くウォーターカッター型と泡の密度を抑えた事による非殺傷タイプの2種類があり、状況に応じて使い分けている。

エンデヴァーヒーロー事務所に勤める辛党の若手サイドキック。
無名の高校から実力でエンデヴァーヒーロー事務所までたどり着いた隠れシンデレラストーリーを持っている。なので実は学歴にコンプレックスを抱いている。
最近の悩みはそろそろ自分の代名詞となるような事件になかなか出会えないこと。いつか一人立ちを夢見ているので知名度は欲しいのだ。

サンドウィッチ 砂渡箒
年齢 26歳

個性 操砂
砂を操る個性。シンプルに強い。
普段は箒型に収束させている砂は特別性、サポート会社により作られた個性との親和性の高い砂であり、その砂の操作は他の砂よりも精密かつ強力に行える。
また、砂を操っている際には砂の触感が感じられる。その性質を使って反響探知機のように周囲を認識する技を訓練の末身につけた。

エンデヴァーヒーロー事務所のベテランサイドキック。高卒してすぐに雇われたので勤続8年。実績も多く重ねており独立してもおかしくない経歴だが、独立する気は無いとの事。自身がリーダー向きでない直情型な性格をしている事がその原因。
だから、同じ直情型な性格をしていると見えたエンデヴァーがリーダーとして頑張っているのを本当に尊敬している。

穂村収納
年齢 60歳

個性 収納
手に触れたものを箱に入れる際、その大きさを小さくできる。
箱から取り出すと大きさは元に戻る。
箱は円形だろうと大丈夫だが、穴が空いていない箱でないと小さくする事はできない。

長野黒炎大災害追悼イベントにて知り合った老人。かつて団扇の家に仕えていた使用人の家系であり、息子を大災害で亡くしている。

団扇村がなくなってからは貯金していた金を使い実家件道場を開いた。個性の台頭により衰退の一途をだどった格闘術だが、忍体術という珍しさ、あらゆる個性に対して親身に技を教えてくれる姿勢、そしてインターネットを使った通信指導などが功を奏し使った貯金額より儲かっている。

巡の事を知ってからは孫娘を巡の相手にと裏から手を回していたが、巡と祈里を見てからはそれを止めた。祈里の想いを応援し始めた最初の一人。

クリスタルアイ 綺羅星瞳
年齢 21歳
個性 水晶光線
目から水晶を光線のように飛ばすことが出来る個性。
水晶を飛ばす前に力場ならぬ力線が目から放出される。それを壁などに当てて反射させる事で水晶の通り道を作り結果的に水晶光線を反射させていた。だが、壁に反射させると力線が弱くなるため水晶光線の威力は落ちた。

猫好きなのに猫アレルギーな復讐者。アレルギーなのに猫が好きになったのは親友の語る姿に感化されたが為。

学生時代は冷静沈着な性格から友人は少なかったが歌野天音との出会いがきっかけでクラスのどっかズレてる知恵袋として学生時代を楽しんでいた。

都内でヒーローをやっていた頃は、自身の個性の殺傷能力の高さとコミュニケーション能力の低さに振り回されてなかなか活躍できていなかった。
実力も事務能力も低くはなかったので長野のスクリュー事務所に来てからは本来の実力を発揮できていた。優秀だと判断されたのはそのため。

歌野天音 ピースソング
個性 浸透音
触れた人や物に音を染み込ませる個性。
要は文字が見えないエコーズAct1 説明が思いのほか浮かばなくて困った。

クリスタルアイの親友。助産師になる夢とヒーローになる夢、どちらかではなくどちらも選ぼうとして成功しかけていた欲張りスーパーガール。

コミュ力の化身だったがその交友の広さと裏腹に真に心を許せる友人を得られなかった。
高校で、綺羅星瞳に会うまでは。
瞳の芯にある優しさが自分にない尊いものだと思ってからは一直線、コミュ力の暴力で関わっていたらいつの間にやら親友にまでなれていたという話。大事件とかは無いが、その友情は強いものだった。

インサート
本名 なし
年齢 12歳 女
出身地 大阪

個性 記憶挿入
声をかけて答えた相手に好きな記憶を挿入できる。ただし記憶を挿入された瞬間から本人とは連続していない別の人格となってしまう。個性のオンには話しかける必要があるが、オフは念じるだけでできる。
ただし、幼少期のトラウマから名前だけは擦りこむ事ができない。

職場体験にて巡が発見したヴィラン

愛を求めていた。

東堂組傘下で水商売で生計を立てていた母親から生まれ、幼少期虐待を受けていたが、個性を発現させ母親"入間思案"に「自分の娘を愛している」という設定を刷り込むことで自分の身を守ったという過去を持つ。
そして11歳の誕生日まで貧しいが幸せな家庭で過ごしていた。
が、母親が結婚詐欺に引っかかり、娘のために借金を返済しなければならない状況に追い込まれてしまい、保険金を残して自殺するという悲劇が引き金となり流浪の旅に出た。
母"思案"の最後の言葉は「...あなたを愛している。でも、でも、あなたの名前ってなんだっけ?」だがインサートは愛しているとは何かを知らなかった。

ヴィランとしての目的はあの時母は何を思って自殺したのかを理解するため。それが始まり。だが途中から自殺の様を見て面白いと感じ始めた生粋のサイコパス。
そのために各地で家族にインサートして愛を確かめられたなら借金と生命保険という2つのワードをインサートしてどう動くかを観察していた。
3日で犯行に及んだ北風さんの件は、北風さんの愛が重く、それ故に不快だったため。
通常は1ヶ月近くかけてインサートした相手からの愛情を育んだ上で犯行を行なっていた。

インサート(偽)→時遡祈里
個性 タイムリープ
自分と異性のキスをセーブポイントとした時間遡行。暴走条件は悲しみの感情の爆発。

インサート包囲網の中でインサートの行った最悪の作戦により罪をなすりつけられた少女、中学3年生。
長い黒髪をポニーテールに束ねている。小学生と間違われるほど小柄なのを悩んでおり、寝る前に牛乳を飲むことを欠かしていない。

タイムリープに困惑した彼女は、幾たびも自分を守って死ぬそのヒーローから逃れようとした事がある。しかし何度逃げようとしても、何度突き放してもそのヒーローは自分を守りにやってきた。
「何で、何でいつもいつもあなたはやってくるの!私の事なんて何も知らない癖に!私だって私の事がわからないのに!」
「...そんな、どうして良いか分からない顔してる子をほっとけないんだよ、俺は。心でしか叫べない『助けて』が聞こえた気がしたから。」
「先、輩。」
「ああ、俺はお前の先輩だ。だから頼ってくれ。巻き込んでくれ。そうじゃないと、俺は寂しい。」
「...私の話を聞いてくれますか?先輩。」
「ああ。」

その会話が、きっと運命への反撃の始まりだった。


日時:2018年08月17日(金) 22:38

<< 倍率300倍を超えられなかった少年の話、設定 次回作についてのアンケート >>

▼コメントを書く

返信コメント

kumori

インサートの設定が重いなぁ


日時:2018年08月24日(金) 19:51

三毛猫ヤマト

最期のメグル君かっけえぇ
だが、見た目黒髪ロングの小学生は魔法少女の親友の知世ちゃんくらいしか知らない自分にはイメージが湧かんですたい


日時:2018年08月24日(金) 18:40

M Y

今晩は、新たな設定を書いて下さり有難う御座います。

凄く解りやすかったです。


日時:2018年08月24日(金) 17:51



返信

    現在:0文字 10~1000文字