灰色の騎士の修羅ルートについて

諸般の事情によってお蔵入りする事になった修羅ルートについてのボンヤリとした構想です。

まずフィオナ姉さんが原作よろしく人質にされます。
そしてリィン・オズボーンは内心血反吐を吐きながら表面上鋼鉄の仮面を纏いそれを見捨てます。
これにより、大切な者を作ればそれに付け込む奴が出るのだという思いを固くして、トワさんを遠ざけるようにします。

これによってクロウを生かそうという試みをすることはなくなり、その手でクロウを殺し、大事な人を自らの意志で遠ざけ、最大の親友をその手に殺した事によってついにその心には一辺の脆弱ささえも消え失せて、鋼の英雄としての完成を迎えます。
そしてこの際その光景を薄れゆく意識の中見ていたセドリック殿下はその強さに焦がれます。

そしてトワさんという相手が消えた彼はアルフィン殿下と婚約します。
無論、そこに愛はなく政略的な理由に依るものです。
これによって彼は皇女殿下の婿という地位を手にします。

そうして彼は本編のように自らの心中を誰にも明かす事無くパッパの忠実な腹心として振る舞いながら功績を挙げていき、その立場を揺るぎないものへとしていきます。

そうして運命の時である黒キ星杯。
此処で彼はついにパッパへの反旗を翻します。
ただし、それはオリビエや新旧Ⅶ組に味方するというものではなく
巨イナル黄昏を引き起こすために必要不可欠なプロセスを行うための一瞬
ギリアス・オズボーンが自らの手勢を引き連れて帝都を空にせざるを得ないという状況下でクーデターを起こすためのものです。
要はアルティナとそれを救わんとする新旧Ⅶを囮にしたわけですね。

そうしてアルフィン殿下の婿としての座、英雄としての声望。
自分への憧れを巧みに利用してさながらテイルズオブジアビスのヴァンとルークのような関係を築き上げて自分の言う通りに動くようになったセドリック殿下を利用して
ギリアス・オズボーンこそが結社身喰らう蛇等というテロリストと組んで皇帝陛下を亡き者にしようとした真犯人であると発表して
父を権力の座から引き落とし、父の地盤をそっくりそのまま強奪し、事実上の国のトップへと躍り出る。

以上がボンヤリと浮かんでいた構想でしたが、これをやると作者の胃壁がやべぇ事になる上に
肝心のイシュメルガをどうするんや問題が解決しないために、恐らくやることはないと思います。


日時:2018年10月28日(日) 22:29

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返信コメント

宝剣

このリィンも見てみたいわ。
重い展開大好物。


日時:2018年11月04日(日) 00:28

仮屋和奏

修羅ルートもめちゃくちゃ面白そう…
完結後に作者さんに余裕があれば修羅ルートも読ませて頂きたいです。


日時:2018年10月29日(月) 16:59

昆布さん

演説を信じるものと信じないもの、やがてそれは内乱を生み、その戦火はクロスベルから共和国へと燃え移り、やがて世界は炎に包まれたENDかなぁ・・・だが人類は死滅してはいなかった!!シャツを筋肉と闘気で引き千切る泰斗流伝承者がユワッシャーでもしないとそれこそ胃痛で死んでしまうようなルートでしたか・・・フラグ折れてマジでよかった・・・


日時:2018年10月28日(日) 23:02

歪曲王

これはこれで面白そうですが、読んでてダメージが入りそう(笑)
修羅というより覇王みたいなリィンですね。
なんとなく、最後はリィンが民衆たちの前で演説をしている最中に撃たれる。
犯人は、彼が切り捨ててきた者。
歴史は繰り返し、再び戦乱の世が幕を開けるエンドになりそう(笑)


日時:2018年10月28日(日) 22:40



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