因果

三次創作を始めた当初、エミカスが思いのほか書きやすいと思って驚いたわけですが、それはエミカスというキャラクターの大目標が「みほエリを成すこと」とキッチリ定まっており、それに付随する小目標と行動の組み立てによって様々なルート分岐が可能であるという構造があるからです。
簡単に書くと↓のようになります。

みほエリを成す ←大目標
→黒森峰に入学する ←小目標①
→みぽりんやエリカと仲良くなる ←小目標②
→みぽりんを転校させない ←小目標③
→みぽりんの代わりに川に飛び込む ←小目標④

加えてエミカスは失敗したときにはこの世からピロシキも辞さぬほどに目的志向的なナマモノであり、基本的にこの方針から大きく逸脱することはありません。大目標から小目標への連鎖によってエミカスの行動は決定されていきます。常に「みほエリを成す」という大きな目標に沿った行動を必然的に選択するわけですね。
さらに言えば善悪の判断とか良識に関する部分は至ってマトモなので、その場その場での横道に逸れた行動も「ガルパンキャラを喜ばせるため」「困っているガルパンキャラを助けるため」という動機付けによってその必然性が補強されるわけです。その迂闊な善行が予期せず好感度を高めてしまうところまでセットです。

そして最終的には物語はエミカスの意図を裏切って暴走し、エミカスはみほエリとかノンカチュとかにサンドされて死にます。血を吐いたりして死にます。仮にそうでなくとも寿命が短いのでそのうち死にます。約束された定番オチまで用意されている隙のなさです。
「どうしてこうなった」的なコメディで終わらせてもいいし、ガルパンキャラを曇らせる形で終わってもいい。そこの匙加減は書く人間の裁量と責任において決めなければなりませんが。

つまりエミカスは物語を作るロジックを余さず内包した、素材として高いポテンシャルを持つガルパンオリ主であると言えるのではないでしょうか。



みたいなことを仕事中に考えてましたがそれはそれとして今めっちゃ眠いんで寝ます。


日時:2019年03月13日(水) 23:14

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返信コメント

米ビーバー

うむ(けもフレ考察班感)
なので王道突っ走るメンバーと組ませると相性悪いことに最近気づきました(最後まで書くけど)


日時:2019年03月14日(木) 22:28



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