キャラ改変に関する見解

いつもありがとうございます、赤土です。
早速ですが、今回は現在執筆している作品につきまして
キャラ改変に関する見解について、読者の皆様と齟齬があるように見受けられましたので
この場を借りて見解を述べさせていただきたいと思います。


・キャラ改変は、原作描写に基づいた描写

これだけ読めば、「ナニイテンダ!! ウジャケルナ!!」とお思いでしょうが
現在執筆中の作品の原作「ハイスクールD×D」は、基本主人公である
兵藤一誠の視点によってのみ人物や情景が描かれています。

それはつまり、兵藤一誠と言う人物の価値観、人生経験と言うバイアスが働いた状態で
作中人物や作中世界が描写されることに他ならず
原作からして客観的とは言い難いものがあります。
(特に祐斗をはじめとするイケメンへの僻み、敵キャラクターの思想に対する態度に顕著と見受けられます)

そして、少しでも拙作をお読みいただいた方はご存知と思いますが
拙作は兵藤一誠とは別の人物が主人公です。
そうなれば、原作の描写そのままキャラクターや世界観を描けば
それは拙作主人公が兵藤一誠と言う存在のエミュレーターに過ぎないことになってしまい
主人公を兵藤一誠から変更する理由も無くなるどころか、二次創作する意味合いすら無くなりかねません。

従いまして、拙作では拙作の主人公から見た作中人物や世界観を描いていることとなります。
それはつまり、拙作主人公の価値観、人生経験と言うバイアスを働かせた状態ですので
兵藤一誠のそれ、即ち原作描写と異なるのはいわば必然と言えます。

具体例を挙げれば、原作では家族思い、愛情にあふれたとあっても
拙作では押しつけがましい愛情、としてあるのは
拙作主人公の目線ではそのように映っていたから、であります。


・拙作には原作にない要素が多数ある

クロスオーバーしているので当然と言えば当然ですが
それ以外にもオリジナル要素を加えてあります。これは私が原作描写に疑問を抱いたがゆえに
追加した要素ではありますが。

従いまして、原作とはキャラクター各々を取り巻く環境は大きく異なっておりますし
出生レベルで異なったキャラクターもいます。そうなれば当然、原作のように描写するわけにはまいりません。
むしろ逆に、この状態で原作のまま描写すればそれこそ齟齬を生み出しかねず
原作からの乖離は拙作においては不可避であることは、ここに宣言させていただきます。


・拙作主人公による介入

作劇において当然のことなのですが、拙作主人公は話の流れに介入します。
そうなれば、原作の話の流れに歪みが生じ、原作キャラクターの相関図もそれに伴って変化
起こるべきことが起きず、起きないはずの事が起きる事態に陥ります。
そうなれば、原作のように動くことは無くなり、結果として改変は起こります。


以上の理由から、改変は拙作において避けられない事態であると宣言させていただきます。
故に、タグにおいても注意喚起しておりました。

「こちらでは改悪とは一切思っておりません」

事を、重ね重ね申し上げさせていただきます。


日時:2019年04月02日(火) 17:05

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返信コメント

赤土

>SINSOU様

長期連載に伴って設定追加するのはいいんですが、その追加内容もさることながら
追加による周囲への影響ってのが度外視されてるんじゃないかって気はします。

・兵藤の血~
おめーはサイヤ人か。あるいは霊界探偵か。サーゼクスもそうなんですが
「何でこの両親からこれが?」ってのが少なくない気がします。
隔世遺伝って言ったって限度があるかと。サーゼクスに至っては生物カテゴリかどうかすら怪しいですし。
滅びの力は溶原性細胞か。

・悪いと思ったら謝る~
つまり覗きや公共の場でのセクハラは悪いと思ってないわけだ、ふーん。
セクハラ問題抜きにしても友人への度が過ぎた悪戯や初対面に対する態度もあれで悪いと思ってないわけだ。
ふーん……

……この点だけ見ると、見る人によっては拙作は改悪なのだと思います。
様々な方面から説得力という要素を持たせた結果が拙作の顛末のつもりしてますけど。

・実は女子から見守られていた~
「女子を見張っていた(性的な意味で)」の間違いじゃなく?
見守ってたのがリアスならわからんでもないですが
そしたら今度はイッセー転生(殺害)問題が「わざと」疑惑が生じる。
「ゴースト」でも最序盤から散々言及したことですが。

セクハラ問題に対して問題をうやむやにする意図なのかわかりませんが
「ヒロインを肉食系ドスケベ女子にする」という対応もまずいと思うんです。
お陰であのドスケベで通ってたはずのイッセーが(相対的に)草食系的な存在になるという
わけわかんない状態になってますし。

イッセーハーレムにこだわった結果、ヒロインもイッセーも原形をとどめなくなる魔改造を施されて
残ったのは凡庸なヒロインと今でいうなろう主人公。
たとえ何と言われようと一貫性は大事だと思います。ランス君みたく。

(ぶっちゃけ、HSDDってラノベでランスシリーズやりたいって部分も無きにしも非ずに思えます。
主人公がハーレム狙ってたり、一見ライトでもその実ダークなファンタジーという意味で。
顛末も主人公が魔王になったりで似てる気が……)

>バタフライエフェクト

寧ろそれこそが、私が二次創作に求めているものです。
嗜好の問題とか食傷とかで偏食気味になるとかそういうのはありますが。

ifゲームだときれいなブリヲとかインパクトありますし、スパロボなんてその最たるものですしね。
そう考えると、受け入れられない人がいるのは致し方なしですね。


……うん、だから言ってるのに。


日時:2019年04月09日(火) 22:51

SINSOU

そもそも原作の作者自体が、一誠等のキャラをどうしたいのか分からない方向に行っていると感じるんですよね。
ただのエロガキだったのに、実は兵頭の血が~とか、悪いと思ったら謝る性格とか、実は女子から見守られていた~とか、成長?というにも違和感な設定変更がポコジャカと追加されるせいで、一誠というキャラがすでに(ごちゃまぜという意味で)キメラ、クリーチャー化している。
もちろん一誠だけに留まらず、巻が進む度にキャラクターが一新されていくので、根幹自体がブレブレになっていく。

最も根本的なことを言えば、二次創作者は原作者じゃないのだから、違和感が出るのは当たり前としか言えない。もちろん、悪意を持って変えること(改悪)は考えものですが、そもそも世界が違うし、いない登場人物が生まれれば変化するのは当たり前です。それを一々指摘してしまったら、赤土さんが仰る通り、二次創作自体を否定することになる。

バタフライエフェクト(知ったか言葉)じゃないですが、異なる設定、新しい人物を入れれば、それによる影響は起こります。それこそ、転生オリ主による乗っ取りで、原作主人公が・・・とかがいい例でしょう。
ifゲームでも、オリキャラによって原作が変化することはあるわけです(結果、新たなカップリングが生まれることもあるわけですが:輻射波動夫婦など)。

受け入れられるか受け入れられないかは結果ですかありません。ですが、二次創作ということを考えると、結果としてそうなったと納得できるのであれば、問題はないかと思います。それでも。これヘイト小説だろ?なぁ?ふざけんなよ?と言ってくるのはいるでしょうけどね。

どうなるのか楽しみに待っています。


日時:2019年04月08日(月) 23:00

赤土

>ウェットル様

拙作ではかなり大胆にメス入れたなぁ、と今更ながらにしみじみ。
どう考えても思春期の少女が笑って済ませられる事案ではないですし
被害者がどう動くかを考えた結果が「ゴースト」最終章のアレ。
いや、アレはアレで問題あるんですが
「いつまでたっても処分が下されない」となったら、非合法的手段に走るのもむべなるかな。

イッセーばかりが槍玉に挙げられますが(それだけイッセーがアレとも言えますか)
三大勢力がそもそも大概なんですよね……さすが侵略で教えを伝搬した宗教は言う事が違うわ。
(ソロモン72柱と十字教ないし四文字は関係ない気がしますがそれは置いておいて)
なので、イッセーが三大勢力のお偉方(サーゼクス、アザゼル、ミカエル)に物申す的な展開があれば
それだけで私的にはイッセーの評価を見直せるレベルになります。
だって原作じゃサーゼクスにはリアスって餌で釣られ、アザゼルにはおっぱいとハーレムで焚きつけられ
(この時アザゼルが「ハーレム作った」宣言してるのにライザーの時とは全然違う対応、所謂ダブスタ)
ミカエルは便利道具寄越してくれるので言いなり。どないせいと。

改変なしで突っ走るのは、原作からしてそうであると言わざるを得ない感じですので
(というか、引っ込みつかなくなってる気がします)ならば二次創作ではどうするか、となれば
私が出した答えは「多少言いがかりを含んでも、描写に説得力を持たせる」に至った次第です。
ギャグは犠牲になったのだ……世界観の描写、その犠牲にな……

原作は「古い慣習に囚われる勢力にイッセーらが立ち向かう」描写にしたいんでしょうが
その立ち向かう勢力が正義とは限らないわけなんです。
変な喩ですが、植民地を巡って列強国が争ってるだけ。
植民地の独立なんて誰も語りませんし、目を向けようともしない、そんなお話に見えました。

イッセーに関してのみまとめますと
「普通に熱血なイッセーは見たい、けれどエロ要素薄くするとイッセーじゃない、どうすればいいの」
に陥ってしまい、他の作者様のお話も一部除き素直に読めないんですよね。

余談。
メガテンに関して一言で言いますと
「北斗の拳(というかマッドマックス)もしくはデビルマンとハイスクールD×Dを合体させて
 聖書の神様に喧嘩売るお話」
と、かなり無茶苦茶な説明ですが大体こんな感じです。


日時:2019年04月04日(木) 21:05

ウェットル

 イッセーに関しては「キャラ改変なし」ってなると、それはそれでR指定案件を学園でやらかしてること、未だ逮捕や退学(無理やり誤魔化して『休学』)されていないことに「ふぁっ!?」ってならないモブ生徒(あるいはオリキャラ、ないし被害者)がいないことのほうが不自然極まりなくなるので、むしろ「キャラ改変なし」のほうが本来は難しいのでは・・・・・・?

 むしろ、イッセー本人が、
「原作での”それら”が罷り通ることを疑問に思う」
「性欲に溺れたり力に溺れたり、選民思想に近い発想や『してあげる』的な論理展開に思想が近づいたりせずに、セージと同じような着眼点にはならずとも直情的な性格らしい発想で、真っ当に何かを言う」
「そもそもが、まともな良心をもって覗きをやめる(ぶっちゃけそれだけでもイッセーには十分すぎる)」

 ということこそ、もはやキャラ改変になりかねないキャラになってしまっているのでは・・・・・・??
 (※ 別にそういうイッセーが見たくないわけではない。アンチ要素ない完全熱血な『一誠』も好き。
    というか、改変も何もオリキャラやオリ展開を書かざるを得ない時点ですでに微改変入ってる。
    どんなキャラでも同様。そもそも二次創作の作者は原作者じゃないから是非もないネ)

 改変なしで『それが成立する理屈』を裏設定や「ギャグだから・・・・・・そういう作品だから・・・・・・!」に留めて本筋を優先するか、赤土氏のように本筋に絡めるかは筆の持ち主次第。

 むしろ、自分は赤土氏の作風を待ってましたぞ。(メガテンは知らないけど)
 

 


日時:2019年04月03日(水) 23:32

赤土

>人力車様

こちらの資料が一桁巻時点で止まっているのもありますが
拙作で起きた事件の大半が時系列的にその一桁巻の頃に起きたものなんですよね。
なので、成長のタイミングを丸ごとつぶされた某サードチルドレンみたいなことになってます。

彼はスパロボ補正で救われた代名詞的存在ですが
スパロボ補正って、必ずしも正の方向には働かないものでして。
それを象徴するというか補強するのが、クロス先のペルソナシリーズ(というか某混沌様)の存在。

故に、このようなマイナス補正の権化となってしまいました。
可能性は、必ずしもプラスの方向のものばかりじゃないんですよね……残念ながら。



……一応、真面目に主人公するイッセーもやれなくはないのですが
セージがそれ以上に主人公属性を秘めたモブ(!?)だったので
「セージがいる以上、イッセーはハーレム王になれない」という因果が紡がれているとか、いないとか。


日時:2019年04月03日(水) 23:23

人力車

自分も改悪とは思ってません。
イッセーは最新刊でこそまだマシ(それでも酷い)ですが、原作が一桁、特に前半時は本当に酷い。
そんなイッセーがセージというキャラクターか加わることで原作とは違う成長をする。
そして周りもそれに合わせて変化すれば、まあゴーストのようになる可能性もありますわな。
更に原作ではされないツッコミや指摘がはいれぱなおのこと。

原作ではイッセーにやたら優しい周囲ですが、それがなくヤバい世界の一つメガテン(ペルソナ)とのクロスとなると……
むしろメガテンとクロスすると誰に優しい世界になるのか不明ですが(;´∀`)


日時:2019年04月03日(水) 00:55



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