ガンダムSEED DESTINY考察…と言うか個人的解釈まとめ [最終版]

 ガンダムSEED DESTINY…種死とも呼ばれるこの作品はいろんな意味で有名である。

 当初主人公だったキャラが中盤から急に敵キャラのような扱いを受けた末に前作主人公陣営に敗北するという[創作史上に遺すべき最悪のエンド]を迎えたというだけではなく、
 作品内で明確に語るべき部分が語られずに推察のみで進められた末にキャラクターのシンがぶれているようにも取れる展開が続いていた。

 ここでは同作品に対する私自身の個人的な解釈をまとめていこうと思う。
 なお最初からすべてを乗せるとなるとかなりの文字数になるため少し筒更新していく形になると思われる。

【その1:シン・アスカの家族を奪ったのは結局[どの機体]なのか】
 シン・アスカの両親と妹はSEEDにおけるオーブ戦において流れ弾の直撃を受けて吹き飛んでしまった。そのシーンに関してだが……少なくとも[テレビ本放送時の描写]では[フリーダム]が下手人であると思われる。

 https://www.nicovideo.jp/watch/sm4712825

 上記のアドレスで見れる映像はMADであるが本放送第一話の冒頭と終盤をつなげただけの構成でありこの動画におけるだいたい[01:50]から[02:00]にかけてシンの家族が死亡しシンだけが生き残る経緯を描いている。
 …これを見てみればわかるがアスカ家=地上を攻撃しているのはフリーダムであり
アスカ家のいた場所の付近に地球連合側のゾルダ……じゃなかったカラミティがいるため
おそらく[フリーダムがカラミティを狙って放ったフルバースト]が誤って着弾したことでアスカ家は吹き飛んでしまったと思われる……で、
HDリマスター……いやスペシャルエディションのころからですがここの[一連のシーン]から
[フリーダムのフルバースト]だけ消されているんです。
 ……監督sideとしては[シンの家族を殺したのはフリーダムではない]と言う演出のつもりだったんでしょうが……いや演出や描写を抜きにしても状況的に地上を攻撃しているのは[フリーダムだけ]なんですよね。
 つまりあの状況を大きく変更しない限り[フリーダムがアスカ家を殺した]ことに変わりないのです。
 なお、なんであの状況でアスカ家が避難していなかったかと言うとシンがあれだけアスハを憎んでいる描写から考えればわかりますがどうも[市民の避難誘導を開戦してから始めた]可能性が高いんですよねオーブ政府……そりゃ憎むわな。

【その2:オーブという国について[更新予定06/16]】
 オーブ……正式名称を[オーブ連合首長国]とはどのような国か?
この質問をされて何も見ずにちゃんと答えられるファンはかなりのSEED好きだと言える。
というのも実際に調べてみるとこの国は[はっきり言って政治形態が完全に有名無実化している]国なのだ。

 元々オーブと言う国はソロモン諸島に存在する国家だとされてます。
火山性の環状列島が大小で20島存在する群島国家でありそれらを合わせて[オーブ群島]と総称します。

 公用語は日本語、その理由としては日本からの移住者たちが多く彼らの持っていた技術力を使って発展していった国だからだとされています。

 政治形態は国民主権を謳っていますが実質的にアスハ家の独裁体制。
古くからオーブの地を統治していた者たちの子孫である[氏族]と呼ばれる実質的な貴族階級にあたる者たちが存在しており彼らの中でも選抜された5つの一族として[五大氏族]が存在しアスハ家は本来そのひとつである。
だが経済成長を主導し古くから住んでいた者たちと日本からの移住者たち双方の宗教文化の折衝も務めたアスハ家を国民が盲信していることでこのような最悪の状況となっており、このことがSEED時代における五大氏族の一つであり[サハク家]がオーブから独立するきっかけとなっている。

 本来は国家のトップである[代表首長]は五大氏族から[選挙]で選ばれることになっているが劇中の時代では上記の功績に起因するアスハ崇拝のために代々アスハ家が代表首長を務めており、さらに本来氏族側と対峙し合議制を構築するはずの国民議会もアスハ家の提案する政策を盲信するなど完全に国民主権と言う原則が形骸化している。
なおSEED DESTINYにおいて登場した[宰相]と言う役職は首相に相当する閣僚ポストであるらしい。

 …さてこれがオーブと言う国である。
こんな国だが……ガンダムSEED DESTINYでの行動を見ていくとちょっと疑問に思うことがある。…少なくとも政府と軍部とで行動方針の違いが発生しているように見受けられるのだ。
オーブ軍は前作と同じ……いやむしろ悪化しているレベルでアスハ崇拝をしているが
逆に政府と言うか閣僚機構は[アスハ家を表に立たせながら]も独自の判断で行動しているようなのだ。……劇中の行動からセイラン家を売国奴と呼ぶ者もいるだろう。だが待って欲しい、彼らの行動はオーブを連合から守るという意味では一貫しているのではないだろうか?
実際連合よりとの認識がなされていたセイラン家ならば[レクイエム]の情報を何らかの形でジブリールから匂わされていた可能性が高いと思えます、……地味にオーブへの攻撃が可能だとされてますしそのことを考えると下手に連合…いやジブリールにたてついた場合最悪レクイエムを使われる可能性もあったのではないでしょうか?
そう考えるとオペレーション・フューリーの際に落ち目のジブリールをセイラン家が庇ったことに説明がつくんです、……下手に引き渡そうとするとオーブへレクイエムが照射される状況になっていたのではないでしょうか。
多分カガリとユウナの結婚がうまくいっていればユウナの口からなぜ連合よりに動いているかの説明はされていたと思います……ですがフリーダムのせいでそう言った情報の申し送りは去れずさらに軍部はアスハ信仰の末に政府の指示を無視して暴走……あの国って案外本編後に閣僚機構の静かな反乱を受けて滅ぶんじゃなかろうか。

+第三版追記+
後で調べてみると核攻撃されるぞと明確にジブリールから脅迫されてました。
そりゃセイラン家も庇うしかないわなぁ!!

【その3:デスティニープランは間違っていたのか?】
 デスティニープラン……噛み砕いて言えば遺伝子解析による適職強制を軸とした社会安定プランである。職業選択の自由がないという一点や遺伝子解析の不確実性などの問題を危険視したラクス・クラインによって力づくで阻止されたが……本当に間違っていたのか?
多くのガンダムSEED DESTINYのファンからは今もなお疑問に思われており肯定派と否定派に分かれている問題でもある。ちなみに私は社会情勢の面からしてプランを肯定するしかないと考えていた、……あの世界の各種情勢を考えるに職業について経済を回す人間……[就労人口]がかなり減っている可能性が高いのだ。
 よしんば社会を維持するために必要な人数に達していたとしても各職業の比率はいびつなものになっている可能性があり文明社会の維持が不可能になっている可能性がある。
 ……そう、故に[人類存亡をかけた最後の防衛策]とデュランダル議長は発言したのであろう、技術的・倫理的には確かに間違っているかもしれない、だが社会情勢や経済学的視点からすればそうしなければならない必然作だったのかもしれない。そんな考察の余地を残したこのプランだがこの文章を書くためにいろいろと調べてみると[……子供のころからプランに沿った環境を用意してやれば案外イケる]ことが分かってしまった。

 さて、否定派の多くが指摘することであるのだが性格的適性を無視していることを理由にこのプランは間違っているとする人がいる。……実際私も技術的にはそこをクリアしなければこのプランは実行しても暗礁に乗り上げるだろうと思っていたのだが……少なくとも劇中よりも遺伝子解析能力が劣っているであろう現代においても心理学の分野では[人間の性格は遺伝子で半分決まる]ことが分かっている。残る半分は環境から決まるそうだがそれでも現代よりも遺伝子解析技術が進んでいる可能性が高い種死本編ならばその半分を完全に解析しきる可能性がある。……この時点で遺伝子解析で性格的な面の適性もある程度絞れる可能性が出てきた。
またもう一つの懸念材料である後天的な疾患などの問題に関しても同じことが言えるため案外当時は机上の空論だったプランに現実が追い付いてしまったのかもしれない。
というか既に現代の時点であるからなぁ遺伝子解析での能力判定……現代以上に技術が発達しているであろうあの世界ならば実際巧く回る可能性が高いのですよ。

 またラクス・クラインの指摘についても個人的に正しいのかわからないと思っている。
……そもそも彼女、遺伝子工学の基礎知識すら持っていないのではないだろうか?
彼女がこのプランについて知るきっかけとなり否定する根拠の一つとしても使われたのはデュランダル議長が10年以上前に在籍していた研究施設に残されていた[当時の研究ノート]である。
 ……10年以上前のデータでは根拠になりえないだろうと素人でもわかるが彼女の周囲はそれを受け入れてしまいだれもその点を指摘しなかった。そしてその周囲の人間に一人も遺伝子研究をしていた人間はいないのだ……彼女がわざわざ情報や推察の裏取りをしたとは思えない、おそらく終盤はこのノートで得た情報と個人的な推察のみで行動していたのではないだろうか。……いやそれ根拠0ってことでは?

 なお……オーブと大西洋連合がプラン反対云々でプラントと交戦している終盤の情勢だが実はあの時まだ双方とプラントの戦争は継続中である。
……月艦隊の壊滅は使った兵器はともかくそれ以外の点では実はなんら非難されるいわれがないのですよ。

【その4:インパルスという機体について】

 インパルス……ガンダムSEED DESTINY前半の主人公機にして久しぶりに3パーツへの分離合体機構を備えた主人公機であったこの機体はシン・アスカが最も輝いていた時代の機体であり……インパルスにとってもシン・アスカというパイロットがいたからこそあれだけの活躍をすることができたと言える。なぜならば……インパルスという機体は運用上の欠陥を内包してしまった機体だったからなのである。

 そもそもインパルスという機体はある独自の運用理論に基づいて設計されている。[インパルスシステム]と一部で呼ばれているこの運用理念は[ドラグーンシステムを利用して各換装パーツを制御することで単独であらゆる状況に対応させる]というパイロットの負担などを無視した物であったが、さすがにそれは無理だろうということでこれはオミットされ各部の換装機構にその名残を残す程度になっている。……だがそれでも複雑な換装機構や通常とは異なり戦闘機に乗れなければ運用できないなどの問題点は残っている。……なんせ同コンセプトの後継機が存在していないのだから。

 さて、じゃあなぜシン・アスカはあれだけの活躍をこの機体でできたのかというと……単純に[彼は複数の兵装を同時にコントロールできる素質があったのではないか]と筆者は思っているというかそれ以外にあそこまで使いこなせた理由がわからないのだ。実際ガルナハンでの作戦ではマップ情報のみで暗闇の中を飛行しているがこの時[先導しているコアスプレンダー側の誘導ビーコンでチェスト・レッグ両フライヤーを制御している]と思わしき描写となっている……ぶっちゃけよう、チェスト・レッグ両フライヤーには自律飛行機能は未搭載の可能性が高く分離状態ではコアスプレンダー側からの誘導で制御しているようなのだ。……そりゃ使いこなせるパイロットはほとんどいないわなぁ。
私が運用上の欠陥と評したのはこの部分である、[パイロット側の素質がなくては十全に使いこなせない機体]なのだインパルスは……そんな機体をあわよくば量産しようとするとか技術部門は現場をなめてないか?


日時:2019年07月15日(月) 15:30

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返信コメント

09e16

龍牙様……実は文字数の関係で削ったんですがMSVの方で既にザクベースで開発されたコアスプレンダー技術の実証試験機体が登場したのはいいんですがその機体は耐久試験の結果大破してるんですよ。あの分離合体機構って実は機体の強度を悪化させるというシャレにならない弱点があるんですよね……多分VPS装甲使っているのはその点をカバーする意味合いもあると思います。量産するにはいろいろと問題があるとわかっている機体なんですよね~……テストの時点で
そうだとわかっているならやめましょうよ。実際機体構造が複雑なせいで整備員から嫌われたり専用の母艦が必要だったりで本編劇中に登場した機体を含めても実戦配備されたのは2桁にも満たない数だそうですし……真面目にいくら高級機体だからって数作らなきゃ意味ない機体で10機未満はアカンですわ。

まあ実際[アンチフリーダム]の答えとしてはかなり有用な構造ではあります。
議長がOK出したのはそこら辺を想定していた可能性もありますね。
……開発側はそこら辺考えていなさそうだけど。

これは個人的な考えなんですが……シルエットシステムとウィザードシステムが同時に存在している点を考えるとどうもこの二種類の装備は開発系統が別だったんじゃないカナーと。地上運用を考えるとシルエットシステムの方がいいんですよね、飛べるから。

騎士ガンダムシリーズのあれは同門の主人公も似たような展開でしたし違和感なかったなー。
あっちは主人公の元ネタガンダムじゃなかったけど。


日時:2019年07月16日(火) 14:36

龍牙

まあ、インパルスの場合は量産試作機と見れば悪くは無いかと。
シルエットシステムは従来のザクウォーリアのそれと共用に変えてコックピット部分を脱出機構にしてパイロットを生き残らせる、またはパイロットの生存率を上げると言う観点から見れば。また分離機構もいざとなれば短時間でのニコイチ整備の容易さに繋がると言うメリットと考えても良い面も有りますが……根本的にシンの資質に頼った機体と言う感は漂いますね。

何というか、デュランダル議長もインパルスを使ってフリーダムとキラを撃墜させる為に作らせたのが本来の目的としか。コックピットを最後まで狙わないキラのスタイルを逆手にとって、無力化が不可能な機体として完成させたフリーダムキラーこそがインパルスの状態なのでは無いかと。そして、それを生かせる資質と種割れを持ったシンは最適な乗り手だったと。





まあ、シンが輝いてた頃の機体なのは否定できません。
知ってますか、種運命のキャラを騎士ガンダム化させたシリーズで、インパルスは主役で、デスティニーは悪役で最後はインパルスに倒されました。どれだけ不遇なんだろうか、デスティニー。しかも、騎士インパルス、ステラがモデルのキャラが恋人だという設定まである。


日時:2019年07月16日(火) 13:16

09e16

まるだい様コメントありがとうございます。

 ……だといいんですけどねぇ。
脚本家のトップな監督の嫁が遅筆なせいで1クールごとに総集編やっていたくらいな上
本来プッシュすべき新主人公にだけ撃墜した相手の断末魔を必ずやるという負のイメージを与える演出をしていたくらいですし……案外最初から前作主人公組大勝利!!エンドにするつもりだったとしか思えないのですよ。


日時:2019年07月08日(月) 18:34

09e16

いりごま塩さん……まずは返信遅れてすいません。
今後はすぐに返信するように気を付けます。

 まずはプランの強制度ですが……劇中描写だと確かに強制力はなさそうなんですが製作スタッフサイドとしては強制的な制度として考えていたみたいなんですよね。
……にしてはなんというかそういった印象がないんですよね……むしろ一時期の就職氷河期を考えるとこのプラン割とありではなかろうか?
あの[負債]はボンボンとその嫁だからそう言ったことを考えてなかったんだろうなぁ。
 実際いりごま塩さんが仮の例として挙げた事例などを考えるとこのプランってある一定以上の年齢には職業斡旋の目安程度にしかならないでしょうし……本文中でもちらっと書きましたがこのプランを十全に生かすには生まれてすぐに解析したうえで[子供の成長環境まで管理している]必要があるのですよ。……そう考えるとそこまで強制力を持つのは数世代後なんですよね。
でもあの世界社会情勢と考えるとその数世代を持たせることができるのか怪しいというね……

 ラクスの指摘は本文中で書きましたが[証拠がない言いがかり]にすぎません、
論ずるに値しないのですよ。

 レクイエムを使った一件に関してはまだ休戦していないのに敵の艦隊が動いたならばそりゃ
国民を守るために先制攻撃もやむなしですもんねェ……オーブに関してもアスハ代表ですら[オペレーション・フューリー]でジブリールの引き渡しではなく反ロゴス連合へ反撃するって方向に動いた時点でロゴスのシンパだと他の反ロゴスの国家から思われてそうなのがなぁ……
多分真面目に考えていくとあの後オーブとプラントは他の国々から外交的に孤立すると思う。
ドッチもテロリストが政権を奪取しちゃったように見えるし。


日時:2019年07月08日(月) 18:29

まるだい

どうも作品の設定をてんこ盛りにし過ぎた、という印象を受けました。

もう制作スタッフも限られた枠であれしなければならないこれ表現しなければならない、で広げた風呂敷を畳めなくなり最終的に前作の主役が人気だからヤツに絞ってオチを纏めよう。そんなノリになっていたんじゃ無いかと。


日時:2019年07月08日(月) 18:05

いりごま塩

この話題で個人的にいつも思うのは「プランの絶対性の程度」なんですよね。
本編ではまるで「このプランで縛る」様に言われていますが職業斡旋レベルな気はするんですよね。
仮に物凄い怖がりな人間に「適正があるから」と言って軍人を勧めてもなるはずがありませんからね。
そういう人達が反発して暴動を起こされたら困る訳ですし。
ラクスの指摘についてもそうなんですよね。
「10年前のデータ」とは言ってもラクスが話すだけでさも当然の様になっていたのはおかしいです。
後、レクイエムで脅したとか言われていますけど議長はそもそもプラントのトップなので何よりもプラントの国民を護るのが最優先な訳でしてそんな中で怪しい艦隊があってそれを
「和解するから大丈夫でしょ」なんて考えて核撃たれてプラント壊されたらそれこそアウトです(大西洋連合にはまだ核が残っていますし)。
オーブに至ってはいきなりケンカ売ってる様なものですからね。


日時:2019年07月05日(金) 22:09

09e16

神無鴇人様……本っ当にあの世界でやるにはヤバすぎるんですよねあのプラン。
劇中でもシンの友人(コーディネーター)があまり考えずに賛成してますし……あの時のプラントではかなりの人間が賛同していたと思いますよ?

 まあ、一応その後の時間軸を描いていたアストレイ新作の方で遺伝子を超えた能力を見せたヒロインを出して否定するという展開を書ききっていたらしいですが……それでも再度あのプランを行おうとする勢力がよりにもよって地球連合側で現れてしまったわけで。
……あの世界案外民衆はプランの実行を望んでいるんだろか?


日時:2019年07月05日(金) 14:07

神無鴇人

デスティニープランに関してですが、
俺的には強制でさえなければ決して悪いプランとは思ってないです。
原作においても強制ではないとされていますが、C.E.世界に根付いた根本的な問題がそれを形骸化させています。

コーディネイターの登場によって作中の世界観では遺伝子という要素かなり強い意味を持ってしまっています。
遺伝子情報が絶対視に近い中でこの政策は半ば強制力を持ってしまっているので、もし実行するならば『遺伝子=絶対』の構図を塗り替える事例を多数用意しておく必要があると思います。


日時:2019年07月04日(木) 16:11

09e16

龍牙様…個人的にSEEDの出ているスパロボで一番印象に残っているのはWなんですがあれだと冗談抜きで[オメーいい加減にしろよ]と言いたくなるレベルでヤバい侵略者が来ているのに戦争してましたもんね……というか血のバレンタインからしてプレイヤーの怒りを買う蛮行でしたもん。逆スパロボ補正…ハザードに三ノ輪ですな分かりますん。

軍部の盲信は冗談抜きで龍牙様の見解じゃないとまずいんですよね…
問題はそれ自体がラクシズというかラクス陣営に利用されかねないということなんですが。


日時:2019年06月16日(日) 14:48

龍牙

>後五大氏族は基本的に[家督を相続するのは養子]だとされています。
これについては普通に忘れてました。

まあ、スパロボ時空だと、宇宙からやら地底からやら異世界からやらの侵略者そっちのけで身内での戦争優先してますからね。主人公部隊以外。侵略者達も自分達が暴れてるのに人間同士の戦争を優先してる姿に普通に呆れてるのではなかろうかと。
こんなバカが多いとウズミさんも綺麗に見えますわな。
なお、ウズミさんやシンは味方サイドと言う幸運な例で、逆スパロボ補正で、原作だと単なる小悪党や差別主義者なだけなのに血も涙もない極悪人に変わることもあります。



軍部の盲信は本当に前作での行動の影響だとしか思えませんね。指揮官じゃなくて実際にはストライクルージュで普通に戦ってただけですが。そんな事は現場は知らないでしょうから、一般のオーブ軍のみなさんにとってはカガリは先頭に立って戦った勇敢なオーブ軍の指揮官で三隻同盟の幹部なんでしょうね。
知ってる人たちも指摘する人も居ないでしょうから。


日時:2019年06月16日(日) 13:47

09e16

龍牙様……たぶんそれ正解。

>名ばかりの民主制と言うよりも~中世国家って所では?
冗談抜きで[これ]なんだと思います。
あの国は結局近代国家の時代に生まれてしまった中世国家、
外から見るとなんでそうなると言いたくなる思考回路をしているとしか…

そもそもスパロボ時空だとだいたいの場合[侵略者来ているのに戦争優先なバカども]が敵ですから……SEED参戦時は大抵こういう展開だからこそウズミさんが綺麗に見えるというね…。

政治家の人たちといっても閣僚機構以外の議員連中は変わらずにアスハ家を盲信していると思いますけどね。…というかオーブの閣僚って政治家と言うか議員なのだろうか?
案外役人からの繰上りとかもあり得る気がします。

ああなるほど、軍事的にみると確かにカガリはすごい指揮官に見える…実際には指揮官らしいことしてないけどなアイツ。
後五大氏族は基本的に[家督を相続するのは養子]だとされています。
ほら…アストレイとかに出てきたサハク家だって跡を継いだミナ様は養子だったし
天空の皇女でも養子をとろうとしてたじゃないですか。

ジブリールって非情だからこそ怖いんですよ……何しでかすかわからないから敵に回すならば安全を確保するか相手から敵対されるかしないとヤバい。

後キラたち一行はあくまでもアスハの私兵で他の首脳陣は存在すら知らなかったと思います。
だってユニウス条約があるからこそオーブは再独立できたのにそれを否定する戦力保有しているとか連合に侵略の口実を与えるだけでして……






日時:2019年06月16日(日) 13:20

龍牙

少なくとも、軍事的に協力させられた時点でジブリールの性格ならば存在を匂わせての脅迫の一つはするのでは?と。
存在に考えが至っても開き直って、放射能を撒き散らさないだけザフトのジェネシスよりも人道的では?と言われたらもう協力するしかない。
追い詰められた時に危険な兵器待ってますし、万が一逃げ切られたら、オーブも敵だとヤケを起こされても危険だから助けて敵じゃないアピールしたのではなかろうかと。
ΔアストレイでもM1やムラサメじゃ頼りないからMS貸してやると言う感じでオーブの一部の貴族のお坊ちゃん五人にmsv含むストライカーパック付きのダガーを貸してましたし(なお、設定ではカガリが使いこなせなかったIWSPを装備したダガーは遠隔操作で外されてスウェンのストライクEの換装に利用されました)、その程度の情報を開示して脅迫外交をして居た可能性もありますね。

そもそも、フリーダムとキラ様がいくら強くてもそれだけで基地にある対国兵器の発射前に警備のmsや護衛の戦艦突破して破壊出来るなんて考えない方が良いのは当然の事。ビルドファイターズの漫画版のエピソードで同スケールの要塞カイラスギリー(艦載機として艦隊とMAとMSを一人で大量に操った)作った前々回王者との試合ではストフリの改造機の大軍無双装備で挑みましたが、結局は発車前には攻略できませんでした。これを一種のシュミレーションとして扱うならば、ジブリールが月に逃げてしまった時点で一発の発射は覚悟すべきであり、その一発がオーブに向けられたら国は蒸発する。国を守る為にもジブリールは助けるしかなかったとしか。


日時:2019年06月16日(日) 12:33

龍牙

実際、オーブって名ばかりの民主制と言うよりも、絶対王政から直ぐに平和的に民主制に移った為に盲信的に前回の王族やら貴族の子孫ばかり選んでいる中世国家って所では?
笑えない話ですが、スパロボシリーズだとウズミは地球と宇宙の危機を救う為に国を犠牲にしたと妙な補正が付きますが、SEED本編だとオーブの理念と言う訳の変わらないものの為に国を焼いた男ですからね。ってか、ホント外国の軍隊が大群で迫ってきたんだから国民の避難の準備は近づかれた時点で、転ばぬ先の杖なんて無駄になった方がいいんだから交渉前や交渉中の避難は当たり前。役に立ったことを嘆くべきなんだから、とそんな事にも頭が回らないオッサンとしか。そりゃ、政治家の人達実権握らせないようにしますよね、普通。

ついでに軍部のアスハ信仰はアレじゃないですかね?
三隻連合と言うわずか三隻の戦艦と数機のMSの部隊で連合とザフトの戦争に介入した勇敢な指揮官の一人と言う英雄補正がカガリへの元々の狂信の上に上乗せされた為の狂信の悪化なのでは?
ってか、カガリって実子じゃなくて養女だった気が。




日時:2019年06月16日(日) 12:33

09e16

Dixie to arms様…少なくとも[SEED DESTINY]でのオーブ軍ドクトリンと[SEED]でのオーブ軍ドクトリンは違うと公式で明言されてしまっています。(参考文献:パーフェクトアーカイブス 機動戦士ガンダムSEED DESTINY)

 実はあの国恐ろしいことに国土が一度焼かれるまで[本土・沿岸水域防衛]のためにしか軍事力を整備してない……[本土を離れての攻撃は考慮してない]んです。
 本土決戦は不効率と言われていますがその本土決戦ならぬ[援軍が来るのかわからないのに本土に籠城する]というアホらしい軍事ドクトリンで行動していたのがSEED時代のオーブ軍なんです……いや籠城って援軍が来ること前提の戦術なので割とアホらしい考え方なんですけどね。
 
 まぁ少なくともM1開発当時は渡洋中に攻撃するとか考えていなかったんですよ。
 だから滞空時間が短くほぼ滑空する程度の[フライトユニット]で十分だとされたんでしょうね。VTOL的な特性はたしかにある程度あると言えますが航続距離は輸送機なしで国土間の移動ができる程度なので……うーん交戦時の敵との距離にもよりますが対艦攻撃ができるとは考えづらいというかなんというか。

 ですが国を焼かれたことで現行の軍事ドクトリンではマズイとオーブ政府上層部が考えたのか[外征能力を持った軍によって国土に接近される前に叩く積極的防衛]にドクトリンを変更してますが……それに伴いM1では航続距離と飛行速度において求める水準に性能が達していないとして開発したのが[ムラサメ]なのです。

 うーむ……調べれば調べるほどにオーブという国が分からなくなっていく……


日時:2019年06月16日(日) 10:59

09e16

龍牙様…M1の仕様に関してですがよくよく調べてみると開発当時のオーブは装甲関係の技術で連合に負けていたらしいんですよね…つまり仮想敵国の一つである連合と交戦した場合オーブの技術のみで開発した機体は装甲防御力でどうしても[連合に劣る]んですよ。

実際当時のオーブ単独で開発した装甲は[軽いが脆い]発砲金属を使ったものですし。
それなら[装甲を削る]ことで[運動性を上げ]て[攻撃を回避]する方向に開発の舵を取るというのはある意味で正しいことではあるんですが…問題はこのような特性の機体と言うのは[防衛に適さない]と言うことなんですよね。どちらかと言うと[攻撃型の機体]ですもんこれ。

おっしゃる通り国土防衛のためならば重装甲砲撃型の機体がふさわしいですが調べれば調べるほど[技術的に難しい]と言う結論になるんですよね……ラミネート装甲もオーブが開発に協力しているとはいえ連合系の技術な上そもそもオーブが[G兵器]開発にかかわった理由自体が[ナチュラル用OS開発のため]であって実は開発技術のうち[武装・装甲材・特殊技術]は連合の方が上なんですよね…オーブが連合に対して明確に勝っている技術って[バッテリー関係]しかないんですよ。

アズラエル理事はブルコスでありながら自分の会社でコーディネーターを雇用する程度にはリベラルよりですからね、彼が殲滅したいのはプラントの連中であってコーディネーターと言う種族は利用できる範囲でなら生きていてもよいと思っているみたいです。

連合とオーブの最大の違いは[資源]なんだよなぁ…
島国のオーブは開発資源を輸入しないといけないだろうし安く作らないと量産できねえ。



日時:2019年06月15日(土) 14:03

龍牙

どう考えてもM1は攻めの姿勢の機体。国土防衛なら少なくとも機動性を多少犠牲にしてでも重装甲の砲撃タイプとかですよね。
スパロボやgジェネじゃ無いんですから、ガンダムやオーラバトラーがマジンガーやゲッターを守るんじゃ無いんですから。
敵に攻め込まれる前に長距離や中距離の砲撃タイプで迎撃して本土への上陸を防ぐと同時に市民の避難の時間を稼ぐ。敵からの攻撃も装甲で防ぐこと前提。ビームを弾くラミネート装甲の盾を両手に構えて背中に装備した砲撃武器で撃ちまくればなお良し。
ぶっちゃけ、種死のザムザザーやゲルズゲーは国土防衛としては理想的な機体。実際、ローエングリンゲートへの攻撃をMAが防いでましたし、この点からでも防衛用の機体としては理想的と言う事が分かります。

ってか、企業家であるアズラエルさんも実際多少は要求を緩くする事も考えてたでしょう。少なくとも国民を避難させる為に時間稼ぎ程度の交渉はすると想定していた筈ですから。
あの時点の連合の最悪の可能性はザフトと同盟を結ばれる事と想定してた筈ですし。マスドライバーやモルゲンレーテは無傷で確保したい、最悪でも金銭支払ってマスドライバーを使用すると言う選択肢が取れれば無傷の戦力を宇宙に送れたんですから。交渉の席ならば自分の戦場だと考える可能性だって有りますし。


少なくとも、回避型でもディンの様な空戦型やグーンの様な水中型の機体、若しくはサブフライトシステムの開発を優先すべきとしか。陸戦型は飽くまで最終防衛ライン。

取り敢えず、種死でゼータ擬きのムラサメや、空飛べる様にしたM1の開発にしたのは多少はまともな思考が出来たとしか。
そもそも、設定上上位量産機とは言えレイダーの量産型や水中用のフォビドゥン、ストライカーパック換装できるダガーとか連合は完成させてたんですから。


日時:2019年06月14日(金) 22:25

09e16

赤バンブル様…[のび太の転生ロックマンX]いつも見ています。

 筆者もリアルタイムではそこまで違和感を抱いていませんでしたが後から見返すと[…主役シン・アスカじゃなかったっけ?]と首を傾げるしかなく後に他のガンダムを見てからは一番嫌いなガンダムが種死になったほどひどかったです…今は鉄血が同率ですけど。

 原作でのオーブ関連は本っ当に酷いですからね……税金もっと国民のために使えよ。

>あるガンダム小説サイトで~
『失いし世界を持つ者たち』ですね。
あれはよかった……ブライトさんもシンたちもいろんな意味で救われていたなぁ……うん、下手すると原作以上にいい話だったと思っています。


日時:2019年06月14日(金) 20:26

赤バンブル

自分は、アニメに関してはあまり深く考えずに見るタイプですが。SEEDの続編であるこの作品には「?」という印象が残っています。

リアルタイム放送時はそこまで気にせず「あれ?主役がまたキラに戻ったの?」という程度で済ませていたのですが高校でDVDを見てから唖然・・・・・・そりゃあ、シンがあんなに憎んでも無理はねえなと感じましたね。

何よりオーブ政府の準備不足・・・・・開戦は避けられないと薄々気づいているはずなのに寸前まで市民の避難なんかもやっている印象がありませんでしたからね。

ファーストガンダムの第一話でも民間人が攻撃に巻き込まれて死ぬ描写がありますがあっちではザクが偵察にくる以前に避難命令を発令していました。オーブはいわゆるこの第一話でザクの攻撃が開始してから慌てて避難勧告を出しているようなもの。

もっと悪く言えば余裕ぶっこいてガトーにアトミックバズーカ撃たれて全滅した連邦艦隊。

オーブ政府、もっと仕事しろよ・・・・・・。

そう言えばあるガンダム小説サイトでブライトさん率いるロンド・ベル艦隊がコズミック・イラの世界に迷い込んで何とかやっていく話なんかがあるのですが・・・・・・・こちらでは両親は亡くなってしまいますが妹が生存し、シンの扱いが少し良くなっています。


日時:2019年06月14日(金) 20:16

09e16

Dixie to arms様…ウワァオ[ワイはグリーン・ワイアット]の作者様もコメントしてくれるとは。

 オーブに関しては16日更新で触れる予定ですが…個人的にあの国実は内情的に一枚岩じゃなかったんじゃないかと。
 少なくとも政府と軍部で主義主張が違っていた印象があるんですよ。


典型的日本と言うかオーブは日本からの移民を地元の有力者が従えることで生まれた何とも面倒な国なんですよね…


日時:2019年06月14日(金) 20:13

09e16

 龍牙様……もうね、該当シーンを軽く確認しただけでもアスカ家殺しの下手人たり得る機体がフリーダム以外にはありえないのにそうでないという方向に持っていきたい制作サイドの無茶にはあきれた笑いしか出ないです、……いやムリあるよそれ。

 アズラエルさんもあの時点ではまだ言動はともかくとして軍需企業のトップらしく交渉で済ませようとする姿勢だったのに国民の安全よりも理念を重視したウズミのバカはなぁ……オメー少なくとも劇中初登場した時点で現役引退してるよな?なんで政府の考えに口出しするどころかシレッと自分がトップのようにふるまった末に国家代表に返り咲いているの?アストレイがらみのゴタゴタで引責辞任で引退したんじゃないの?……なんというかこういうところが中世国家並みですよねオーブって……そりゃサハク家もアスハ家も国家を理念や場所のことである=国民は別にどうでもいいと考えるよなぁ……

 そもそも避難誘導に関しては戦闘中に避難船への収容が行われている時点で[交渉で済ませられれば避難させる必要がない]とか考えていたんじゃないかと思われます……いやそこは決裂時に備えてあらかじめ避難させておけよと。シンが攻めてきた連合ではなく守ってくれなかったオーブを一番に憎んだと思われる描写になっていたのだって、多分アカデミーでの勉強やプラントでの暮らしを通じてそのことに気が付いたからこそオーブが自分たちを守る気がなかったと結論付けてしまったんだろうなぁ…いやまあ確かにあの時のオーブ首脳陣は理念のために国を焼いたうえで産業を奪うことをよしとした外道どもですが。

 M1アストレイは確かに国防用の機体としてはありえない機体特性ですもんね……島国で国防用の機体が陸戦型ってのはまずありえんのにそれにプラスして回避型って…そこは陸戦型にするにしても防御力重視の重装甲仕様ダロォ!!
 後年のムラサメが空戦型の可変機体になったのは上陸される前に殺るっていうドクトリンに修正したからってのは[だろうな]って感じましたもん。……M1のコンセプトは技術者先行の現場軽視だったらしいからなぁ……アホか。


日時:2019年06月14日(金) 06:14

龍牙

どう考えてもシンがオーブを恨むのは道理。少なくとも、オーブ政府は開戦前に何らかの時間稼ぎの一つでもするべきだった。


序でに、装甲軽くして攻撃は良ければ良いと言う攻撃的発想のM1で国の防衛?
どう考えても攻めの姿勢の機体なんですが。焼けた先には守るべき国しか無いんですけど。


日時:2019年06月13日(木) 22:44

龍牙

そもそも、あの時の連合の機体はストライカーパックを装備できる機体どころかフライトシステムすら無かったんですから、あの戦場で飛べたのはフリーダム、ジャスティス、ストライク、レイダー、フォビドゥンですよね。
その内、近くにカラミティが居たことから明らかにレイダーとフォビドゥンは無い以上、フリーダムかジャスティス、ストライクの攻撃でという事になりますが、どう考えてもあのエピソードを見る限りではフリーダム一択。




当時のムルタ氏が色々と問題ある言動多くても、流石に開戦前に自分たちに協力しろという勧告は出してました。少なくとも、こんな勧告されたら普通はさっさと市民の避難くらいさせますよね。制限くらい設けますが返答を待つ程度はしますよね、連合も。
オーブの理念がなどと言って開戦するなら制限ギリギリまで利用して市民の避難はさせますよね。
もう一つ、モルゲンレーテにアスカ夫妻のどちらかが、あるいは両親共に務めて居たとしても、シンやマユちゃんと言った子供は真っ先に避難させますよね。少なくとも当時のシンの年齢を逆算するとしても妹さんは学生ですよね。つまりはあの日が休日でも無い限り学校が休校になるような状況でも避難させなかったという事になるのでは?
序でに連合の軍人のみなさんも、普通は避難してると思いますよね。
どう考えてもあの時点で開戦と同時に避難誘導を始めてるとしか思えない。


日時:2019年06月13日(木) 22:31



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