感想:青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない を見てきました。

こんばんは因幡というものです。
6月16日日曜日、体調がよくなりました。これから執筆していくのでお楽しみに。
今日は友達に誘われて『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』を見てきました。
先に総評として、本当に素晴らしい映画でした。自分は実は原作やアニメを見ていない、全く知らない状態だったのですが十分楽しめました。この映画は私のように原作を全く知らないという人でも楽しめる映画なので、興味のある方は是非見に行ってみてください!
※見たという方好きなシーンとか教えてくれたら嬉しいです!!

※以降、ネタバレを含むため注意
 まだ見ていなくてネタバレNGの方はここでブラウザバックお願いします





     


 









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細かな感想
駆け足で書いたためいつも以上に文章が支離滅裂です。ここにかかれるあらすじは本当に断片的です。記憶が曖昧で間違っているところがあるかもしれませんが、ご容赦ください。原作を知らないため名前表記は全てをひらがなです。



始めに家でさくた、妹、まいさんで夕飯を食べようとしています。そこにインターホンを押して現れるまきがはらしょうこ。さくたの家に泊めて貰いにきた、というしょうこ。そこでまいさんが包丁を持ったままさくたに詰め寄る。しっかりと包丁を持った手にカメラを合わせるあたり笑う場所かな、と思いました。

しょうこの泊まりを頑なに認めないまいさん。しょうこはさくたが好きだと明言しているからでしょう。カレカノであることを理由にせず、ただひたすら反対して、挙げ句それならば自分も泊まるという部分、難しい心境なんだろうと思いました。映画を全て見て、まいさんのさくたに対する信頼は相当高いと感じましたし、間違いは起こさないという信頼と、それでも自分がいないとこでさくたが他の女の子といるのは嫌だという嫉妬。信頼と嫉妬の板挟みだったんだろうな、と主観的意見。

病院で小学生のしょうこと出会います。実は小学生のしょうこは心臓の病を抱えていて、移植手術しなければ中学卒業も怪しいとのこと。しょうこの病気のことを聞き、明確な疑問をもつさくた。家に帰ると高校生のしょうこが元気に迎えてくれる。そこで、さくたは中学卒業も怪しいと宣告されたしょうこが望む『未来の姿』が、『思春期症候群』によって現れたのが今目の前にいるしょうこなのだと仮説を立てます。

ところで小学生のしょうこには学校で一つの課題が出ていました。それは、『将来スケジュール』を書くこと。まぁつまるとこ将来の夢ですね。教室内では、「結婚して子供を育てる」「スポーツ選手になる」「この大学に入って……」など千差万別な子供たちの夢が綴られています。そんな中、しょうこは「中学卒業」まで書いたところで筆が止まってしまいます。このシーンが個人的にすごく印象に残りました。前述した通り彼女は余命宣告をされています。10才かそこらの少女があの場面で何を思っていたのか……彼女の辛苦は想像程度では計れません。昨今では不登校という問題もあるわけで、あんな状況でもしっかり学校に行くあたり、しょうこの『強さ』が見えますね。

場面は変わり、病院。しょうこのお見舞いに来たさくたとふたば。そこで二人は相談にのって欲しいと言われ、しょうこの『将来スケジュール』を見せられます。なんとそこには『中学卒業』以降のスケジュール、あり得ないはずの未来が綴られています。小学生のしょうこは心当たりがない、と言います。そこにはここ最近の「高校生のしょうこ」の行動も。つまりさくたの家に泊まることなどがそのまま書かれています。その先もあり、「運命の人と結婚する」と書かれているのを見てさくたは(やっぱり結婚するしかないのか)と呟くように思います。

後日、ひょんなことから高校生のしょうことデートするさくた。その過程で、ウエディング体験をすることに。紙に書かれていたことを形だけでもしてあげようというさくたの思いですかね。そしてウエディングドレス着用、そこでさくたはしょうこの胸の傷に気付きます。「心臓の移植できたんですね」
とさくた。しょうこは未だ見ぬ未来で心臓移植手術をすることができたのです。
この場面、考えの浅い私はハッピーエンドかなと思ったのですが、当然物語は続く。

間に、さくたとふたばの会話で、高校生のしょうこの正体に関する話がありました。ふたば曰く、
「未来から来たのではなく、未来にたどり着いた」
小学生のしょうこは時間が進まないように自分の時計を必死に止めようとしている。それにより、しょうことそれ以外とで時間の進み方が変わった。
つまりしょうこ以外の時間がスロウとなり、しょうこだけが成長した。それが高校生のしょうこである。
これを聞いて、正直その発想はなかったと思いました。私はさくたと同じで「未来からきた」のだと思っていたからです。

再び小学生のしょうこのお見舞いに来たさくた。未来が変わるのを避けるため心臓移植が成功することは言えない。話をしていくうちにしょうこが切り出す。
「私の心臓、思ったより悪いみたいで、だから明日からもうお見舞いにこないでください」
今にも泣きそうな表情で言うしょうこに、さくたは
「嫌だ。明日も明後日も、毎日お見舞いに来る。バイトで来れない日はあるかもしれないけどな」
と。
ここよかったです。普通「嫌だ」なんて言えますか?
カッコいいなぁと思いました。
省略しますが、この場面は相当心に来ました。しょうこが「私だって生きたい」って泣き叫ぶとこはグッときましたし、病気に対して「なんで私なの?」と理不尽を訴えるような台詞も涙が出そうになりました。それを励ますさくたもまたカッコいい。

その後、急に容体が悪化し、胸を押さえ苦しむしょうこ。さくたが声をかけるも変化はない。緊急手術室に運ばれるしょうこ。それを見届けていると、さくたに異変が。服に胸の傷の血が滲み出ていたのです。
(なんで今……っ)
と何かに気づきながら気を失うさくた。
ここで私は、(え、何で?)とこの意味を読むことはできませんでした。

その後、病室で目覚めたさくた。傍らには高校生のしょうこがいる。そこでさくたは、
「しょうこさんの胸には、僕の心臓があるんですね」
と衝撃の発言。私もつい間抜けな顔になってしまった笑
書いてはませんが、これより前のシーンでさくたの傷が少し開いてしまった場面があったのですが、その時は高校生のしょうことデートした日だったのです。つまり、同じ時間に同じ心臓が二つ存在してしまったために傷が深まった。それをさくたが言ったとき、
私はようやく「なるほどな」と合点がいき、これは深い……と思いました。

そして全てを知るさくた。
12月24日、まいさんとのデートに向かう途中交通事故にあってしまい死亡。遺品の中からドナーカードが見つかり、心臓を移植。
皮肉かつ呪われた運命ですね……この場面でまた泣きそうになってしまいました。

「なので、クリスマスはお家デートしてくださいね」
というしょうこ。この時さくたはどんな思いだったんでしょうか。
自分が死ねばしょうこは助かる。自分が生きればしょうこは死ぬ。
簡単に言えばこういうことになるわけですから……そしてさくたが生きることを望むしょうこがまた悲しいですよね……。このあり得ない二択を与えられたさくたはどんな気持ちで過ごしていたのでしょうか。
私は考察する前にここでもまた涙がこみ上げてきました。

後日、夜にまいさんに連れられるさくた。電車を使い、いけるだけ遠くまで行こうと言うまいさん。さくたは、
「それは楽しそうですね、でもダメですよ」
と言う。 
まいさんは知ってたんですね、さくたが死ぬことでしょうこが助かるとなれば、さくたは迷わずそれを選ぶであろうことを。だからこそまいさんは必死に止めようとします。
「学校も仕事もどうでもいい、だからクリスマスが終わるまで私と一緒にいて!!」
泣きながら抱きつくまいさん。
この映画は何回私を泣かせるのだろうか。この時のまいさんはもう……声優の演技も完璧で、本当に貰い泣き。自分の愛する人を死なせたくない、と全力で思いを吐き出すまいさんに感激しました。

これにより心を動かされたのでしょうか。家に着いたさくたはしょうこに言います。
「生きたい」
と。
本当に悲しかったです。自分が生きればしょうこが助からないと知っているさくたが、しょうこに直接この台詞を言ったのです。この場面でも泣いてしまいましたね、もう右の袖がびしょ濡れでした笑

そして訪れる12月24日。
この日さくたは二つの約束を抱えていました。まいさんと江ノ島水族館入り口待ち合わせ。しょうこと江ノ島イルミネーション待ち合わせ。

しょうことの約束はまいさんより先に押し付けられるように交わしました。約束というより「待ってます」と一方的に言われたって感じでしたね。さくたがどっちを選ぶのか知りたかったのですかね…。
最初まいさんは、江ノ島イルミネーションに行きたいと言ったのですが、しょうこのと被ってしまうため、さくたがクラゲが見たいといって変えたのです。

まいさんとの待ち合わせ場所に行く途中、さくたはあることに気付きます。

前述の通り、しょうこが知っている未来でさくたはまいさんとの待ち合わせ場所に行く途中事故にあいます。その時の待ち合わせ場所はどこでしょうか?
それはまいさんが最初に言い出した江ノ島イルミネーションです。そっちの未来では場所を変える必要がなかったわけですから、反対せずに江ノ島イルミネーションに行ったでしょう。
ですが今回はしょうことの約束によって江ノ島イルミネーションを避けています。つまり、

「そうか。しょうこさんは最初から!」

そこでさくたは走り出します。
しょうこはさくたを助けるため、江ノ島イルミネーションを避けさせるためにわざと江ノ島イルミネーションで待ってると言って、さくたを別の場所に向かわせたのです。

しょうことの待ち合わせ場所に走るさくた。これは私的ですが、この時点でさくたはしょうこを助けると決めたのではないでしょうか。

走り続け、しょうこの姿が見えた瞬間、近くで車がトリップし、歩道に乗り込んできます。このままいけばさくたは車に跳ねられます。

しかしそうはなりませんでした。ここでまいさんが走ってきてさくたを突飛ばし、代わりにまいさんが車に跳ねられてしまうのです。

私は心の中で、そんな……と呟きました。何故まいさんがここに、という疑問や、まいさんが轢かれてしまったという事実に悲しくなりました。

まいさんは亡くなってしまいました。その時のさくたはただただ虚無、て感じでした。涙を流すこともなく、俯いたまま、時間だけが進んでいく、といった感じでしたね…彼の時だけ止まっているかのようでした。

そこで彼は気付いたのです。自分にとって一番大切なものは他でもないまいさんだったのだと。
これが大切なのです。どっちも救うことはできないという状況のなかどちらを助けるか。そこに私はこの物語の全てを見た気がします。


このあと、過去に戻りまいさんを救うという話があるのですが、これを書いててまた涙がこみ上げてきて、このままだと明日に関わるのでこの辺にしときます。

この映画を見て本当によかったです。たくさん泣きましたし、大変参考になりました。

前書きしましたが、原作を知らなくても十分楽しめる内容となっており是非見て欲しい映画です。あらすじみたいになっているところもありましたが、本当に断片的なことしか書いてないので、見るか迷ってる、また興味が湧いたという方は是非見てみてください!!








日時:2019年06月17日(月) 03:47

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