なぜ二次創作界隈のTS作品では、「メス堕ち」が嫌われるかの考察

(ツイッターでぼやいていた話ですが、メモ代わりに)

 TS好きといっても、二次創作界隈とオリジナル作品界隈でまったく違うんですよね。
 およそ10年前の理想郷最盛期時代でも、やっぱりTSが持て囃されていたんですが、これは「原作の女性キャラクターに憑依・転生」が典型的なTS例でした。(ゼロ魔のルイズ憑依、ケティ転生とか、なのはのなのは転生、プレシア憑依とか、ネギまのエヴァ憑依とか、いろいろ有名ですね)

 その性質上、「女性とは異なる思考や知識を持っていることによるギャップ、および原作とは異なる話の流れへの展開」が二次創作としての面白さにつながっているがゆえに、いわゆる「メス堕ち」をする流れは「それじゃ原作の女キャラと変わらないじゃん」となるため、否定的に受け入れられていた気がします。

 ようするに、二次創作だと「主人公の心情変化」ではなく、「原作ストーリーの変化」に面白さの重きが置かれているわけです。だからこそ、TS主人公にメス堕ちだの男との恋愛だのが求められていなかったわけですね。実際に当時は「男と恋愛しろ」などという意見はいっさい見かけませんでした。

 今でもハーメルンでは、エロ漫画に代表されるTSモノが好きな人々とは異なる、「メス堕ち嫌いのTS好き」の人々がかなりいるのですが、こういう歴史的な背景が関係しているのではないでしょうか。
 同じTSといっても、その派閥の成り立ちがまったく異なることもあるので、むずかしいジャンルですね。


日時:2019年06月29日(土) 19:54

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返信コメント

てと​​

>LCCさん

 まだエロゲーが盛栄していたころは、そのぶん粗製乱造も多くて、安易で雑なストーリーの作品というのが数多くありましたね。
 そういう地雷を踏んでしまうと、特定のジャンルや要素自体を警戒するようになってしまうユーザーが増えるのも仕方ないところがあるんですよね~。
 これって今のハーメルンにも当てはまるところがあって、たとえば「最強チート系」なんて調理次第で面白い作品になるものの、やはり素人の方が手を出してつまらない作品が粗製乱造されてしまう現実があるので、最強チートという要素だけで嫌われてしまう。構造としては同じですね。

 TSFに関しては、要素やストーリー主題があまりにも多岐にわたる、複雑怪奇なジャンルなので、まあ万人受けはまず無理なんでしょうねぇ……。


日時:2019年06月30日(日) 19:15

LCC

関係あるかわかりませんが・・・・・・

最近はどうかわかりませんが、10年ちょっと前くらいは、
アダルトゲームのTSといえば
「突然主人公が美少女TSして、何故か友人知人が即発情して、レイプされて肉棒落ち」
というのがほぼ100%だったイメージがありますね。
抜きゲーの類だけではなく、
なぜかヒロイン相手だと「主人公の心情変化」を重点に描く作品でも、
男相手のルートの時だけは、大体全ルートでそうなると。

当時のアダルトゲーもやるTS好きは、割とそれを嫌っていて、
メス堕ち系は内容に関わらずNG!みたいな拒否反応出している人間も多かったように思います。


日時:2019年06月29日(土) 18:57



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