Moiその12、呪詛≒加護
前シーズンのアニメ『盾の勇者の成り上がり』をみて、ふと思いついた。
いわゆる【奴隷の呪い】て、強力な「加護」でもあるんじゃないか?
呪いの原則、その①。
呪いは、一人に一つ。
その②。
呪いは、より強い呪いの前では、無効化・反射までされてしまう。
その③。
呪いは、例え同じレベルのものであっても、先に根付いていた呪いの方が、強い。
その④。
呪われている者に、無理やり新しい呪いを押し付ければ、術者には古い方の呪いが降りかかってくる。
上記のような原則が存在していたら、予め【奴隷の呪い】を付けておけば、大抵の呪詛は無効化できるようになる。また、洗脳などに対しても同じ。
おそらく、この【奴隷】以上の呪いは、そうありはしないはず。そして、大抵先に根付かせているので、ほぼ効かなくなる。無理やり押し付ければ、自分が奴隷になってしまう。
どうして、呪詛≒加護なのか? 正反対のはずなのに?
いわゆる教会の信者たちの有様が、奴隷とそう変わらないことから。本人の意思で、ソレを受け入れている……ように錯覚させられているだけ。
奴隷の印は、わかりやすく苦痛を伴うモノ。だけど、信者の印は、わかりにくい形でほんのちょっとだけ快楽を感じさせるけど、基本は同じ図柄で描かれているはず。あるいは、ちょっとずつ描いていくことで、痛みを散らす方法。……完成させてしまえば、どれだけ不満や文句を言っても服従させられる。
そういうことから、「法力」やら「神の加護」による呪いの【浄化】とは、上記の「呪いの原則」を利用した作業。最高レベルに強烈な【奴隷/信者の呪い】を用いて、かけられているだろう弱い呪いを押しつぶすこと。
【浄化】によって病気が治ったり体が軽くなるのは、一時的な反発による無重力状態でしかない。術者の【奴隷の呪い】と交換されてしまうこともあるので、治療とは程遠い詐欺行為。術者が未熟だったり、ほんの少しでも疚しい心持ちだったのなら、交換してしまう。そして、患者を自分の奴隷にしてしまう。
呪詛と加護は、同じもの。言葉を変えただけ。
……こういった設定を利用した小説、あるのかな?
日時:2019年07月08日(月) 20:46
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