支援絵を頂きました
いつもお世話になっております、御伽草子です。
活動報告を書くのもずいぶんと久しぶりになってしまいました。前回が二年半前とか……わりとビビってます。
次話の更新ですが、多分8月中旬から下旬にかけての辺りになると思います。具体的な日付まで明言できなくて申し訳ないのですが。
このような拙作ではありますが、応援してくださっている皆様のお声に支えられて何とか土俵際ぎりぎりで頑張っていられます。加えて、たくさんの応援や評価、誤字脱字報告など、いつも本当にありがとうございます。時に厳しいお言葉を頂くこともありますが、全てありがたく読ませて頂いております。
前のように週一で更新というわけにはいきませんが、少しづつでも書き進めていくので更新した折には覘いてやってださい。それが楽しんでいただけるようなものに仕上がっていれば幸いです。
重ね重ねになりますが、本当にありがとうございます。
そして、タイトルにも書きましたが、この度『あっちゃんWTマークⅡセカンド』より支援絵を頂きました。圧倒的感謝!!
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ついでと言いますか何といいますか。
ハードディスクの中を整理していたら、第8話前編のセフィロスとアイズのやり取りの中に入れる予定でなぜか抜け落ちていた1シーンが発掘されたので、ここに載せます。次話の更新と一緒に8話前編に付け足そうかなと思っています。
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そういえば、とセフィロスはふと思い出したように横に座るアイズに尋ねた。
「昨夜戦った時に放った技……『リル・ラファーガ』だったな。魔法に類する技ではあるようだが、技の名前を唱えると何某かの恩恵に与れるのか? 魔法自体を起点にしているだけで、そのような力の流れは感じなかったが」
煽るとか、言葉の裏に含むものなど皆無な朴訥な疑問だった。
だからこそアイズは微妙に言いにくそうに視線を落として、恥ずかし気にうっすらと頬を染めた。
「それは……」
実に言いにくそうに、言葉を口の中で弄ぶ。
「ロキが……必殺技は、技の名前を叫ぶと威力が増す……って」
ああ、とセフィロスは得心が言ったというように一つ頷いてから、頭痛を堪えるようにこめかみを押さえた。それから柔和な笑みをアイズに向け、子供を教え諭す聖職者のような静かな声色でそっと語り掛けた。
「酒に酔ってゲロの代わりに吐き出したような妄言だ。忘れていいぞ」
――いくらなんでもその言い草はないんとちゃう!?
確かに冗談の割合が九割五分くらいではあったが。
こっそり二人の様子を覗き見ていたロキが心の中で叫ぶが、もちろんのこと二人には届かなかった。セフィロスとアイズのやり取りにこっそり耳をそばだてていた団員たちがブッと吹き出し笑いを堪えるようにガクガクと肩を震わせていたが……まあ、些細な問題である。だが腹を抱えて床を転げまわって笑っているベート、お前は許さん後でしばく。
日時:2019年08月10日(土) 21:57
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