『かつサンド、半分あげる。』あとがき

 改めて『かつサンド、半分あげる。』を最後まで読んで頂きありがとうございました。作者のイーベルです。

 本作は『すっげぇ旨いかつサンド食いてぇな……』という私の欲求によって生み出されました。
 素直に旨いかつサンド買いにいけよ、って思うかもしれないですが、私が求めていたのはそういう物じゃ無かった。
 高校野球を見て、あのぐらいの年齢の自分はコンビニのかつサンドをものすごく美味しく食べれていたなぁ……なんて思い出したからです。作中の彼女ほどじゃないにしろ、定期的にかつサンドを買っていました。
 海の家のラーメンとか、サウナの後の冷たい水だとか、そんな感じで私にとって『練習後のかつサンド』は最高の食べ物だった。

 じゃあ、それほど美味しく食べれた要因は何だったのかと考えたとき、それはまぁ間違いなくシチュエーションの問題だろうなと。では「それはどんなものが望ましいの?」と突き詰めていった結果、

『最後の大会終了直後、夕焼けに染まる球場で、同級生のボーイッシュ陸上女子の手作りかつサンドを食べる』

 という結論にたどり着いたわけです。頭おかしいんじゃないの?
 
 ……とまあ、長々とはしゃぎましたが今回はそんな感じで好き勝手に書けたので楽しかったのです。たぶんこれからも何かしら書いていくとは思いますので、手に取っていただける機会があればよろしくお願いします。

 コンビニに向かって走りつつ

 イーベル


日時:2019年08月16日(金) 18:00

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