資料探しの日々。

私の腰は、ガラス製ぃぃ!

というわけで、魔女の一撃から回復しました。
だが、私の人生においてアレが最後の魔女の一撃とは思えない。(震え声)

将棋の木村先生の初タイトルに、日本ラグビーの躍進、いいニュースですね……台風被害はさておき。
それにしても、ラグビーの日本代表の年間合宿日数とか……良くそこまでできるなと、感心したり呆れたり。
そこまでやらなきゃ、あの結果が残せないのだとしたら……少々複雑です。


さて、速水の大冒険の第4章および、5章のための細かい資料を探したり、その資料が本当に正しいのかどうか考察したりが続いて、難航しております。
いや、もちろん別にノンフィクションを書くつもりはないのですが、フィクションを書くために、リアルを知る作業な感じです。

しかし、ネットで調べると……過去のデータが綺麗に消えていくのを実感しますね。
古い記録が消え、新しい記録に塗りつぶされ……新しい記録が正しいのならまだしも、いろいろと、『今』の感覚で当時のことを判断して情報そのものを歪めているのが散見できたり。
日本では、ダイエット関連の情報とかが顕著です。

4章、5章では、速水が海外のボクサーと試合する機会がある予定ですが、80年代後半から90年代にかけての海外におけるファイトマネーの情報が、まあ、見つからないこと見つからないこと。
タイとメキシコに関しては、武者修行の形で現地で試合をした日本人ボクサーがわりといるので、関係者あたりからエピソードが手に入るのですが、試合によってファイトマネーの額が違うので、数を集めなければ『相場』が歪みます。
ついでに言うと、ボクシングの盛んなアルゼンチンなんかは、90年代に入って、年間インフレ率が5000%を超えた年があったりするので、当時の為替レートと、現地の物価と照らし合わせて、ファイトマネーの『日本人にとっての価値』と『現地における価値』を突き合せないと、物語に齟齬が生まれます。

フィリピンの英雄を日本版ウィキで調べると、90年代半ばのプロデビュー戦のファイトマネーが100ペソ(2ドル)などとかかれてますが、ソースを調べると……。

『初めてリングに上がった時のファイトマネーが100ペソ』という発言は、インタビュー時における本人の記憶で、『2ドル』という注釈は、インタビューを記事に起こした人間が付け加えたのは言うまでもありません。
アジア人として初めて1試合2000万ドルのファイトマネーを得た人間の、最初のファイトマネーが2ドルという、キリのいい数字を選んだんでしょう。
90年代半ばから20年ほど、アジア通貨危機はともかく、1ドルは40~60フィリピンペソで推移しているので、間違っているとはいえませんし。
ただ、日本人にとって『ボクシングの試合でお金をもらう』=『プロ』という連想が一般的なので、『初めてのファイトマネー』=『プロデビューのファイトマネー』と脊髄反射で書いた可能性は高いと思います。
90年代半ばのフィリピン(首都)では、休日になると広場で草ボクシングが行われていたわけで、日本人の考える、『プロ』の認識は薄いです。
公式に記録に残る試合と、そうでない草ボクシングの試合の区別は……とすると、草ボクシングの試合に出場したときのファイトマネーのことじゃないかなあ、と思ったり。

まあ、公式試合のファイトマネーと、草ボクシングのファイトマネーの格差とか、そのあたりは細かい資料を集めないとわからないので、この情報が正しいかどうかはまだ私には判断ができません。

……知人には、そこまでやらんでもと言われましたが、『スポンサー抜きで海外挑戦する無謀さ』のリアリティと言うか説得力がないと、ねえ。(目逸らし)


というわけで、外国語が苦手な高任が、資料の翻訳にものすっごい苦戦したり、知人のリクエストに応えることで手伝ってもらったりしてる日々です。
お待たせしておりますが、作品の完成度を高めるコストと思ってください、お願いします。



最近の小ネタ。

知人1:「『はすは』って、なんだったっけ?」
高 任:「蓮葉?」
知人1:「いや、そうじゃなくて他になんかなかったか?」
知人2:「……くばるかん?」
知人1:「それだ!」
知人2:「くばるかんって、なんだったっけ?」
高 任:「……たぶん、関連した単語だから、その二つを連続で口に出し続ければなんか出てくるかも」

(中略)

知人1:「……はすは、くばるかん、はすは、くばるかん……えーけーびー?」
知人2:「いや、それは違うだろう(笑)」
高 任:「……めよーよ、テンプルナイト」

3 人:「「「ファイブスターやんけ!」」」

歳をとるとは、こういうことか。

小ネタ2。

知人2:「高任さん、RTAって知ってる?」
高 任:「そら知ってるけど、動画とかは見たこと無いよ。つーか、いきなり何よ?」
知人1:「ああ、ハーメルンで最近ちょっと流行ってるからか」
知人2:「うん、ぶっちゃけ『速水龍一が世界王者になるまでのRTA』って、どのルートが最短だろうか?」
高 任:「いや、設定が無茶だろ」
知人2:「ボクシングを始めた時点で、世界最強の実力があるとしたら?」
知人1:「ああ、オリンピック金メダリストルートか、高校生プロデビュールートか、か」
高 任:「……年代を調節できるなら、18歳、高校3年で金メダルかなあ。ただ、プロ転向に関して、ドロドロの争いが起きて、デビューまで2年近くかかりそうだけど……34敗ってとこか」
知人1:「嫌なリアリティ、やめーや(震え声)」
高 任:「高2の国体を制して、高校4冠を達成したあと17歳の誕生日を迎えて即デビュー……でも揉めそうだが、敢えて無視して18歳で新人王、マッチメイクの難しさを無視してA級トーナメント優勝して、19歳で日本王者」
知人2:「まあ、そこは規定路線が最速か……問題は、そこから先なんだよなあ」
高 任:「スポンサー争いと、国内での同業者による足の引っ張りあいが始まって、国内卒業まで3年のタイムロスが」
知人1:「だから、嫌なリアリティに仕事させんな(震え声)」
知人2:「アメリカルートは……日本人ファンが考えるほど楽じゃないと言うか、実際は無理なんだよなあ」
高 任:「有力プロモーターと契約できなきゃチャンス0だろうね」
知人2:「90年代のプロモータの判断は、実力よりビジネスになるかどうかで、アメリカで日本人ボクサーがビジネスになるかどうかは、限りなくアレだよなあ……アメリカに帰化してもアレだし、帰化するも時間が必要で」
知人1:「お前ら、嫌なリアリティに染まりすぎや!」

リアリティの、闇にのまれよ!


小ネタ3。

病院で、数年前に教師を定年退職したという方と話す機会がありました。

元教師:「教師は……(遠い目)……難しいよ、うん、今の時代は難しい」
高 任:「ああ、教壇に立つ知人が何人もいますので、噂は色々と」
元教師:「……価値観というか、生徒の気質を……キャプテン翼にたとえるとだね」
高 任:「(なんでキャプ翼にたとえる必要が?)」

なお。
70年代は『頑張れば、翼君や岬君になれる』
90年頃は『俺たちが頑張っても、せいぜい森崎君程度でおしまいだ』
00年以降は『森崎君にもなれないのが現実。選ばれた人間だけが、森崎君に届くかどうか』

この、キャプテン翼の森崎君(日本代表)への風評被害と言うかなんというか。
うろ覚えですが、『森崎君だからとれない』は、ひどいと思います。


秋も深まってきましたが、みなさま健康に留意して日々をお過ごしください。


日時:2019年10月21日(月) 16:32

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返信コメント

高任斎

チーバ君様。
つじっち様。

どこかで妥協しつつ、頑張ります。


セシリア-2様。

背骨を意識して、ゆっくりと身体をねじり(骨を絞るイメージ)、腹筋と背筋を意識して、内臓を包む感じにすると、多少痛みが和らぐ感じですね、私は。
まあ、健康が一番です、きっと。


佐伯 裕一様。
歌詠様。
めりお様。
烏賊様刻様。
すらららん様。

まあ、資料集めは凝るとキリが無いので、ほどほどにとどめて、それを物語りに落とし込むために改変していきたいと思います。


みに様。

ああ、その手が。

アマの試合で海外に出て、この店で宝くじを買います。
確率はきわめて低いですが、ルートさえガバらなければ、これに当選するのが一番早いと思います……みたいな?


dust2013様。

はは、中学時代から30年以上の付き合いですよ。(遠い目)


ネコガスキ様。

そうですね、これから冬ですからね……危険な季節です。


マルチ様。

森崎君に転生の、キャプ翼二次かぁ……なんだろう、絶望の予感しかない。(震え声)
なんせ、やつら(主役級)のシュートは、人体破壊の殺人シュートですからね。









日時:2019年11月12日(火) 18:06

マルチ

森崎君は経歴だけはエリート中のエリートです。
しかしまあ、ブッ壊れた性能の翼、若林、日向や、海外のバケモンなどを目の当たりにしても折れないメンタルと、確実に成長し続ける素質ってのはある意味チートですからねえ。
主人公にしたいです。


日時:2019年11月12日(火) 01:19

すらららん

魔女の一撃じゃなくて、魔女の連撃が正しいんだよなアレ。
リアリティを突き詰めていくと際限がないので適度に妥協されることをオススメします。


日時:2019年11月05日(火) 00:28

ネコガスキ

復活おめでとうございます。
余計なお世話ですが、腰をやられた場合は腰だけでなく臀部、大腰筋、肩甲骨、胸部などもガチガチになってるかもしれないので、どうか油断なさらないように。


日時:2019年11月02日(土) 15:57

めりお

魔女の一撃から回復されたとのことでおめでとうございます
更新を楽しみにしておりますが、ご無理はなさらないでくださいね
資料集めのお話について、ネット以後、以前での情報収集や裏の取り方の難しさ、こういったお話だけでも面白いですね


日時:2019年10月25日(金) 12:20

dust2013

活動報告自体がいちいち面白いw

ちなみに魔女の一撃は何度でも蘇るぞ!ほんとだよ!


日時:2019年10月25日(金) 08:38

みに

RTAならリセットで低確率を無視するのを前提に
アメリカとかの外国で宝くじ当てて大資金を得よう、それで挑戦権買って勝利すればある程度いけるんじゃね?
日本のオーナーは活躍後に手に入れれば良い


日時:2019年10月24日(木) 20:28

歌詠


無事に快復なさったようで、本当におめでとうございます…!

スポーツ選手、それもプロともなると、日々の練習量は計り知れないものになるのかもしれませんが、そんは選手の方々の頑張りによって、生み出されるものもあるということを、今回のラグビーは証明したのだなあと感じました。
継続は力なりですね。

資料探し、無理のない程度に、納得のいくまで、ファイトです。
寒くなってきましたので、どうか体調を崩されませんようお祈りしております。


日時:2019年10月24日(木) 01:40

佐伯 裕一

速水の話がめちゃくちゃ好きなんですが、それが社会的なものであったり、身近な人間関係であったり、勿論スポーツ科学であったりというリアリティに裏付けされた面白さから来るものだと思っているので、それを苦労して調べられているという報せ自体を嬉しく感じます。
ひたすら大変な作業でしょうが、応援しております。
大人しくいい子にして待っていますので、是非ともがんばってくださいましまし。


日時:2019年10月23日(水) 18:11

つじっち

回復されたとのことで、何よりです。
速水の大冒険、待ってます!


日時:2019年10月22日(火) 19:30

セシリア-2

おお、快復おめでとうございます。
私はめったにないですが、なるともう歩行どころか
立ち上がり不能、座位不能レベルでもがき苦しみます。
歩行すると脂汗がでてきて、立ってられないレベルです。
代わり?に数日で治るんですけどね。


日時:2019年10月22日(火) 10:19

チーバ君

( ° ∀ °)待ってます


日時:2019年10月21日(月) 22:35



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