「異世界鎮守府」第1回著者談話 ー如何にして彼女は相当カッカするに至ったのかー

皆様、どうもおはこんばんちはです。Red Octoberと申します。
 今回は少し趣向を変えまして、拙作「鎮守府が、異世界に召喚されました。これより、部隊を展開させます。」に登場するとあるキャラクターについて、談話という形でお話ししたいと思います。

 タイトルでもう察しがついている方もいらっしゃると思いますが、今回の談話で取り上げるのは…














「レミール閣下」



です。

 最近、日本国召喚の二次創作界隈において妙にレミール閣下のネタが流行っているようですので、「乗るしかない、このビッグウェーブに」と思いまして、今回の談話発表に至りました。

 まずは、「そもそもレミールって誰だ」というところから簡単にお話ししましょう。
 日本国召喚の原作や日本国召喚のwikiを見ていらっしゃる方には、猿に木登りを教えるような話になりますが、レミールは20代後半の女性にしてパーパルディア皇国という国の皇族です。同国の皇帝ルディアスの皇妃第一候補と目されていました。
 パーパルディア皇国の国民といえばプライドが高いことで知られていますが、彼女はその中でも極め付きです。また、性格が極めて高慢かつ独善的で、皇族という身分があるせいもあって、かなりやりたい放題に振舞うことができました。作中でも、第三外務局が担当であるはずの日本国との外交を、自らの音頭で第一外務局の担当に変えています。
 第三外務局長カイオスは、彼女のことを「狂犬レミール」と呼んでいました。その理由は、文明圏外国との外交の際に彼女は常に見せしめとして数十から数百人ほどの文明圏外国の国民を処刑させているからです。彼女に言わせれば、これは「見せしめという最小限の犠牲で相手の心を折り、戦争を回避させ、皇国の怒りという滅亡から蛮族を救う慈悲」であり、「教育・躾け」だそうです。高慢ぶりが手に取るように分かりますね。

 とまあ、レミールについて少し解説しましたが、彼女を象徴するものはこの高慢ぶりの他にもう1つある、と私は考えています。それは、「怒り」です。
 原作ですと、日本国自衛隊と戦ったパーパルディア皇国皇軍が惨敗する度にレミールは烈火のごとく怒り、感情的に喚き散らす光景が例になっています。また、二次創作においてもその傾向は変わらず、日本に代わって転移した国家などに皇軍が大敗、それを知る度にレミールがキレる…というのはもはやお約束と化している感すらあります。

 これを見て私は、「拙作にレミールを出すにあたって、タグ『他作品のネタ満載』と彼女の性格を両立するにはどうすれば良いか」を思案していました。そんな折、ある二次創作が私の目に止まったのです。
 それは、かつてこの「ハーメルン」で掲載されており、現在は削除されて読めなくなっているシーホーク氏の日本国召喚二次「チートすぎるアメリカ合衆国召喚」です。フェン王国の戦いでパーパルディア皇国皇軍が惨敗した、という情報に接したレミールは、例によってブチギレるのですが、その様子が某怪獣王に例えられており、表現が言い得て妙だったのです。それを見て私は「これだ!」と直感しました。
 レミールの「怒り」を利用しつつコメディーな側面を付ける…それが私の考えたことです。しかし、それは「喜劇」と「怒り」という両極端な感情を如何にして両立するか、ということであり、言ってみれば水と油を混ぜるようなものでした。上手く両立するには、どうすれば良いか……選ばれたのは、「総統閣下」のネタでした。

 「総統閣下」というのは、映画「ヒトラー最期の12日間」に登場するアドルフ・ヒトラーのことです。その中であまりにも有名なのは「例のシーン」とも呼ばれる、閣下が癇癪を起こして喚いている時のシーンですね。ドイツ語で怒鳴っているのですが、どう聴いても日本語で「大っ嫌いだ!」「バーカ!」「ちくしょうめ!」「おっぱいぷるーんぷるん!」などと言っているようにしか聞こえない部分があります。それがウケた結果、ニコニコ動画やyoutubeなどにはしばしば「総統閣下は◯◯にお怒りのようです」等と題したMAD動画が投稿され、さらには別の映画でもこのシーンのパロディが使われたりと、かなり人気となっています。
 私が考えたのは、「レミールの怒りの場面をこの総統閣下で表現したらどうだろう」というものでした。他の二次創作でやっているネタの使い回し、いわゆる「二番煎じ」じゃ面白くない。独自色を出すにはどうするか…その考えが、ここに行き着いたのだと私は思います。

 かくして、ここに「レミール×総統閣下」、縮めて「レミール閣下」が誕生する次第となりました。

 拙作においては、第三章「第三文明圏大戦」の「038. いくつもの決断」と「045. 臨時記者会見」にてレミール閣下が登場しております。実はレミール閣下のシーン、予想以上に文字数が多くて描くのが大変でした。しかも、レミールの性格を崩さないように留意しつつ、彼女の周囲のキャラクター(エルトとかアルデとか)との絡みも含めて「総統閣下」原作の流れに忠実に従い、特に重要な「四大空耳」をはじめとして主要な空耳を落とすことなくきっちり拾う、というのは考えていた以上に苦労するものでした。世の中の閣下MADの製作者様は偉大だな…と感じたものです。

 もちろん、あくまで「一発芸」的なネタの1つとしたつもりだったのですが……私にとっては予想外の展開でしたが、最近日本国召喚の二次創作界隈でしばしばレミール閣下が登場していますね。他の方の作品でもレミール閣下のネタを見かけるようになりました。私としては予想外の展開に少し驚きつつも、他の方のレミール閣下を見て爆笑している今日この頃です。

 まあ要するに何が言いたいのかというと、「レミール閣下?良いぞもっとやれ」ということです。


 最後に重ねて申し上げますが、初代レミール閣下を生み出した私としては、新たなるレミール閣下の着任をいつでも心より歓迎するものであります。レミール閣下をやりたいと思うのでしたら、遠慮なくド派手にやっちゃってくださいませ。
 さあ、日本国召喚の二次創作を書いていてブチギレミールを出そうとしているそこの貴方。あるいは、一度投稿したブチギレミール登場回の再編集を考えているそこの貴方。

 共に、レミール閣下を愛でようではありませんか。

「新たなレミール閣下だと!?大っ嫌いだ!いつでも大歓迎だぞバーカ!」(特級の褒め言葉)

 以上をもちまして、第1回談話とさせていただきます。


日時:2020年02月02日(日) 21:39

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返信コメント

Red October

実はちょっと頑張って、自力で作ってしまいました…


日時:2020年02月25日(火) 20:34

ぴょんすけうさぎ

2月24日、ピクシブ百科事典に「レミール閣下」の項目ができましたぞ。


日時:2020年02月25日(火) 18:54

スカイキッド

ありがとうございます


日時:2020年02月06日(木) 14:25

Red October

スカイキッド21様、ご遠慮は要りません。どうぞド派手にやっちゃってくださいませ。


日時:2020年02月05日(水) 22:16

スカイキッド

拙作でもほんの少しレミール閣下を使用したいのですが、よろしいでしょうか?


日時:2020年02月05日(水) 21:54

Red October

現時点では瀬名誠庵様の「日本国召喚~different world wars」の第36話「発動、『バベル作戦』」と、サモアオランウータン様の「異世界の航路に祝福を」の「62.炎と氷」にてレミール閣下の降臨が確認されております。ちなみに瀬名誠庵様がレミール閣下2号、サモアオランウータン様がレミール閣下3号です。


また、まだ「予定」の段階ですが、ZERO零様の「とある飛空士への召喚録」においてもレミール閣下の降臨が予定されています。こちらはまだ投稿されておりませんので、降臨の刻を共に待ちましょう!


日時:2020年02月02日(日) 23:14

sum

レミール閣下の他作品読んでみたいのですが、何々ありますか?


日時:2020年02月02日(日) 23:04


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