オリキャラ星辰光の第九弾は、シルシ・ポイニクスとなりました。

 ……作品執筆時期の都合上、どうしてもほかのキャラクターより星辰光のイメージができにくいケイオスワールドですが、まあ何とかやっております。

 同時にヒロイとリセスの星辰光の詠唱も思いついて書き終わったので、少しずつ順当に出していこうかと思っております。








不死伴侶の薪よ、名剣を成せ(イモータル・バクヤズ=フレイム)
基準値:E
発動値:C
収束性:D
拡散性:E
操縦性:B
付属性:E
維持性:C
干渉性:E

 シルシ・ポイニクスの星辰光。能力は自己能力限界突破能力。
 いわゆる火事場の馬鹿力の任意発動だが、これはその上位互換。肉体が持つエネルギーを利用すれば出せるが、しかし肉体の規格ゆえに出せない力を出せるように肉体を改竄する星辰光。

 反射速度も演算速度も動体視力も向上するが、肉体の耐久力を考慮しないため下手をすると身をひるがえす勢いで胴体がねじ切れる可能性すら発生し、神経電流で肉体が焼かれることすら起こりうる。使いこなせば電気ウナギのように自分の体で発電することもできるが、必然的に自分の肉体を感電させかねない。

 しかし、彼女は不死を象徴するフェニックス家の分家に属するもの。千里眼を持ちながらもそれに体や判断力がついてこないのが欠点である彼女にとって、自己の肉体の破損程度の大小でそれが補えるのは、状況次第では絶大な恩恵と言えるだろう。

 自らの怠惰を悔い改め、それを指示した青い邪道に付き従う伴侶、シルシ・ポイニクスの星辰光である。


☆詠唱
 創生せよ、天に描いた星辰を―――我らは煌めく流れ星。

 愛に目覚めどあまりに遅く、万象見通す目こそあれど、勝利を織りなす手練が足りず。
 愛しき夫の鍛える剣。その力になりえることはできるのだろうか。

 ―――否、我は不滅の不死鳥なり。火の象徴たる不死の具現は、無限に消えぬ炉の火となろう。
 この献身、干将のごとし涙はながれぬ。なればこそ、愛しきあなたをためらうなかれ。

 これぞ夫婦(めおと)が織りなす希代の名剣。足りぬというなら言ってほしい。鍛えなおして見せようぞ。
 不滅の焔と見識眼が、愛しき夫の手練を支える。夢幻の焔が鍛えし剣が、艱難辛苦を必ず断とう。

 超新星(メタルノヴァ)――不死伴侶の薪よ、名剣を成せ(イモータル・バクヤズ=フレイム)



 と、こんな感じです。

 能力的には使い勝手の悪い糞星辰光ですが、シルシはフェニックス家の特性があるため、この星の性能を限界まで引き出すことが可能。とはいえ技量までは補えないため、それを踏まえても「厄介」であって「強敵」にはなりえませんが。

 名称においては干将莫邪の伝承から取りました。不死存在の炎を言う特性に、兵夜の妻になるために頑張ってきたこともあって、結構いい感じの詠唱や名前になったと思っておりますが……どうかな?


日時:2021年03月28日(日) 17:43

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返信コメント

烈 勇志

【ケイオスワールド】のヒロインの一人であり、兵夜君の眷属(騎士)となった『シルシ・ポイニクス』さんの星辰光で来るとは……。能力は自己能力限界突破能力とは中々面白い。使い勝手の悪く、デメリットも中々複雑なものですけど、再生能力が高いフェニックス家の分家であるポイニクス家の血を引く身だからこそ使える能力だと言えますな。“厄介”だけど“強敵”になりえないのはしょうがないでしょうけど……(苦笑)

名称は干将莫邪の伝承からですか。兵夜君の妻となる為に頑張ってきたシルシさんの立場を考えると、干将莫邪の宝剣が生み出される過程を考えれば納得がいきます。
詠唱の方ですけど、シルシさんの兵夜君への思いを感じさせるものとなっていますね。

ヒロイとリセスの星辰光の詠唱も思いついて書き終わったそうですけど、どういった詠唱で能力なのかを楽しみにしています。






日時:2021年03月29日(月) 06:21



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