126話感想

更新大変お疲れさまでした。嫌味のつもりはありません、本当に大変だったと思い、だからこそ見事やりきったことに感謝しているのです。

帝国の、皇帝の名乗りにもある全人類唯一。それが本当に重い。
それを破壊できるのもラインハルト…

>凡人が知識と経験を蓄えたところで、物知りの凡人になるだけに過ぎない。
これが不思議なところです。特にイギリスはチャーチルが、アメリカにはリンカーンが出て、ドイツや日本は「物知りの凡人」だけになったのはなぜか。フランスはナポレオンが出たというのに、それからはレイモン・ポアンカレ(第一次大戦時のフランス大統領)すら「物知りの凡人」…アンリ・ポアンカレのいとこ、知能は天才のはずなのに。

戦友と別れる、切り捨てる…目を覆うような痛みです。コーヒーを選んでいれば、アラルコンとシェーンコップに盆を運ぶ姿が鮮明に。
…と思ったらあまりにも意外。やってくれました。

どれほど凡人であっても、少なくとも腐敗の度の低さと最前線にあり続けること、この実績で自分を神だと勘違いしてない、この3つは強烈なんですよね。それでも凡人は天才に勝てないのが残酷すぎるとしても。

相変わらずの主義同士の対立、毎回本当に大変だと思います。あらゆる立場にあらゆる理由と思想がある、それを全部描くのがどれほど…

主戦派は「みんながやっているから」…それが人類の事実上すべてかも。アレキサンダーも、大英帝国も、日中太平洋戦争の日本もナチスも、何もかも。

>自らを「リアリスト」と称し
これは今の日本の風潮、サヨク・護憲派・野党をひたすら憎み、世界は弱肉強食だと叫び続ける人たちにも通じます。

>時間逆行者って異常に若く見える人が多い
これは言葉が出ません。そのことでエリヤを疑ってる人も多いのでは。

ルビンスキーの奇襲、これはたまりません。話がどこに向かうかまったくわからない。
全員の好みを把握してのコーヒー、ラインハルトがヤンと会談した時にはできなかった芸当です。
「役者が違いすぎた」の天丼はお見事。

ラインハルトと戦っては絶対に勝てない。なのに、自分が勝たなければならない。
とんでもない矛盾を感じます。この、論理パラドックスのような救いようのない結び目を、どのように断ち切るのか…


日時:2021年04月03日(土) 19:47

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