ノイラーテム

ネタメモ。加護と魔法の習得は平等な世界

　ふとMMOみたいな異世界が本当にあったとして、本当に良いのかと疑問に思った話。
世界観自体は前に考えたネタ。

A：すべての人間（亜人種含む）は、神の加護を持つ。
　ほぼ同ランクで、ランダムなだけでみんな同程度の加護を持てる

B：すべての人間は、基本的な魔法の習得は可能である。
　下位にあたる四大精霊魔法は覚える事が可能で、上位魔法も下位習得後なら可能。

　これだけならば平等なのですが、本当に平等ではないという話。
具体的に言うと加護以外の才能と、魔法習得に関する機会の問題。
攻撃力を増幅する加護をパワー系の人が覚えれば強いし、バランス型はさらにハイ・バランスになる。
しかし敏捷型の人間なら少々難しくなるし、知性派の人間は殆ど無駄。
また貴族なら早い段階で鑑定して教師を雇えるけれど、一般人はそうではない。
「光の魔法を習得できる」とか「広く浅く魔法を習得し易くなる」という加護があっても、
一般人が気が付くのは遅くなるわけです。それこそ聖女認定されて魔法学園に行く話になる感じで。
もちろん専門の魔法使いに成れば意味があるけれど、戦士だったら意味のない加護を後から判っても意味がない訳ですし。

●じゃあどんな話か？
　主人公は転移者で魔法学園生としては後発で、ほとんど一般人扱い。
みんな上級魔法まであと一歩のところだとか、周囲の人間は貴族に勝てないから頑張ってない感じですね。
あるいは転生者の場合、早めに加護を鑑定してもらえるように頑張ってお金を溜めて
判明した加護を鍛えるために、効率的なトレーニングだとか、冒険者を目指すストーリーかな。
もちろん微妙な転生特典があるから神の加護は無いとか、加護には無い種類のアンバランスな能力だとか。

●どんな能力だと面白いの？
１：王道だけど何処かずれている
　貧乏なので加護の鑑定が送れたアラサーの聖女。この歳で学園とか羞恥プレイです

２：非常にアンバランス
　左手で触れた対象が黄金に変わるマイダスハンド。右手を怪我すると食事にも困る。もちろん金は錬金の偽金扱い

３：普通に強いけど、それを活かせない稼業
　動作が短縮する居合系だけど、木こりなので反動強化とか欲しかった。傭兵や冒険者に成ろう

４：意外な発展性のある能力
　壁を歩行できるとか、触れた物を軽くできるとか。要するにコンボに使える物全て。

とりあえずストーリーを作る段階で
「こんな能力イラネー」とか「もっと使える能力欲しい」とか「せっかくだから頑張って考えよう」
などの能力で、順当に強くて順当に終わる話ではなく、紆余曲折を余儀なくされるけれど
上手に使いこなせば強い能力とかですかね。

日時：2021年04月16日(金) 21:39

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返信コメント

この場合は「教会や貴族がそう思っている」ということでしょうね。
実際にはアラサー聖女はその年齢まで一般人なので、言う程知識は無いと思います。
貴族や冒険者ならば早い段階で鑑定を受けて、神の加護が何なのかを知ると思いますので。

それはそれとして一般人が思い抱く教会への不満とか、ある程度の力関係とか
その辺は普通のレベルで理解してはいるでしょうね。
周辺の貴族が担ぎ上げて教会と距離を置かせたり、自分たちの派閥に「聖女の加護アリ！」とか
そういうことはしそうです。

あとは極まれに一般人出身の側室が、貴族・王家出身の王妃と互角に殴り合う派閥を作ることもあるので
一般人出身でも環境次第では、教会と渡り合えるのでしょうけど。

日時：2021年04月27日(火) 23:37

ネタメモ。加護と魔法の習得は平等な世界

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