ヒロアカのマスタードとかいう奴が使ってる毒ガスって一体なんやねん

　ヒロアカに毒ガスを使う敵がいます。


　名前はマスタード、ピンク色のガスを意のままに操り、主人公の仲間たちの大半を一瞬にして昏倒させていく敵キャラです。

　これに対し創造の個性を持つ生徒が作ったガスマスクを他の仲間に渡すことでマスタードを打ち倒す手助けとなるのですが、ここでふと疑問が生まれました。



　このマスタードなるものが使っているガスとは一体何なのだろうか？



　ここで創作を楽しむ姿勢を心得ている賢明な方々は察するでしょう


　あー、はいはい、そういうのね、そういう感じの考察ね、教えてあげてもいいけどそういうの物語の面白さとかに一切関係ないから

　ありのままで納得すればいいねん、無から有を生み出す世界やぞ？ フィクションにリアルを持ち込んで楽しいですか？（笑）

　



　　　　^q^「たのしいれす」


　そういった真実を理解している方々には申しわけない、これはただのこじつけに意味を見出し悦に浸る趣味の持ち主のたわごとです。


　一切の反論は認めず妄想世界に突入します。


　まず彼ことマスタードの生み出すガスは一体どんなものだろうか。

　この質問に一番に思いつくのはマスタードガスでしょう。

　マスタードさんがガスだしてんだからマスタードガス、からしが巻いてあるからからからし巻きぐらい単純明快です。

　ではマスタードガスとはどんなものか見てみましょうか


・純粋なマスタードガスは、常温で無色無臭の液体である。不純物を含むマスタードガスがマスタード（洋からし）に似た刺激臭を持ちつことが名前の由来である。

・マスタードガスが皮膚に触れると2～24時間で赤い斑点が現れた後に皮膚がただれ、体の粘膜で特に効果が出やすく、史実で眼にガスが入ることで失明を、肺に吸い込まむと声がかすれて咳が、重度になると致命的な肺水腫を引き起こす。その他は神経系への影響が見られる。

・ゴムを浸透することが特徴的で薄いゴム引き布では十分な防御が不可能。

・気体として重く、長い間撒かれた空間に滞留する。

・遅効性で被害を受けても気づくのが遅れるため被害がより拡大した。

・人類の毒ガス（科学兵器）の中ではかなり弱い方



　それ以上いけない（震え声）


　そんなガス作中で出したらヒロアカのジャンル変わります……、ガスマスクつけても皮膚にもききますっていかんでしょ

　狂四郎2030とかはだしのゲンの世界観になるよ

　そんなガス出せたらお前もう国に消されるだろ、何マスタードとか名乗ってるんだよこのかっぱ巻き野郎がよぉッ！（逆切れ）



　……冷静になりましょう。


　よくよく考えれば名前だけで全てを決めつけるのは横暴です。

　マスタードは名前だけで出しているのは全くの別のガス

　そう考えて彼の出すガスがいったいなんなのか、その特徴を見ていきましょう


・色はピンクで匂いは無臭

・吸ってからかなりの速さで昏倒する。

・ガスの中で銃を撃っても引火しない

・ガスマスクで防げる


　上から順番に考えていきましょうまず色と匂いです。


　無色無臭のガスが出せるなら奇襲の時点で初めから出しているでしょうから色はピンクで変えられないと考えるのが自然

　色自体はどうとでも着色できそうなのでどの物質とは断言しずらいです。

　ガスにあえて色やにおいを付けることもあるぐらいですから何かを特定できるものではありません、飛ばして次に行きましょう。



　吸ってからかなりの速さで昏倒する


　これはマスタードが使うガスを考える上で重要な点になりそうです。

　吸ったら昏倒するガス、なんでしょうか、例えば火事でよく聞く一酸化炭素とかでしょうかね

　空気中の一酸化炭素が濃い状態ではすぐさま意識が刈り取られると言います。

　ちょっと調べてみましょうか


《table:#000000》[[（一酸化炭素濃度 ％）[（吸引時間と中毒症状）[[（0，02）[（1～3時間で前頭部に軽度の頭痛）[[（0，08）[（45分で頭痛・めまい・吐き気、けいれん、2時間で失神）[[（0，32）[（5～10分間で頭痛・めまい、30分間で死亡）[[（0，64）[（1～2分間で頭痛・めまい、15～30分間で死亡）[[（1，28）[（1～3分間で死亡）《/table》

　
　あぁ^～ 殺意が高すぎるんじゃぁ^～


　意識を刈り取ったまま永眠するだろこれ、つーか一瞬で意識を刈り取る濃度のガスはそれもうどんなガスでもアウトじゃないか！ ふざけんな！


　そう考えた私はじゃあ他に何ならあり得るかと考えます。


　あっ！ 麻酔ガス的な奴はどうだろう！ 麻酔的なものなら吸ったら昏倒というのも分からなくはないんじゃないんじゃないか

　そう思って調べましたが麻酔ガスはいくつもあるので大変です


・笑気ガス、亜酸化窒素＝N2O （支燃性ガス 無色・わずかに甘い臭い）

・エーテルであるジエチルエーテル　（爆発性がある 刺激性が強いため咳を誘引）

・ハロタン、エンフルラン、イソフルラン、メトキシフルラン（フッ素や塩素、臭素といったハロゲン元素を炭素に組み込んだもの、これらは非刺激性で、引火性も爆発性もない）


　もうわけわかんねぇなこれ、お前どう？（無礼）ネットで漁っただけだからもっと好悪がありそうで死にそう


　私は すいへーりーべーぼくのふねでCとKがこんがらがるくらいには化学が嫌いなのでもう限界です


　それで次に行きましょう


　ガスの中で銃を撃っても引火しない


　これは作中の話なのですが、体を鉄にすることが出来る人間にマスタード君はリボルバーをバンバンと打ち込んでいました。

　銃からもアイアンマンからも火花と熱が出まくりなのでこのガスは支燃性、可燃性の可能性は低いです。

　おっとこれは麻酔の中には可燃性のものが混じっているのでかなり絞れますねぇ！


　ハロタン、エンフルラン、イソフルラン、メトキシフルラン


　こいつらあたりが怪しいですぜ！ 決まりだ！


　麻酔ガスのこの辺りをマスタードは出してるはずだ！


　QED




　……はい、ここでさっきわざわざ先に分けて出ていたというのに白々しいな、結果ありきで書いてるようで気に食わない

　そう感じたあなたは性格が悪いですが探求心があります。

　ぜひ私の代わりにもっと考察してください（懇願）



　しかも上の方でどや顔で書き込みましたが、私の予想に沿ったとしても最後の点で矛盾が生じたので、もう私はお手上げです。本当に助けてください。



　最後はマスタードのガスがガスマスクで防げる点です。


　ここでしらべていくうちに私は気づきました。

　作中彼らが装着していたガスマスクはフィルターと缶が付いているような私たちの想像しているガスマスクです。

　ガスマスクというものは防塵か防毒、あるいはその両方の機能がついているものですがもしも麻酔ガスだった場合、防塵マスクだけでは効果は十全ではないらしいです

　具体的には防塵マスクでは防げたとしても０.１マイクロメートルから０．３マイクロメートルの粒子（インフルエンザが0.1㎛）つまり分子レベルの物を防ぐのは困難だからだそうです。

　必然的にガスマスクで身を守れたのなら、防毒のフィルターの方が使用されたと考えていいわけですが、ここで問題が浮上します。


　防毒フィルターには数多くの種類があります。

　それは調べた私が引くくらいの種類がありましたよ

　であれば作中のガスマスクを作った人物はなぜ瞬時に有効なガス缶を選べたのでしょうか

　明らかに不自然です。

　無理やり理由をひねり出すなら


　その１、そもそもマスタードの吐いていたものはガスでなく、防塵フィルターで防げるもっと粒子の大きい何かだった。

　一番現実的ですが一番ロマンがないので却下です。


　その２、ヒロアカ世界の万能すげぇガスマスクだった。

　これもクソです。そういう急な便利アイテム出現は卑怯です


　その３、八百万は頭の良いお方、瞬時にガスの種類を考察し、有効なフィルターを装着した。

　描写したらかっこよさそうだけど流石に無理じゃないですかね



　その４、現実は非常識である。ただ運がよかった。　

　論外、面白くないので却下です



　もうそこまで考えても仕方がないから個性で片づけるか、現実的な理由にすればいいと言われそうですね

　しかし私はフィクションにそれっぽくて格好いいリアルを持ち込んで悦に浸りたいだけなので却下です。




　もうね


　ヒロアカのマスタードとかいう奴が使ってる毒ガスって一体なんやねん
















　イエァ！！ ただいま真夜中の三時半！ 続きが書けないから、こんなのをかいてるぐらい迷走してるますねぇ！

日時：2021年05月25日(火) 03:47

無名の誰かさん

すいへーりーべー、すらちょっと歌えるけどこの記号なんだっけ……？ってなるくらいには化学嫌いですので、そういう化学分野どうこうは頭痛を引き起こすことにしかならないので適当に

ばばばばばさんの考察を読ませた上で、これ「自分で設定した毒ガスを放出させる個性」なんじゃないかな～？と

ただし完全無欠の毒ガスは作れず、ここを立てればあちらが立たない、という感じ有効性を設定する毎に、逆に弱点も出来上がる。

例えば、「無味無臭」にすれば、「視認できる色」がついてしまう

「即効性」を重視すれば、その分「防毒が容易になる」

「毒ガスの射程」を伸ばせば、「可燃性がなくなりお手軽爆撃が出来なくなる」

最後のはかなり無理があるかもしれんが、せっかくのファンタジー要素がある世界観なんだからそこは大目に見てくれよ、頼むよ頼むよ～


そしてここまで書いて気付いた。

これ2か月前の呟きやんけー！あー！！！！

日時：2021年07月22日(木) 20:53

natsuyuki

自分はフィルター使ったガスマスクじゃなくて完全に外気を遮断して酸素ボンベも付けた派ですね
八百万さん的には酸素とか一番作りやすいものでしょうし

日時：2021年05月30日(日) 02:47

RK2-OVL

考察するのたのしいですよね。

人を昏倒させるだけなら毒性のある物質である必要もなくて、低酸素濃度(1気圧下なら6%以下ぐらい)の気体を吸わせれば数呼吸ですぐ昏倒します。
人が「息苦しい」と感じる感覚は血中のCO2濃度を感じていますが、酸素濃度の変化を感じているわけではないので特に何も感じません。また、低酸素空気が肺に取り込まれると「酸素の多い」血中から「酸素の少ない」空気中に酸素が移動するので息を止めているよりはるかに早く酸欠になります。なので換気の悪い状況で大量の液体窒素を使うなどして室内の酸素濃度が下がりすぎ、事故死してしまう例もあります。

低酸素雰囲気で6～10分程度放置されると死んでしまいますが、当該空気を着色しておくことで「加害範囲」を可視化し、昏倒させた後は速やかに換気すれば一応は死ににくく、毒物が残留しないので比較的治療もしやすい攻撃になるのでしょうか……？

窒素(28)を使うと空気(28.97)より少し軽くてすぐ拡散してしまうので、ちょっとお高いですがクリプトン(83.8)やキセノン(131.3)あたりを撒けば「気体として重く、長い間撒かれた空間に滞留する」もクリアですね！
（ちなみにマスタードガスは159.1なのでキセノンがよさげ）

ガスマスクは、適当なフィルター選ぶ暇がないので缶の部分は酸素ボンベを付けた、とすれば一応整合性は取れるかと。
呼気のCO2は宇宙ステーションと同様に吸着材で除去する感じで。つまり呼吸に外の空気使ってない。ガスマスクというより宇宙マスク。


この案の場合、唯一「毒ガスじゃない」という点だけは矛盾するのですよね……


……あとキセノンお高いので、大量に生産できる個性ならボンベに詰めて売ったほうが楽してお金を稼げる気がしないでもない。
（てきとうにググると200Lで60万円～。窒息させるような量を空間に撒けば億単位になるのでは……？）

日時：2021年05月29日(土) 11:39

杉鋸

実は毒霧操作の個性でガスの個性というのは合理的虚偽
「毒霧に『肺に入ったら酸素吸収を阻害しろ』みたいな感じの自動行動を刷り込んだ上で、毒霧を撒き散らしていた」
つまり物質としてはただのピンク色の粉末辺りの混じった普通の空気だった可能性も
(毒霧：プロレスラーの吹くアレ)

更にガスマスクを身に着けていたのはある種のマスクレスラーとしての振る舞いと分かりやすい欠点のある能力に"する"(※)事で「そこを突いて倒される」というキャラ立ち面でのおいしさを狙ってしまうレスラーの血の呪いで、本質的にはヴィランというよりはヒールだったのかもしれないですね？

※ 本来はガスマスクの類でも防げない様にできるけど・ガスマスク的なアイテムがあれば問答無用で無効化される様にする

日時：2021年05月28日(金) 20:35

膝丸

ガス系だと、ミッドナイトもかな？
ミッドナイトの個性は体臭で、息を止めてれば防げるけど

日時：2021年05月27日(木) 19:33

トライアンドエラー

ガスという名の概念的な何かを放出する個性とか。
概念的なものなのでガスを防げそうな物には滅法弱い。今よりもっと邪悪な精神性を持てば、より凶悪なガスっぽい効果を発揮するとか。
あかん！作者さんが望むフィクションに格好のいいリアルをの反対しか思い付かない、、。

日時：2021年05月25日(火) 23:19

とりあえずアカウント作ります

マスタードが入手できるガスマスクに化学物質対応のやつが無かったから粒子の大きいやつを出したくらいしか思いつかない…

日時：2021年05月25日(火) 23:05

ヰ宮まいみ

たぶんマクガフィンって薬品だと思いますよ！（棒）

日時：2021年05月25日(火) 06:53

山水公

『ピンク色で吸うと割とすぐ昏倒して致死性は薄くて不燃性で尚且つ粒子が大きいって言う全く新しいガスを作る』個性ていう面白みのない説しか出ない俺を許して

日時：2021年05月25日(火) 04:02