ちょっとした妄想ポケモン小説設定


 ジョウト地方と言えば、カントー地方と陸続きでありながら長年交流の絶えていた影響からか、全く別の地方としてカントーとは違った文化を発展させている地方である。

 全体的に陽気な気質の人間が多く、端的に言えば賑やかなのが好きなのだった。
 それは間違いなくジョウト地方の中心とも言えるコガネシティの影響だろう。

 ジョウト地方最大の街にして、ジョウト地方全体の経済に多大な影響を与える巨大商業都市である。
 特にカントー地方の主都とも言えるヤマブキシティとの間にリニアが開通した影響でその経済規模はさらに膨れ上がり、街は常に好景気に沸いていた。

 先も言ったが、そんなコガネシティの影響かジョウトは全体的に派手派手しく賑やかなことが好きな人間が多い。

 それはポケモントレーナーにも共通したことであり、ポケモンバトルをある種神聖視しているようなカントーのトレーナーとは異なり、ジョウト地方のトレーナーはポケモンバトルをある種の競技、或いは手段として捉え、ポケモンバトルを中心とした商業も盛んに行われている。

 コガネシティに毎月のように開かれるポケモンバトルの大会『コガネカップ』はその最たるものであり、年に一回行われる『ジョウトリーグ予選』はジョウト地方全体をあげてのお祭り騒ぎとなる。
 と言ってもこれは、ジョウトリーグがカントーリーグに併合され、カントー・ジョウトリーグとなり、リーグ本選がカントー地方『セキエイこうげん』で開かれる以上、ジョウトの人間が直接ジョウトリーグに出場するトレーナーたちのバトルを気軽に見ることのできる機会は必然的にジョウトリーグ予選になってしまうからだ。

 それはさておき。

 コガネシティでは毎日のように巨万の富が動いでいる。

 当然ながら金の動くところには汚い部分も存在しており……。

 その名を『ちかつうろ』と言う。

 コガネシティのアンダーグラウンド。

 文字通り、コガネシティから続く地下通路には表では見られない怪しい薬売りや客引きが多く存在しており、時折法に触れるようなご禁制な物品すらも流れ着くこともあると言われる。

 だが、だ。

 けれども、だ。

 そんな『ちかつうろ』ですらも、まだ表層に過ぎないのだ。

 コガネシティの深層に横たわる闇はその更に奥深く。

 『ちかつうろ』から数百メートル地下に存在していることを知る人間はほとんどいない。




 犯罪者となり表に居場所を失った人。

 多額の借金で身柄を抑えられ強制的に連れてこられた人。

 或いは誘拐され、人身売買の組織を仲介して売り飛ばされた人。

 或いは、或いは、或いは……そこにいるのはそんな後ろ暗い経歴を持った数多くの人間たち。

 ジョウト地方に潜む巨大な闇の結集。



 『ちかとうぎじょう』



 そこでは人命すらも金と換えて、文字通り命を賭した戦いが行われていた。











みたいな設定思いついたんだけど、書いてる時間も気力も無かった。


日時:2021年08月31日(火) 00:08

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返信コメント

マヤ

最高の発想だと思います。めっちゃワクワクする!!


日時:2021年09月02日(木) 00:55

架谷

ちょっと見てみたいと思いました。


日時:2021年08月31日(火) 12:28



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