思いつきありふれた×Fate②
【あらすじ】
元カルデアのマスター・藤丸リツカは元の一般人らしい生活に戻った。
一つ違うところがあるとすれば、彼には将来を約束した相手が居る事。
サーヴァント・バーサーカー、冬の女王モルガン。
ブリテン異聞帯で縁を結び、リツカやカルデアの者達と共に異星の神を退けた後、モルガンは退去を拒んでリツカの傍を離れなかった。
「貴方は未来永劫、私の夫として私に仕える――――――その契約は終わっていません」
新所長を半ば脅す形で仮の戸籍を手に入れたモルガンはリツカと共に日本へ移り住んだ。
彼の両親は息子がバイト先で美人の年上お姉さんを口説いたと大喜びで彼女を受け入れた。
リツカは人理焼却から変わっていない周りとは違い、成人した事を隠して高校に戻る。
しかし戻った先の高校で、彼はまたとんでもない事件に巻き込まれる。
異世界トータスの神エヒトによって勇者としてクラスメイト達と共に召喚されてしまうリツカ。
それが冬の女王の逆鱗に触れる行いである等とエヒトは知らなかった。
これは世界最強の物語じゃない。
汎人類史を救った英雄の物語でもない。
冬の女王が一つの世界を蹂躙していく……そんな物語である。
*
設定
名前:モルガン
性別:女(体の一部を男に変えることも可)
年齢:不明(調べようとした者は刺し殺される)
身長:やや高い
体重:不明(調べようとした者は焼き殺される)
好きな物:思い通りになる自分の国、夫
嫌いな物:芋虫、夫に害を与えるもの
宝具:はや辿り着けぬ理想郷(ロードレス・キャメロット)
天職:王、魔術師
ステータス:不明(調べようとした者は圧し殺される)
技能:不明(調べようとした者は呪い殺される)
かつてのブリテン異聞帯を統べる女王。カルデアに召喚された際にバーサーカーのクラスを与えられてリツカと契約を交わした。異星の神を倒して汎人類史が救われて他のサーヴァント達が退去していくのに対して彼女だけはそれを拒んで現界し続けた。現在は藤丸家で居候として住まわせて貰っている。
冬の女王の呼び名の通り冷酷無比な悪の支配者らしく振る舞っていたが、カルデアに召喚されてから汎人類史のモルガンと思われる側面「残忍、自分勝手」な面が出るようになった。日本で居候を始めてからは平和な日々に退屈しており、暇があれば魔術でリツカを覗いている。
魔術の天才であり、神秘の薄れた現代に於いても魔法に近い魔術を行使できる。
陣地作成や道具作成で神代に通用するレベルの代物を容易く生み出せる他、嘘を見抜ける妖精眼を持っている。戦闘力は魔術戦に於いて異世界の神を凌駕していた(接近戦は苦手と思われているが、そもそも近づけるような相手がサーヴァント以外にいない)
リツカを夫と呼び、最初は興味本位でカルデアに協力していたが、汎人類史を救う過程で精神を摩耗して人として壊れていくリツカを憐れんで本心から彼の妻になる事を誓った。
リツカ以外(異聞帯等で関係のあるサーヴァントを除き)基本的に人間その他大勢を嫌悪する。
リツカを異世界に召喚した神エヒトの魔法(魔術)を短時間で解析・再構築して後を追った。
当初は夫に手を出す愚者諸共滅ぼし尽くしてやろうと考えていたが、お人好し過ぎるリツカの説得を受けて暫く傍観する形で勇者一行を見守っていた。
しかし大迷宮でリツカがクラスメイトの誰かに落とされた瞬間に激怒し、神エヒト含めてトータス全土を自らの手中に収めるべく行動を始める。
名前:藤丸リツカ
性別:男
年齢:22(周囲には17歳と誤魔化している)
身長:やや高い
体重:痩せ気味
好きな物:人助け、モルガン、カルデア、善、悪
嫌いな物:人、自分、善、悪
天職:不明(モルガンの魔術により秘匿されている)
ステータス:不明(モルガンの魔術により秘匿されている)
技能:不明(モルガンの魔術により秘匿されている)
元カルデアのマスター。数多のサーヴァントを従えて汎人類史を救った青年。
日本に帰還してからは年齢を偽って高校生活に復帰するが、異世界召喚に巻き込まれる。
表向きは誰に対しても分け隔てなく接して、困っている人がいれば助けようとするお人好し。
……しかしそれは
正義に嫌悪感を抱き、非道に怒りを抱き、結果に残る犠牲は全て自分のせいだと思い込む。
それでも
唯一彼の心の拠り所となったのは、力を貸した英霊だけだった。
戦闘力は皆無だと公言しているが、模擬戦では勇者に勝っている。
奈落の底でついにタガが外れて、襲ってきた魔物を魔術で惨殺するも直後に嘆き悲しむ。
ハジメのように魔物の肉を食らうも激痛などに襲われることなく能力値だけ上昇する。
その後は合流してきたモルガンに従い、トータスを
日時:2021年12月21日(火) 06:14
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