Fate/RaK 真名当てクイズ【キャスター編】
敵をだますにはまず味方から。
というわけではないが、同盟相手の情報を知ることは、敵対者の情報を知るよりも重要だ。
特に今は、まだ同盟が確定したわけではない。
同盟を持ちかけた上で、かなりの情報をお互いに与えている。
もしもの時を想定し、それを洗っておくのは間違いではないはずだ。
というわけで、キャスターの真名探しである。
「まずはコレを見てほしい」
言って、辰向がひとつの情報を提示する。
簡単に言えば、キャスターのステータスであった。
『筋力C 耐久D 敏捷D 魔力A 幸運B 宝具B』
「これは――もしやアーチャーのステータスですか? 少しさびしいですね」
「いやいや、キャスターのステータスだ正真正銘。まぁアレだ――知名度補正だろうな、それも特大の。魔力以外は全ステータスが実際のものより一つ高いと見た」
キャスターは間違いなく日本人のサーヴァントである。
開催地は日本、知名度補正の高さは言うまでもない。
だが、それにしたって高すぎる。
まずそれが、判断材料その一。――『高すぎる知名度補正』。
「でもって、日本人で、女性。正直かなり絞れるな」
有名ドコロで言えば、巴御前や、立花誾千代などもあるだろうか。
英霊としての武勇には薄いが、春日局などもありうるだろうか。
「しかし、キャスター。さすがに三騎士の適正は、無いのでは?」
「そうだな。知名度補正の理由付けとして――あり得るとすれば、二択だ」
一つ。
人差し指を辰向が立てた。
「日本の“教科書に載る”位、全国的に知名度がある場合」
キャスターに該当するのは、例えば紫式部など。
特異なサーヴァントとなるだろうが、間違いなく平安の頃の才女達は該当するはずだ。
――そして、二つ。
これはアサシンが受け継いだ。
「この地――“信濃”に、縁のあるサーヴァント」
後者であれば、更に選択肢は絞れるだろう。
「さて、とはいえこちらの方面からのアプローチはここまでだな」
「とすれば、キャスターの振る舞いから見て取ることとしましょうか」
まず大前提。
「キャスターは巫女系の魔術師だ。もしくは、土着信仰に近い、独自の信仰を得ている存在。――今現在は、鬼、として伝わっている存在」
「鬼道、という言葉の通りかもしれませんね」
朝廷の敵として排斥された存在。
鬼、と呼ばれはするがそれらは大抵、山賊や何かに近い存在だ。
ただし、それは鬼とは限らない。
奇っ怪な術を操る妖かしの類――それらも、十分キャスターとして該当するはずだ。
「まー、極端な話だ。片や神の手先。片や悪魔の手先と来たものだ」
「矛盾でしょうね。表裏一体ということは、自身の背が相手の背の間近にあるということですから」
かつて豊穣神とされていたバアルがバアル・ゼブブ、ハエの悪魔とされてしまったのと同じように。
時に人を救う神は、人に仇なす悪鬼となりうる。
その逆もまた、然り。
菅原道真公などが日本に置いては良い例だ。
とはいえ、それ自体は現在は何の関係もないことである。
「そして、あのキャスター、どうやらアサシンの適格を持っているようだ。劣化してはいるが。隠れようと思えば隠れることもできる、っていうレベル」
「……私と同じ類のようですね。自分で隠れるよりも、彼女は誰かを隠すことが得意のようだ」
ここがポイントであり、恐らくキャスターの素性を知る上で最大のヒントとなるだろう。
キャスターには気配遮断のスキルと、気配遮断のスキルを、“他者に与える”方法があるのだろう。
あの時。
――バーサーカーを撒くために現れたキャスターの“遣い”は、間違いなく気配遮断を使用していた。
でなければ、あんな何の脈略もなく、あの場に出現するはずもない。
「恐らく――指導者か、もしくは先導者の類ですね」
自身の経歴を踏まえた上で、アサシンは言う。
何かを与える――それは何かを得る以上に困難であり、しかしたやすいことだ。
それに“特化”したエピソードを持つ存在であることは想像に難くない。
「更に、彼女の力の強さもポイントだな」
筋力Cということは、元の能力は恐らく筋力D。
素の能力で、キャスターとしてはこれは破格だ。
無論、それはキャスターに別の適正があるということであり、その適正のクラスであれば、恐らく筋力以外のステータスも上昇することだろう。
「纏めますとこうですね?」
・キャスターにしては破格のステータス。
・それは知名度補正によるものである。
・日本で知らないものは居ないというほどの知名度か、逆に信濃に縁のあるご当地サーヴァントか。
・キャスターは日本人の女性サーヴァントであり、その出自は巫女か妖かし。
・気配遮断を持ち、それを周囲に与える方法を有する。
・恐らくは、指導者もしくは先導者。
・キャスター以外の適正を有する、アサシンはまず確定である。
(メタ情報:TS鯖ではない)
(メタ情報:アサシン陣営では知り得ないヒントもある)
「――むしろ、アサシンになるのが適正のサーヴァントなのかもしれないな。それが、何かの要因でキャスターとして召喚された、と」
※ここまでです。この後絞り込みの例として数人出ますが、解りやすすぎるのでカットになりました。
※コメントがあり、正解がでなければ例を出そうと思います。多分、出る(かコメントない)と思いますが。
日時:2014年07月16日(水) 17:39
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返信コメント
C-REI
そういえばFGOで望月千代女実装されましたね
日時:2017年10月16日(月) 12:34
ロムorz
卑弥呼ですねわかります
日時:2016年02月13日(土) 15:47
暁刀魚
お見事。情報マトリクスがEになりました。
望月千代女は、難易度が低いので即でしたね。
知名度が低くても、真名特定班にかかればヒントがあれば一瞬でしょう。
一応、例としては他に信濃縁の鬼、『紅葉』やおなじみ『酒呑童子』に『茨木童子』が挙げられます。
ただコレだと、独りだけ巫女な千代女さんが浮いてしまうので、バレバレになってしまうんですけどね。
現在出てきていて、真名がわからないサーヴァントはライダーとアサシン。
ライダーの方は次々回で絞り込みはできるかと思います。
アサシンはどうでしょうかね、宝具開帳すれば一発なのですが。
日時:2014年07月16日(水) 19:47
パンおにぎり
《訂正》目×女○
申し訳ない
日時:2014年07月16日(水) 19:10
パンおにぎり
信濃に関係ある可能性。そして巫女。
それに気配遮断のスキルがある女性のため、くノ一の可能性がある。
他人を気配遮断可能なため指導者である可能性が高い。
くノ一で巫女といえば、歩き巫女をくノ一にしたというお話。
これを考慮すれば、望月千代目が出てきますね。
どうでしょうか?
日時:2014年07月16日(水) 18:32