Fate/Apocrypha (ネバばれ注意)

 久しぶりに此方へ投稿します。タイトル通り、話の内容としては東出先生の聖杯戦争であるFate/Apocryphaです。
 大の設定好きとして、型月の設定は大の好みであり、エヴォリミットをやった後でこの人が書くと聞いて物語を楽しみにしてました。エヴォリミットで泣かされた身として、Fateをどんな話にするのかワクワクしてました。そして、遂に完結を迎え、自分としては一年の始まりにまずした娯楽が第五巻の読破であります。加え、元々魔界転生が好きな身として、公式でシロウが出てくれば見逃す何て有り得ない! とあらゆる意味で自分の嗜好に適合した一作です。と言うより、型月は良い仕事をし過ぎてくれると言いますが、元々鬼哭街の虚淵先生も好きでZEROが出て、遂に東出先生のApocryphaとか、個人的にFateを良くぞ此処までときのこ先生凄過ぎ笑えないww
 それぞれの読者が持つ主観的視点から読めば、やはり作品ですので賛否も色々なのでしょうが、自分は非常に面白く時間を過ごせたシリーズだと感じられました。読んでいる最中は、技術がどうとか、設定がどうとか、文章がどうとか、表現がどうとか、ここで白状してしまうと自分からすればぶっちゃけクソみたいなものでして、読む自分に対する気取った余分な建前は娯楽をつまらなくする害悪にしか感じられない性分です。どうこう言う分には言葉なので良いのですが、自分に対してそう言う言葉は全く要らないと思ってしまうんです。読む前に頭を真っ白にしつつ、物語だけに没頭して、やはり読んだ後で浮かんだ後味が面白いか否か何ですよね。全てひっくるめて総合的に、何が記憶に残って好きになれたのか。これは個人的な楽しみ方ですので、共感を得られる人の方が少ないと思います。結局娯楽の愉しみ方は自己完結ですし。此処までが建前です。

 つまり、何が言いたいかと言いますと、伏線回収とEDの仕方がもうマジヤベェ。
 と言うより、本読んで普通に感動してしまった。ここでこれか! と、今までの四巻分の物語がすっきり完結しました。全力で楽しみました。なので活動報告で書かずにはいられませんでした。元々フロム脳なのもありますが。いや、読んで良かったと思います!
 エヴォリミットの熱い雰囲気が好きな人にお勧めしたい作品です。今までのFateと違って、主人公も悪役も根っこが熱い奴らなんですよね。式や志貴や士郎や草十郎と違って主人公の精神がある意味完結しておらず、はくのんみたいに色々な方面で便利な無敵メンタルがある訳でもない。ジークは変身ヒーローで、他の主人公みたいに失ったモノもなければ、背負うべき過去がない。真っ白で何も無い状態からやっと、他の主人公が最初から持っている様な核になる色が段々と出来上がっていく。後、何だかんだでアポで一番好きな英霊はジークフリートです。魔界転生好きからすれば、第五巻のシロウは凄くイメージ通りでした。

 では、ここまで自分の感想を読んで頂きありがとうございました。これからエルメロイ事件簿とファイヤガールを読み始めます。


日時:2015年01月29日(木) 20:50

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