グロンギ族について

こんにちは、スパークリングです。
今回は少し、私が投稿しています『仮面ライダークウガ』の敵怪人、『グロンギ族』についての記述をしようと思います。
お暇な時間や、物語を読む前に少しだけ目を通していただけると幸いです。
それでは、行きます。

・グロンギ族とは
【概要】
『仮面ライダークウガ』に登場する敵怪人たちの種族。
遥か古代に初代クウガによって九郎ヶ岳遺跡と、もう1つ別の遺跡に封印されていた。
テレビ版では前者の九郎ヶ岳遺跡から復活したグロンギたちが、小説版では後者の遺跡から復活したグロンギたちが物語を大きく動かしていく。
ここではテレビ版のみを取り上げていきます。

『グロンギ』と呼称するのは当の本人たちか、一部の警察関係者程度で、世間一般には『未確認生命体』と報道されており、現れた順番に第○号と呼称している。また、人間態の場合は別にB○号と呼称する。
また自分たちが『未確認生命体』と呼ばれていることを理解しており、「ミ、カ、ク、ニン……セイ、メイ、タイ?」「なんの(バビン)ことだ(ボドザ)?」「俺たちの(ゴセダヂン)ことだ(ボドザ)」というゴオマ・ザイン・ガルメのやり取りは個人的に必見。

非常に好戦的かつ、残虐な種族であり、人間(リント)を殺すことに全く抵抗がなく、それどころか人間を殺すことを楽しむような輩も存在する。

独自の言語『グロンギ語』を話し、九進法を用いて計算する。
人間とほとんど同じ身体と血液構造をしている、人類に極めて近い生命体。
しかし腹部には、クウガの『アマダム』と同質の物質を持つ『ゲブロン』と呼ばれる特殊な鉱石が埋め込まれており、クウガの技によって死亡する場合は打ち込まれた封印エネルギーがこの『ゲブロン』に到達することで爆発する。そして爆発の威力は『ゲブロン』の強さに比例するため、強敵になればなるほど、爆発による二次被害が大きくなる。

超人的な身体能力に加え、武装警官隊を簡単に壊滅させられるほどの怪力、さらに不死身の再生・回復能力を有しており、個体によってはそれぞれ特殊な習性・能力も有している。
また、日本語・文学・音楽・自動車やバイクの運転・インターネットの扱い方を短時間でマスターするほどに知力も高い個体も存在する。

クウガと同じ力を持っており、自らの身体を怪人体に変えたり、手に持った物質の成分を分解して再構築したりする『モーフィングパワー』を有しており、上位集団になるにつれてこの力が強くなっていく。

名前は、「所属階級・動植物名(『ー』や小文字を除く3文字)・生物分類」で構成されている。
所属階級は『ベ』『ヌ』『ズ』『メ』『ゴ』『ラ』『ン』の全部で7つ。
生物分類は、虫は『バ』、海中生物は『ギ』、陸上哺乳類は『ダ』、飛行生物は『グ』、植物は『デ』、爬虫類と両生類は『レ』の全部で6つ。
例)所属階級が『ゴ』でフクロウの特性を引き継いでいる場合。
まず『ゴ』から始まり、フクロウを3文字になんとなくのニュアンスで短縮して『ブウロ』、そしてフクロウは飛行生物なので『グ』。
よって、名前は『ゴ・ブウロ・グ』となる。


【ゲゲル】
グロンギ族が行う儀式のようなもので、その実態は定められた時間以内に指定した人数の人間(リント)を殺害するという、大量殺戮ゲーム。

基本ルールは、
『一度のゲゲルを行うプレイヤーは1人』
『ゲゲルを行っていないグロンギは絶対に人間を殺してはならない』
の2つだけで、それ以外はそれぞれのやり方に任されている。

ゲゲルの進行具合によっては、行っている階級が丸ごと打ち切られてしまう事もある。また、殺害人数は九進法で決まっているため、全員目標人数は9の倍数の人数である。
成功者は階級が1つ繰り上がり、その階級に相応した力を報酬として得られる(劇中では成功者はガルメしかいない)。

基本的に下の階級のものからゲゲルを行っていくため、後になるにつれて強力な実力者たちが参戦してくる。


【社会構造】
名前の際に挙げた7つの階級が非常に重要で、階級によってゲゲルの内容や制限が変わる。
また、階級ごとに装着している装備品やベルトのバックル『ゲドルート』の色が異なり、強くなればなるほど身体の色が黒くなっていく。
が、最後の階級である『ン』になると一転し、身体の色が真っ白になることもある。

・ベ集団
リーダー不明、バックルの色も不明。
本編では未登場の集団で、階級は最下級。

本来ならこの『ベ集団』からゲゲルが始まるのだが、後に解説する『ズ集団』の勝手な行動のせいでゲゲルへの参加資格を剥奪され、『整理』と称されてン・ダグバ・ゼバによって粛清されてしまった悲劇の集団。

ヒーローショーにて『ベ・ジミン・バ』なるミジンコの特性を持つグロンギが登場したが、ミジンコて……そりゃ、まぁ、うん。
「仕方ないね」としか言いようがない、本当に悲劇の集団である。

・ズ集団
14人以上が所属しており(本編で登場したのは6人)、リーダーはズ・ザイン・ダ。
バックルの色は銅色。おそらく『ブロンズ』の『ズ』と思われる。

下級の階級であり、クウガ本編ではこの集団たちからゲゲルは始まった。
可哀想な苦労人であるゴオマや、更に上のそのまた上の集団に双子の兄を持つバヅー、杉田さんの両目を抉ろうとしたメビオが所属している。

知能はそこまで高くなく、日本語も色々な意味で舌が達者なガルメ以外は下手。服装もゴオマやメビオ以外、全員奇抜な格好をしている。

戦い方は全員、自分の身体能力だけを使った肉弾戦を得意とし、武器は使わない。

ゲゲルの参加資格が『メ集団』に移ったことにより、『ベ集団』共々ダグバに粛清されてしまった。

・メ集団
21人が所属していたがゲゲルを成功したガルメが加わり、22人に増えた(本編では8人が登場)。
リーダーはメ・ガリマ・バ。
バックルの色は銀色。おそらく『メタル』の『メ』と思われる。

中級の階級であり、自分たちよりも下の階級である『ベ』や『ズ』を見下している節がある。
みんなのトラウマその①「バックします」ことギャリド、みんなのトラウマその②「ふりむくな!」ことガリマ姐さん、日曜日の朝っぱらから男同士でディープキスをしたギノガなど、劇中の人物や視聴者に多大な恐怖を植え付けた連中が所属している。

知能はそこそこ高く、日本語も綺麗に喋れるが『グロンギ語』を使う場面のほうが多い。しかし、下手をすれば自分たちがバカにしている『ズ集団』以上の服のセンスをしており、ファッションには疎いと思われる。

『ズ集団』と比べて、特性となった動植物の力を有効に使っており、毒などの特殊な武器を使った幅が広く堅実な戦い方をする。

・ゴ集団
13人が所属しており(本編では9人が登場)、リーダーはゴ・ガドル・バ。
バックルの色は黒色。おそらく『ゴールド』の『ゴ』と思われる。

上級の階級であり、13人と人数は少ないが、『ズ集団』や『メ集団』とは比にならないほどの実力者が揃っている。
水着やチャイナドレスなど眼福なシーンを提供してくれたベミウ様、個人的に好きな怪人ガメゴ、グロンギ史上最悪の下種でありみんなのトラウマその③ジャラジ、クウガとカーチェイスを繰り広げた『脅威のライダー(キョグギン サギザザ)』バダー、私が投稿している小説では絶賛苦労人の『破壊のカリスマ(ザバギン バシグラ)』ガドル閣下など、人気の怪人たちが数多く所属している。

知能が優れており、実は『グロンギ語』よりも日本語のほうを多く喋っている。服装も普通の人間と変わらない格好をしており、全員センスがいい。しかしそれゆえに、どこでそんな服を手に入れたのかは謎。殺してでも奪い取るような真似はしていないと思うのだが……。

『ゲリザギバス・ゲゲル』をこの集団はやっており、これに成功するとダグバと戦うことができる『ザギバス・ゲゲル』への参加資格が認められる。
しかし、通常のゲゲルよりも遥かに厳しい条件を要求するため、難易度が段違いである。

全員武器を使った戦い方を主流とし、モーフィングパワーが強いために手に持った物を自身の武器に変えることができる。

・ラ集団
劇中では2人しか確認されていない。
バックルの色は『ゴ集団』と変わらず黒色。おそらく『プラチナ』の『ラ』と思われる。

『ゲリザギバス・ゲゲル』をクリアした後に『ザギバス・ゲゲル』への参加資格を放棄することで、この集団に入ることができる。よって、この『ラ集団』に属しているグロンギたちは『ゴ集団』と同等か、それ以上の力を有している。
バラのタトゥの女ことバルバ、毎日誰かをストーキング……間違えた、誰かの後に付いて回っているドルドの2人が所属している。

『ゲリザギバス・ゲゲル』をクリアし、『ザギバス・ゲゲル』を棄権してしまっているため、ゲゲルへの参加資格はなく、ゲームマスターとしてゲゲルの進行と監督を執り行っている。

『ゴ集団』と同じで武器を使用し、自分の力を最大限までに利用した戦い方を取る。

・ヌ集団
劇中ではザジオの1人しか登場していない、極めて珍しい階級。
バックルの色は謎。

ゲゲルに必要な道具や武器を作っており、バグンダダやガリマの大鎌などを製作し、壊れてしまったダグバのベルトの修復もしていた。
しかし、ベルトの修復が終わった際にダグバによって粛清されてしまっている。

・ン集団
ン・ダグバ・ゼバとン・ガミオ・ゼダの2人しか存在しないグロンギ族の事実上のトップ。
バックルの色は金色。

クウガ本編ではダグバだけが登場し、ガミオは登場しなかったが、ガミオの存在は示唆されている。
余談であるが、ガミオの声を担当しているのは、第3話以降の次回予告で毎回ナレーションをしていた人と同じである。うーむ、どんな風に映画に登場させる予定だったのだろうか。

『ゴ集団』以上の驚異的な身体能力を誇り、モーフィングパワーが強力すぎるゆえにさまざまな超常現象を引き起こすことができる(超自然発火現象、天候操作など)。

名前であるン・ダグバ・ゼバの『ゼ』は、最強のグロンギのみに与えられる称号であるらしい。


以上です。
質問・感想・指摘等がございましたら、コメントをどうぞ。


日時:2015年08月14日(金) 12:42

『仮面ライダークウガ-白の執行者-』実際に書くにあたって Part1 >>

▼コメントを書く

返信コメント

SPIRIT

T・P・Rさんへ

ガメゴの役者が後に、百獣戦隊の雄牛の力を宿した元関取になるので、この段階から役者が肉体派だという印象が強かったんだと思います。


日時:2019年03月01日(金) 16:18

T・P・R

思えば確かにゴの怪人はお洒落だったなぁ。
ガメゴとか特に。
なんであんなインテリっぽい人間体なのに、怪人体だとバリバリ肉体派になるのか不思議でした。

後、個人的にぶっ飛びファッションベスト1は、白銀の殺戮者ことイカ種怪人のメ・ギイガ・ギです。


日時:2015年08月16日(日) 22:34

スパークリング

ドラレンジャーさん、返信どうもです。

ですね……修正しました。


日時:2015年08月14日(金) 12:38

読んでる人

ものすごく細かい指摘で恐縮ですが、HERO SAGAはかなりパラレル色が強いので本編世界の先代をリクと断定するのはどうなんでしょう?


日時:2015年08月14日(金) 02:05



返信

    現在:0文字 10~1000文字