黒き亡霊の咆哮 設定資料 No.2 特生防衛軍②

この作品、設定はフィクションです。
実際の国家、団体などとは一切関係がありません。
また、原作の歴史と異なるところが多々あります。ご了承ください。
******
○特生防衛軍
所属:日本国防衛省
最高指揮監督権:内閣総理大臣
防衛大臣(4軍を統括)
 軍最高指揮権:元帥
兵:募集制
国内供給者:六菱重工 他
本拠地:旧東京湾岸基地
前身:特生自衛隊

 対特殊生物のみの運用に特化した、日本の第4の軍隊。
 「特生自衛隊」の流れを組む組織で、ゴジラなどの多数の巨大特殊生物との度重なる交戦を行って来た。怪獣大国日本に生まれるべくして生まれた。

 特に兵器開発の分野においては、80年代から90年代にかけての発展は凄まじいものとなっている。中でも未来人による「メカキングギドラ」の出現は大きな出来事で、その後に開発された「メカゴジラ」「M.O.G.E.R.A.」などの大型かつ超高性能な兵器を実現可能とした。両機体は緒戦において喪失。約1年で建造可能という技術力の高さに反し、予算の面から超兵器の開発は一時縮小傾向となる。しかし、とあるバイオ技術の接収を行ったこともあり、「三式機龍」や「47式機龍Ⅱ」の開発にも繋がったとされる。
 また、この時期に登場した「ダイヤモンドコーティング」に端を欲する装甲技術は、現在では「ダイヤモンド装甲」へ発展。深海棲艦の登場もあって海軍、特生防衛軍、特生防衛海軍(艦娘隊)所属艦艇や44式大型輸送機に施されている。「南鳥島要塞」の要塞施設にも、大戦期に試験的にこの技術が使われている。一方で資源、予算、その他諸事情から上記3つの組織にしか行き渡っていない状況。しかし量産化の傾向にはある。


 「特生自衛隊」時代同様、他防衛軍(陸・海・空軍)への支援は行えないが、他防衛軍からの支援は受けられるという特殊性を持っている。元々は当時の第2次大戦後日本の情勢を鑑みた上でものだったが、第3次大戦後の今日では役割分担の明確化を図るために、このような行動基準が設定されている。他国との軍事衝突になった場合、特生防衛軍はそれらに対して一切の兵器運用を禁じられる。陸海空軍も、特生防衛軍への支援要請を行うことは出来ない。
 

 軍の特殊性から、保持兵器も陸海空様々な装備を取り揃えており、通常兵器の発展型としての特殊兵器も複数存在する。
 第3次世界大戦時、旧自衛隊が全て組み込まれた「環太平洋連合軍」では先述の制限が戦時特例下で解除されたため、隣接していた旧ロシア連邦を中心とする「ユーラシア中央同盟」にとって多大な脅威となった。


部隊編成
本体
├第1機動団
│ ├第1メーサー群(メーサー車/メーサーヘリ)
│ ├通常戦車科
│ ├第1航空隊
│ └第2軍艦隊
├機龍隊─しらさぎⅡ航空隊
└特生防衛海軍(艦娘隊)

その他
・特殊研究本部

過去に存在した部隊
・G-Force(1992年~1996年)



○特生防衛海軍(通称:艦娘隊)
設立:2040年
上部組織:特性防衛軍
兵:募集制
国内供給者:六菱重工 他
本拠地:横須賀鎮守府

 2036年以降に爆発的に増加し、人類の制海権を奪った深海棲艦に対抗するため、艦娘第1号である戦艦三笠の誕生後に、新たに新設された組織。「海軍」という呼称が付いているのは、艦娘を艦として運用し、多方面に展開することから「軍」と同等であるとされるため。
 「対特殊生物群防衛法」により、対深海棲艦戦に限って自ら戦略的な行動を行うことが出来る。

 設立以来、数年を要して各鎮守府や泊地の設置や艦娘の戦力増強を行っている。(ただし、新しく艦娘の建造が行われるのは横須賀に限定されている)
 2046年の「宿毛湾泊地襲撃事件」により、当時集結していた第1世代艦娘のほとんどが轟沈・解体処分になるなど、戦力に大きなダメージを受ける。各拠点に残されていた艦娘はごく少数だったため、その被害は当時の艦娘隊戦力の8割から9割が喪失する結果となっている。
 この事件により、兼ねてから研究が続けられていた「第2世代艦娘」の開発・建造が加速。2048年1月から次々と完成にこぎ着け、戦力増強に成功する。

 第1章時点で、鎮守府・泊地・基地は日本国内にしか設置されていない。外国の領土に置かれる最初の拠点としては、「ウェーク島」が最有力候補とされているが、同島は深海棲艦によって占拠されている。(※千島列島は第3次大戦で日本がアメリカと共に武力制圧し、日本領となっている)

艦隊編成
・連合艦隊(常設または非常設)
├第1艦隊―主力部隊(横須賀鎮守府)
│ ├第1戦隊
│ ├第3戦隊
│ ├第1航空戦隊
│ ├第5水雷戦隊
│ │ └第5駆逐隊
│ └第10水雷戦隊
│   └第10駆逐隊

├第2艦隊―沖縄・南方方面部隊(佐世保鎮守府)
│ ├第4戦隊
│ ├第2航空戦隊
│ ├第4水雷戦隊(鹿屋基地)
│ │ └第4駆逐隊
│ ├第9水雷戦隊
│ │ └第9駆逐隊
│ ├第14水雷戦隊
│ │ └第14駆逐隊
│ ├第7戦隊(新設) (ホワイトビーチ基地)
│ └第15駆逐隊   (同上)

├第3艦隊―小笠原・南太平洋方面部隊(呉鎮守府)
│ ├第2戦隊
│ ├第5航空戦隊
│ ├第3水雷戦隊(宿毛湾泊地)
│ │ └第3駆逐隊
│ ├第6水雷戦隊(南鳥島泊地)
│ │ └第6駆逐隊
│ └第8水雷戦隊(佐伯湾泊地)
│   └第8駆逐隊

├第4艦隊―日本海・ユーラシア方面部隊(舞鶴鎮守府)
│ ├第5戦隊
│ ├第3航空戦隊
│ ├第2水雷戦隊
│ │ └第2駆逐隊
│ ├第7水雷戦隊(新潟基地)
│ │ └第7駆逐隊
│ └第12水雷戦隊
│   └第12駆逐隊

└第5艦隊―北太平洋・千島列島方面部隊(単冠湾泊地)
  ├第6戦隊
  ├第4航空戦隊
  ├第1水雷戦隊
  │ └第1駆逐隊
  ├第11水雷戦隊(幌筵泊地(予定))
  │ └第11駆逐隊
  └第13水雷戦隊(大湊警備府)
   └第13駆逐隊

※第1章時点


******
 部隊など、前回の設定投下で不足していた部分をば。
 艦娘の部隊編成に関しては、恐らく本編中で一度も出ない所があるだろうと思ったので晒してみる。
 何気にG-Forceが国連所属ではなくなっていました。

 第2章で、(極一部ですが)部隊編成が変更となる部分があります。


日時:2016年05月02日(月) 23:26

<< 第1章終了の見通し 謹賀新年 >>


返信

    現在:0文字 10~1000文字