黒き亡霊の咆哮 設定ベース作品解説
今更過ぎることかもしれませんが、艦これとゴジラをクロスオーバーさせている本作における、ベースとなっている設定についての解説を書いておこうと思います。
流石に、「1から10まで分かる!」なんてことはありませんが、「艦これ」もしくは「ゴジラ」シリーズを知らない方の手助けに少しでもなればと思います。
「艦これ」は書くことが比較的限定されているため、ゴジラに偏っていますがご容赦ください。
まず、作品群の簡単な解説をば。
◎「艦隊これくしょん―艦これ―」
2013年よりDMMにてサービスが開始された、ブラウザゲーム。
主に第2次世界大戦で活躍した旧日本海軍艦艇を中心に、ドイツやイタリアを加えた各国の軍艦を、擬人化キャラクターとしている。擬人化されたキャラクターたちは、「艦娘」と呼ばれる、それぞれの艦に由来する艤装を背負った女の子たち。謎の敵、深海棲艦を倒すべく、プレイヤーである「提督」と共に戦っていく。
各種メディアミックスが行われており、2015年にはTVアニメ化がされた。また、劇場版とTVアニメ第2期が放映予定。
◎「ゴジラ」シリーズ
日本国民ならば聞いたことがないであろう、特撮を代表する作品群。
終戦から僅か9年が経った1954年に東宝による第1作「ゴジラ」が公開。空前の大ヒットとなった。
第1作の成功を受けて、ゴジラはシリーズ化。「メカゴジラの逆襲」を以って、所謂「昭和ゴジラシリーズ」は幕を下ろす。
1984年に、新たに映画「ゴジラ」として復活。後に「ゴジラVSビオランテ」から「ゴジラVSデストロイア」まで続き、これらは「平成ゴジラシリーズ」などと呼ばれる。ここでシリーズは休止期間へ。
1998年にはアメリカのトライスター・ピクチャーズ「GODZILLA」が公開。
1999年、「ゴジラ2000ミレニアム」が公開。以後、2004年の「ゴジラ FINAL WARS」まで続くシリーズはミレニアムシリーズと呼ばれた。
以後、ゴジラは長い休止期間に入る。
10年後の2014年、アメリカのレジェンダリー・ピクチャーズによる「GODZILLA」が全世界で公開。大ヒットを記録する。渡辺謙氏が出演したことでも、話題になった。
2018年には、続編映画が公開予定。
そして2016年。
「エヴァンゲリオン」などで有名な庵野秀明氏と、「平成ガメラシリーズ」「進撃の巨人(実写版)」などの特撮を担った樋口真嗣氏による「シン・ゴジラ」が夏に公開予定。
以上の通りです。
私が書く作品の中では、艦これの方面ではブラウザゲーム版を基本にしています。多少、TVアニメ版の影響もあるかもしれません。
ゴジラの方では、「ゴジラ×モスラ×キングギドラ 大怪獣総攻撃」(2001)、「ゴジラ×メカゴジラ」(2002)、「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」(2003)の影響が顕著です。そこに、VSシリーズの設定や2014年版の設定なども絡んでいます。
◎「黒き亡霊の咆哮」登場キャラクター
提督たちに関しては、私のオリジナルキャラクターとなっています。(一部、以前私が「なろう」で書いていた作品のある人物の名前を流用しています)
艦娘は2015年春時点で実装されたキャラクターが中心ですが、後々加わっていきます。私のオリジナル艦娘も複数存在していますが、唯一「三笠」だけは、キャラクターイメージをpixivなどで活動されている紀奈さまのものにしております。
ゴジラ側では、上に記述した3作品の怪獣や、それをベースにしたものが登場。
「ゴジラ×モスラ×キングギドラ 大怪獣総攻撃」より
・ゴジラ……破壊神。かつて太平洋戦争で死んでいった者たちの怨念の集合体と言われる。性格は、獰猛かつ狂暴で、人間や怪獣に関係なく容赦の無い攻撃をする。白い眼とずんぐりとした身体が特徴。
・モスラ(最珠羅)……大和に眠る護国聖獣の1体。海の神。今までのモスラは「インファント島」に端を欲するが、本作では不明。モスラが元々持つ蛾と蝶を合わせたような外見に加えて、蜂のようなデザインが取り入れられている。攻撃は主に、尻尾から飛ばす毒針と足のひっかき攻撃など。
・バラゴン(婆羅護吽)……護国聖獣の1体で、地の神と呼ばれる。穴掘って進むのはすごく速い。箱根で真っ先にゴジラの犠牲となってしまった。
・ギドラ(魏怒羅)/キングギドラ(千年竜王)……護国聖獣の1体。ギドラは空の神であり、千年もの長い眠りを経て陸海空を制する「千年竜王」に覚醒すると言われる。作中では不完全体である「魏怒羅」として、ゴジラの危機に伴って覚醒。戦いの末に瀕死になるが、ゴジラに倒されたモスラの力によって「千年竜王」として復活。圧倒的な力を見せ付ける。
・アンギラス……本作のアンギラスは、作者のオリジナル設定。護国聖獣としたのは、映画の企画段階ではアンギラスの登場が予定されていたため。その際、「氷結怪獣」として登場することが想定されていたらしい。
「ゴジラ×メカゴジラ」(2002)、「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」より
・3式機龍……作中に登場する、「47式機龍Ⅱ」の設定ベース。作中、初代ゴジラが「オキシジェン・デストロイヤー」によって抹殺されるものの骨だけは残っていた、という設定になっている。
その骨をメインフレームとし、機龍は対ゴジラ兵器として建造される。生物に近い柔軟な動きを有しており、「DNAコンピュータ」による高速処理伝達によって、高い俊敏性と機動性を確保。
建造当初は、「絶対零度砲(アブソリュート・ゼロ)」を搭載。相手を一瞬で凍らせ、分子レベルにまで崩壊させてしまうという代物。ゴジラとの激戦で修復不可能の損傷を受け、「3連装ハイパーメーサー」に差し替えられることになった。また、右腕も喪失しており、そちらには手からドリルに変形する「スパイラルクロウ」が装備された。
最後の戦いで、自分の意思で稼働した機龍は、ゴジラを抱えて日本海溝深くに沈んだ。
日時:2016年01月04日(月) 19:09
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