幻想郷で生きる、ということ
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
物語は日暮という青年が神隠しにあったところから始まります。
外の世界に戻らず幻想郷に残ることを決めた日暮が様々な妖怪や霊夢、魔理沙達と触れあいながら香霖堂で働いたり宴会に参加したりする日記形式のお話です。
(14行省略されています)
特徴的なのは主人公に戦う力が一切無いということ。能力こそ持ち合わせていますが、おおよそ戦うことには使えず、本人にそのつもりもありません。
そのため、原作の重要な要素である異変には全く絡みません。強いて挙げるならば萃夢想で宴会に参加していたくらいのものでしょうか。
生活もほとんどが人里の中でのことなので、レミリアや紫といった強大な妖怪よりも人里に隠れ住む赤蛮奇や本居小鈴などとの交流が多いのも珍しいですね。あとは香霖堂で働いているので霖之助や霊夢、魔理沙辺りがよく出てくるでしょうか。
貧困に喘いだり、香霖堂のガラクタを売るのに考え込んだり、チートものや転生ものとは違うほのぼのとした「本当の日常」感が癖になる作品だと思います。激しい戦闘よりもほのぼのが良いよね、という方は是非一読してみるのをお勧めします。
▼読む際の注意事項など
先ず日記形式の作品です。挿話などで時折普通の三人称書きがされることもありますが、日記形式はちょっと、という人には合わないかもしれません。
また、先ほど述べたように主人公は戦いません。チートも無いです。
そして、どうやら書き溜めてから一気に投稿するという形式を取っているようなので、こういうのもあれですが更新は時間がかかっていらっしゃるようです。続きが待てない、という方にもお勧めできないかもしれません。
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溶けた氷砂糖/2015年12月24日(木) 23:11/★ (参考になった:13/ならなかった:7)