愛と野望の物語、それが『ハリー・ポッターと野望の少女』だッ!
▼ストーリー
「世界を支配するのはヴォルデモートではない! この私だ!」(あらすじより引用)
名家べレスフォードの血筋、成長・進化し続ける才能、そして前世より得た未来(原作)知識を持つ金色の少女――ミラベル・べレスフォード。
(34行省略されています)
傲慢にして残酷、まさに悪として生まれたような一面を持つ彼女が、魔法界を支配するために暗躍する物語。
▼自分はここに惹かれた!
序盤は、ミラベル様のカリスマと野望に痺れ、
中盤は、彼女の学校での友、イーディスとの友情によって丸くなったかと思えば・・・・・・呆気なくすべてブッ潰れて、衝撃を受け、
終盤は、魔法界の、ひいては世界の未来を賭けた戦争の中で、過去からの因縁や愛が終わり、そして始まっていく様子に涙を流す。
自分はそんな感じでした。ネタバレになってたらごめんなさい!
オリキャラやオリ設定が原作を蹂躙するのではなく、あくまで原作の設定には忠実で、一部の原作キャラクターにも、かっこいい見せ場や描写があります。
設定面では、オリジナルのモノは、ミラベル様が創作した魔法くらいで、後は原作にあるマジックアイテムやキーアイテムを駆使した、ハリー・ポッターを読み込んでいるからこそ出来る物語構成になってます。
伏線の張り方や回収、矛盾の解消は本当に神がかっていて、違和感という違和感は、せいぜい原作でも曖昧な部分だけです。少なくとも自分はそう思います。
特に、原作でもキーワードとなっている『愛』に関する描写に力が入っており、特に原作では呆気なさも感じる死に様を見せた、振り向かれずとも愛を貫いた男(名前はあえて言いません)が、この作品ではとてもかっこいい!
本当に、今まで見てきた中でも一位二位を争う二次創作小説だと、自分は思っています!
ぜひ、読んでみてください!
▼読む際の注意事項など
二次創作には付き物であるメタ視点が時折あります。許容できない人は、楽しめないかもしれません。
そして、所々にあるネタや、俺TUEEEEEEEE的な展開や、原作組を蹂躙するような展開が苦手な人も、ちょっときついかもしれません。
が、それさえ許容できる人ならば、きっと素晴らしい時間を過ごす事が出来るでしょう!
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混沌の権化/2013年12月28日(土) 19:52/★ (参考になった:240/ならなかった:29)