唯一無二のご機嫌王、出陣である!
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
絶対魔獣戦線、好きかい?(挨拶)
Fateシリーズでも飛び切りの有能さとブッチギリの扱いにくさと問答無用の慢心を併せ持った男、英雄王ギルガメッシュ。そんな彼の精神と肉体に、他の者の魂が宿ったらどうなるか?
(10行省略されています)
「そらもう粛正やろなあ」と思った貴方は正しい。文字通り魂消るコースやむなし。
――しかし、ここに例外が存在する。宿ったのが「死して初めて自我を獲得したばかりの無垢さと使命感を持って英雄王を尊敬する魂」であったことにより、常時「ランサーズヘブン+CCC後半+バビロニア」状態のウルトラ寛容なご機嫌王が爆誕してしまったのであった……!
つまり、用心深くなって上機嫌で寛大なAUOと、彼に宿った転生者の魂(自我生まれたて)がFGOに挑むお話です。行動の大方針や要所には魂が関わっていますが基本的にはギルガメッシュ。我が強過ぎるだろこの王様。
でもそれが面白い。AUO憑依物(というと語弊がありますが)という難しい題材を上手に調理して、「きれいなギルガメッシュと行く人理修復」を本当に楽しく読ませてくれます。FGOは多くの人物が登場し、原作のみでは十分にスポットが当たっていないキャラクターもいました。それらも可能な限り掘り下げ、話に関わらせながらもカルデア一行を主軸に置くことで一本の筋を持たせている、非常に丁寧な作りをしています。しかも更新が早い。とても早い。このペースで平均3000文字は驚異的でしょう。
▼読む際の注意事項など
「ギルガメッシュ=中ボスorラスボス」のイメージがあまりに強い人には合わないかもしれません。懐は深いんだけどその入口がメッチャ狭いStay Night時代からは大分離れたモードとなっています。
感想欄での、「愉悦部員」こと読者とカルデアとの掛け合いがにぎやかです。私は楽しく読んでいますが合わない人もいるかも。
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たかたかた/2017年12月02日(土) 21:19/★ (参考になった:107/ならなかった:12)