我々は生まれた、生きている、生き続ける、この世界のどこかで。
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
西暦2300年、第三次世界大戦が勃発した。
分厚い放射性物質の雲で覆われ、家屋を燃やす炎により赤く染まった空、多種多様な生物は大勢死滅し、かつて水の惑星と呼ばれた星は地獄と化した。
しかし、それでも生き残った生物はいた。人間だ。
(23行省略されています)
第二次世界大戦以後に計画された巨大宇宙ステーション並びに宇宙探索船団プロジェクト。秘密裏に動いていた機関によって人類は生き延びていた。
彼等の目的は、かつての美しい地球を取り戻すための装置を開発する事。
だがその装置には様々な資源が必要である。地球に戻れない宇宙船には資源を大量に確保する手段は無い。
人が生きるための水と植物、機械を作り上げる上で大切な鉱物と火、そしてそれを動かす電力。何を取っても不足する事態に陥った人間は一つの考えに至った。
『そうだ、生物自身が資源になってしまえば──!』
▼読む際の注意事項など
『ミュウツーの逆襲』というポケモンの映画を皆さんは知っていますか?
私は母と一緒に観に行き、ポケモンなんて全然知らなかった母が隣で静かに泣いていたのを覚えています。
「誰が生めと頼んだ? 誰が作ってくれと願った?
私は私を生んだ全てを恨む。
だからこれは、攻撃でもなく宣戦布告でもなく、
私を生んだお前達への、逆襲だ。」
これはミュウツーという人間によって戦闘用に作られたポケモンが劇中に放った一言です。この小説ではポケモンを作り上げた研究員側の立場からでしかポケモンを見ていませんが、はたしてポケモンからみた研究員はどうだったのでしょうか? そこが注意点だと思います。
作者さんが初代アニポケとポケGOしか知らないというのも注意点です。アルセウスとかそういう細かいところは気にしてはいけない。
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まだはげ/2018年03月22日(木) 00:46/★ (参考になった:24/ならなかった:3)