勇者の意味、その想い
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
この作品は「結城勇奈は勇者である」と「ウルトラマンメビウス」ひいては「ウルトラマンシリーズ」とのクロスオーバー作品となっています。
事故から、平行宇宙からやって来たウルトラマンメビウスと融合することとなった主人公、熊谷竜児。
(16行省略されています)
孤児の彼は、拾われた大赦という組織で働きながら、その傍らで勇者を監視する任務についていたのだが、ウルトラマンと融合したことにより事態は急変する。
これは、一人の少年が運命に抗い、勇者と共に歩んでいく物語。
▼読む際の注意事項など
世界観のベースは「結城勇奈は勇者である」ですが、世界観や人物の説明など丁寧にされているので、双方の原作を知らない人でも楽しめると思います。しかし、やはりキャラクターの容姿だけでも知っておくと幸せになれるかも。
ウルトラマンシリーズ最新作、ウルトラマンジードに、フュージョンライズというものが存在します。有り体に言えば「AとBを合体させる」というものなのですが、これを利用したオリジナル怪獣などが出てきますので、そうしたものが苦手な方は少し気になるかも。
とはいえ……全く問題になりません。私もオリジナルは少し気になるタイプなのですが、理屈付けも丁寧で気になりませんでした。
作品全体を通して、かなり主人公の心を折りに来ます。もちろん、主人公はそれを越えようと頑張りますし、日常の明るい場面などもしっかりあるのですが、それと同じくらい辛い場面が何度も訪れます。
なので、ウルトラマンTUEEE!を期待されると期待はずれになってしまうでしょう。
しかし、ウルトラマンは強いです。あまり言い過ぎるとネタバレになるので、あとは本編を読んでください。
ウルトラマン好き、ゆゆゆ好き、どちらの方でも満足していただけるかと思います。
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特撮仮面/2018年03月23日(金) 17:16/★ (参考になった:24/ならなかった:3)