カーマインアームズ
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作者:放出系能力者
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無間地獄のような作品
傑作です。
冒頭の軽薄さや、二次創作という先入観は、読後の今となっては獲物をおびき寄せる食虫植物のそれだったのだと痛感しています。
この作品の本質は、よくある成功譚では決してありません。
強敵と力を競い合ったり、仲間に力を認められて成り上がったり、そのような話ではないのです。ヒトとしての記憶を持ちながらヒトではなかった一匹の虫が、ヒトに憧れて、ヒトに近付き、どんなことをしてでもヒトとして生きたかった、「そのためだけの」ストーリーです。
(12行省略されています)