海外移住したら人外に好かれる件について
作者:宮野花

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原作とは違った危うさと面白さと人外愛

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オリ主である『黒井百合』が紆余曲折の末にlobotomy社に所属し、何故かアブノーマリティに異常に懐かれるという特性を発揮して活躍するのが細やかな情景描写と心理描写で描かれているハーメルンのlobotomy二次創作屈指の良作だ。
これだけ聞くとただのありがちなハートフルストーリーかと思うかもしれないが、この作品の場合は『ハートフル』の意味はheartful(心暖かな)というよりもhurt full(痛ましい)というべきである。劣等感と罪悪感に苛まれる主人公や、原作とはまた違った意味でブラックな職場、不穏な雰囲気を発する職場の仲間達。と、様々な『危うさ』が詰め込まれ、その『危うさ』と後述する和やかな会話が上手く釣り合っている。この作品はそのような印象を感じさせる作品でもある。特にSCP世界の話である番外編はそういう部分を更に濃くした話だと言えるだろう。
そしてもう一つ、『アブノーマリティとの掛け合い』がこの作品を語る上で外してはならない要素だ。人外として人間とは分かり合えない価値観を持ちながらも主人公を尊重する彼らの行動は読者の胸を癒すだろう(というよりもこの作品のアブノーマリティ達はこの作品に出てくるあるAIよりもよっぽど良心的である)。特に『静かなオーケストラ』と主人公との和やかな会話は必見。ゲーム内で苦渋を飲まされた管理人の頬すらもほっこりと綻ばさせること間違いなしだ。

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皮裂きジャック/2019年08月18日(日) 01:22/ (参考になった6ならなかった0)


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