バーヴァン・シーの魅力があふれる作品
中学三年生の夏休みという人生にとっての転換期に不思議な女の子と出会い、恋をする話。
「向日葵」:ひまわり
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
(24行省略されています)
私が紹介したい本作品は端的に言ってしまえば、
タイトルの【向日葵畑で、君と】と、あらすじの【吸血妖精、ド田舎にて。】だけで本当に紹介を完了してしまいたくなるような良い作品です。
この推薦を読んで「紹介になってないじゃん」や、「内容がスカスカなんじゃないの?」とおっしゃりたくなる気持ちも分かります。ですが、そうではないのです。
読んでいるとどこか懐かしい気持ちになり、読了感が良く、バーヴァン・シーの魅力がこれでもかと詰め込まれた良い作品です。
主人公の少年は、等身大の中学三年生で良くも悪くも悩めるお年頃です。
特別に憧れてちょっぴり特別なことをし始めたり、ほんの少し家族関係に難を抱えていたり、このド田舎に愛着があるけど上京した方が良いのかななんて考えたりする普通の男の子。
そんな少年の女の子との数日間が彼にとって輝いているのは言うまでもないでしょう。
そんな彼のひと夏の思い出を皆様に読んで欲しいと思い推薦させていただいた次第です。
この小説を読み終えたあなたは、向日葵畑の写真を眺めれば一つの情景が思い浮かぶことでしょう。
【向日葵畑で、君と】
▼読む際の注意事項など
この作品はマスターとサーヴァントのお話ではありません。聖杯戦争もないですし、人理修復も終わっています。
2016年と2018年が飛んだと世間一般では認識されている世界です。ご注意を
Fate/Grand Order 2部6章 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェに登場する妖精騎士トリスタンがどういった子でどういった人生(妖精生)を過ごしてきたかを分かっていると特に良いと思います。さらにこの小説が楽しめます。
仮に知らなくてもこの小説でバーヴァン・シーという女の子の魅力を知れるので問題はないと思いますが、FGOをプレイされている方の場合は、個人的にFGO2部6章をクリア後の方が精神衛生上は良いとは思われます。
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星に願いを/2022年09月08日(木) 22:39/★ (参考になった:4/ならなかった:1)