斬る。鈴の音が、鳴り響く。
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
終わっています。どうしようなく終わるのです。
ネギま!の作中でとんでもない世界、事件がありました。
(44行省略されています)
そんなものは、遊び場でしかありません。
ネギま!の二次で、学園長関連が突っ込み所満載でネタにされました。
そんなものは、ただのスパイスにしかなりません。
ネギま!は英雄の、冒険の、成長の、熱情の、魔法世界の物語でした。
そんなものは、始まりません。あるいは終わる。
ある時、登場人物が主人公に全員ヤンデレ化の二次作品が流行りました。
そんなものは、まだかわいらしい。
オリ主が悪の首領になり、より強大なボスとして作品の主人公に立ち塞がる作品がありました。
そんなものは、まだ生ぬるい。
斬るのです。
真摯に作られた主人公とストーリー、ギリギリの均衡と設定は好き勝手にされれば無様。
あとから広がる設定と世界は逆算すれば無残になり、解決されるべき心の傷は正しく筋書きに癒されない。
善でも悪でもない中立が力を持つと、最も傲慢で手が付けられないとは誰が言ったか。
主人公はただ修羅として在り、ただ斬る。
その様を見れば『なんて様だ』と言われ、『この様なのです』と返す。
斬るのです。
何かにカテゴライズするのは簡単です。
それでもありがちだと笑うのも、文章が素晴らしいだけと言うのも。
しかし、何かに依る二次創作にて何にも依らないとは。
こんな終っている作品を終わらせるなんてのは。
狂っているなんて言葉は陳腐だ。
こんな作品が読みたくて、きっとまたこれを数年後に読み直す。
▼読む際の注意事項など
体調や気分が悪い時にはお勧めしません。
グロテスクな表現。オリジナル魔法。
読後感はまず悪い。色んな意味で好き勝手。
ラブひな要素もありますが、些事とも言える。
原作愛や好みによってはつらい作品かも。
2ルート+1ルート分岐。
▲短縮する
kar1/2023年05月21日(日) 20:22/★ (参考になった:3/ならなかった:3)