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推薦一覧(2497件)
惚れた少女に胸を張れるよう、成長した一人の少年の物語
推薦作品:恋愛小説 原作:ガールズ&パンツァー
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
ガルパン二次恋愛モノの中でも最高峰のものであると言えるだろう。
舞台はアンツィオ学園艦。ここはノリと勢いだけで生きているような人ばかりの場所である。
そんな場所であるためかもちろん色恋沙汰の話もよくされる。が、そんな話とは無縁だった一人の男子が主人公である。
この話は主人公が恋した学園艦の英雄に胸を張って生きられるように、そして振り向いてもらうために変わる成長の過程を描いた物語である。
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私個人の感想としては、この作品の作者さんの過去作を読んでから読むとより一層楽しめるでしょう。
読む者すべての心を揺さぶる素晴らしい作品であることをここに保証しよう
私の言葉では到底すべての魅力を伝えきれないので、恋愛小説が苦手な人も無理強いはしないが是非とも1度は読んでほしい
▼読む際の注意事項など
これは恋愛小説です。
「ドゥーチェは俺の嫁だから他の男とくっつくはずがない!」という人は注意してください
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イロドリ/2017年09月25日(月) 16:16/★ (参考になった:13/ならなかった:4)
これは東方袖引記という名の寄席
推薦作品:【完結】東方袖引記 目指せコミュ障脱却! 原作:東方Project
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
まず第一話を読んでみればすぐに分かる寄席のような雰囲気。呉服屋を営む韮塚袖引なる妖怪少女の一人語りによって物語は展開していきます。基本的には韮塚袖引もとい袖ちゃんによる独白で進んでいくのですが、時には異変に首を突っ込み、時には神様の気まぐれに巻き込まれ、時には親友たちと和気藹々と語らういつ見ても飽きない構成となっています。ポンコツな(重要)オリジナル主人公でありながら原作キャラクターをより生き生きと描くことで、どこから読んでも袖ちゃんの魅力というものは分かって頂けると思います。このスタイルが確立されていることでキャラクターの立体感がより際立っており、見た者を虜にせざるを得ないでしょう!
特に季節に関する描写はピカイチです。読むだけで五感を刺激されるような背景描写に加えて、袖ちゃんが今何をしているのかがすぐ分かるような文章の成り立ちですので、毎回毎回それを楽しみにしている節すらあるほどです。これもまた、寄席の雰囲気を漂わせている一因となっていることでしょう。
そして内容についてですが、最も強調したいのは人間との関係性について。人里にある呉服屋であるが故に、妖怪である自分自身と人との距離感や人間への並々ならぬ愛情は必見です! 詳しくは読んでみればすぐに分かることと思いますが、思わず胸を打たれる描写は数多くあります。東方をご存知の方は勿論、これで東方なる世界を知るあなたへもオススメの作品です。
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▼読む際の注意事項など
シリアスな描写がいくつか入っております。それも含めて魅力ではあるのですが……。また、オリ主ということから原作キャラクターの描き方がイメージと異なる可能性があります。
時系列について少々入れ替わりがあったりすると思いますが、基本的にどこから読んでも楽しめると思います。
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職員M/2017年09月21日(木) 21:22/★ (参考になった:15/ならなかった:5)
モンハンの2次創作は数あれど、純愛(?)だったらこの作品を一番オススメしたい。
推薦作品:貴方に好きと言いたくて【完結】 原作:モンスターハンター
▼ストーリーについて
一流のハンターになれば女の子からモテるらしい。
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それが何時のことで、誰から言われたことなのかも忘れてしまった。
しかし、その言葉だけは今でもはっきりと覚えている。そして、俺がハンターとなったのは、その言葉を信じたからだ。ー作品本文から引用
この言葉どおり、主人公は下心丸出しのこんな理由でハンターになりました、こんな動機なので、可愛い女ハンターから頼られれば全力で手伝い、野郎には見向きもしない。
しかも毎回空回りするんだからなんとも言えない。
時々メスラージャンとデートに(狩猟)出かけるも、少しもときめかない。
いつになったらモテるのか(切実)
そんな主人公の物語。
▼文章、描写などについての紹介など
「君を攻略したいんだが、そんなクエストはあるかな?」
基本は主人公の一人称で物語が進みます、戦闘の描写もさることながら、主人公とその仲間達のやりとりに思わずクスリとしてしまう、また、ハンターとしての生き方、辛さ、楽しさ、悲しさなどなど、とにかく心情の描写がすごく上手いんです。
そして、「君を攻略したいんだが、そんなクエストはあるかな?」というセリフ、最初と大トリを務める最高のセリフです、このセリフを覚えながら読むことを強く勧めます、最終話に、このセリフの格好良さと、このセリフ一つを物語のキーとして、とても上手く使いこなす作者様の技量にきっと感動するはず。
何度も何度も読み返したくなります、その度にまた違う面白さがあります、この作品は何度も読み返ふのを推奨します。
▼読む際の注意事項など
ー とにかく1話1話が、主人公の一人称で埋め尽くされます、一人称が苦手な人(なかなかいないと思うけど)には読みづらい作品かと思います。
ー 時たま少し独特な言葉遣いがあります。
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メーア/2017年09月19日(火) 18:34/★ (参考になった:26/ならなかった:4)
描かれるべき救い
推薦作品:ウーイッグのカテジナ・ルース 原作:機動戦士Vガンダム
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
Vガンダムの後日談。戦後、登場人物がいかに生きていくのかを描いた作品。短い文章を細かく連ねていく文体であるため、小説としては変わった形です。しかし文章や登場人物のセリフ回しなどは冨野由悠季作品を彷彿とさせるもので、ガンダム小説としての雰囲気は非常に強い。
題名にあるようにカテジナ・ルースを主役に据えた作品で、戦後偶然にも生き残った彼女がいかにして救われるのかを描いている。
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そこにあるのは、彼女は救われるべきであるという確固とした作者の意志であり、それは単に一キャラクターとして救われるべきだというのではなく、かの戦争を、そして全ての戦争を生き延びた人は、等しく救われねばならないという作者の信念です。被害者・加害者というのは相対的な立場でしかなく、生き残った者はみんなが戦災を被った者なのだから。
だからこそ、カテジナ・ルースもまた救われなくてはならないのだ。それこそが戦争を終わらせる事の本当の意味なのだと、この作品には描かれている。
そして人が救われるには人の助けが必要なのだと、助ける人もまた救われるのだと、そうして人が人を救っていく事が戦後を生きる事なのだと、静かにそして力強く訴えている。
もしかしたら、これこそがガンダムで描かれるべき世界なのではないか、そんな事さえ考えさせられる作品。
▼読む際の注意事項など
カテジナさんに対する過度な思い入れのある人には、多分向かないだろう作品。
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nanako/2017年09月19日(火) 17:14/★ (参考になった:9/ならなかった:3)
少し変わったクロスオーバー
推薦作品:タンク道、始めます 原作:ガンダムビルドファイターズトライ
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
ガンダムビルドファイターズの世界でガールズ&&パンツァーをやってしまおうという、誰かが考え付きそうでその実誰も発想しなかったアイデアを、あっさりとそして非常に高い水準で実現した傑作です。
あえて不利なレギュレーションを自らに課して、ガンプラバトルをプレイする。その上で勝利を目指すためには、泥臭いプレイスタイルも厭わない(本編で言えば、レナート兄弟のスタイルから洗練さをかなぐり捨てた感じか)。これを単純に熱血直情一直線で描いてしまえば、この作者さんの他の作品と同様の感触になるだろう。
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しかしこの作品では、そこをきっちりとガールズ&パンツァーの雰囲気を生かして描いた。キャラクターのセリフでのやり取りを増やすなど「女の子がたくさん出てくるアニメ」の雰囲気の再現に努める事で、作品の暑苦しさを和らげている。
その上で「タンク道」なるものがいかに成立したのかから(非常に上手い理屈の付け方だと思う)、主人公たちがどうしてそのような特殊なプレイスタイルを選択し研鑽していくのかまで、無理なくコンパクトに描かれている。
知識と教養そして元ネタに対する情熱に裏打ちされた軽妙なセリフのやり取りは健在で、ガンダムビルドファイターズの真面目な二次創作としても、パロディ作品としても面白い作品になっています。
▼読む際の注意事項など
百合百合した展開にはならないのでその辺には期待しない事。
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nanako/2017年09月19日(火) 17:12/★ (参考になった:3/ならなかった:4)
世知辛いコズミック・イラの日常
推薦作品:大海原の小さな島 ~アルダブラ島奮戦記~ 原作:機動戦士ガンダムSEED Destiny
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
戦後のコズミック・イラ、南の小さな島で繰り広げられるザフトと連合の日常?といった感じの作品。コズミック・イラに対する深い考察と解釈が作品の根底にあるのですが、それを深刻になるかならないかのギリギリのラインで描いている。
複雑な国際情勢を語る前に社会人には日々こなさなくてはならない無数の仕事がある、それがこの作品の基本的な姿勢なのだろう。現実の役所仕事もこういった感じなのだろうなと、架空の世界の物語であるにも関わらず妙な現実感がある。そして、その妙な現実感の中で描かれるキャラは、独特の生々しさも描写される。
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上司と部下の関係、身内の関係、恋愛関係、そういったものがどちらかと言えばコミカルなスタンスで描かれているのに、時折リアルな人間臭さが差し込まれる。それが、この作品に不思議な感覚を与えている。
また、コーディネーターという存在が、そのように生まれた個々人の人格にどのような影響を与えるのかという点において、この作品で描かれたことは非常に示唆に富むものだと思う。
▼読む際の注意事項など
後半の展開がちょっと急展開で、雑に感じなくもない。
描かれた物語からすると、その雑さこそがリアルな日常なのかもしれないが、クライマックスが意外とあっさりしてる。
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nanako/2017年09月19日(火) 17:10/★ (参考になった:0/ならなかった:5)
D×Dの世界で生まれる新たなる仮面ライダー!
推薦作品:仮面ライダーDRAGOON 赤龍帝で仮面ライダー 原作:ハイスクールD×D
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
この作品は、兵藤ならぬ辰巳一誠が、リアスたちとともに仮面ライダーとして怪人と戦う物語です。
ただ単純に仮面ライダーを出しただけでなく、本作の怪人であるネオストラは三大勢力は神器持ちに対して非常に高い愛称を持っており、仮面ライダーが出てくる必要性がきちんと出てきています。
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また、世界そのものが仮面ライダーディケイドのリイマジ世界の一つであるという設定であり、そのあたりの本格登場もにおわせているため、そういうのが好きな方も是非一度読んでみてはいかがでしょうか。
▼読む際の注意事項など
イッセーの性格変化ですね。
全体的に自分に自信がない方向に変化しているため、原作のようなイッセーを期待すると肩透かしを食らうかもしれません。
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グレン×グレン/2017年09月17日(日) 16:57/★ (参考になった:3/ならなかった:6)
アニメ風のポケモンバトルが魅力的!!
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推薦作品:ポケモントレーナー ハチマン 原作:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
前提としてポケットモンスターSpecial(ポケスペ)の裏話ということを意識しておいてください。
ポケスペからも何人か登場します!
ストーリー
オーキド博士からポケモンをもらい、旅を終えたハチマン(漢字ではなくカタカナであるところが実にポケモン世界らしい)が、今度は妹のコマチの旅についていき、トラブルに巻き込まれていく話です。本編だけでも読み応えありますが、番外編ではハチマンの過去に何があったのかが描写されていて、本編への伏線がたくさんあります。番外編だけでも時系列があり、一つのストーリーとして楽しむことができるので、本編と合わせて読むことをオススメします。
しかも現在、続編も連載されており、熱いポケモンバトルが繰り広げられていますので、本編後にそちらも読むことをオススメします。
描写
なんといってもバトルがゲーム風ではなく、アニメ風なので展開が実にユニークです!
技なんて躱しまくりです!
そして、特にハチマンのポケモンたちは技ではない技で、相手を圧倒したりするので、そんな展開になるのか!? と驚くこともあるかと思います。読み応えがあって実に楽しいです!
キャラクターたちに関して言えば、ヒロインたちの成長が熱いです! コマチの他にもユキノたちもおり、個々でバトルスタイルが違があるため、ハチマンが追い込まれる1? なんて展開も………。
ポケモンたちの方も人気キャラが多く、どのポケモンが誰の手持ちになっているのか、それを想像するのもこの作品の楽しみ方の一つかと思います。
文章
一話につき一万文字前後らしく、少し長く感じますが、バトル描写が入ってくると文字数を感じさせないドキドキ展開ばかりです。
たまに二倍近くあるんじゃないかと思う量の話もありますが………。
▼読む際の注意事項など
ハチマンにとっては二度目の旅であるため、当然バトルは強いです。
また、ストーリーのとこでも出しましたが、伏線がたくさんあり後々回収されていくので、どうしてこんな展開に? と疑問に思うところが出てくるかもしれません。その時は読み返すことをオススメします。
区切りのいいところで「行間」として登場キャラと手持ちポケモンの紹介を一話分挟むので、一気に読んでいこうと思う方は「行間」で一息いれるのがいいかと。
ただし、誤字脱字があったり、最初の方は俺ガイルのストーリーをなぞってたりするので、そういうのが気になってしまう方もいるかもしれません。
最後に
pixivの方にもあり、他の読者さんがどんな感じ読んでいるのか両方の感想を見たところ、この作品を機に俺ガイル×ポケモンのクロスオーバーにハマったという方もいるみたいです。
作者さん、新しいカテゴリーを開拓しちゃってますよ……………。
ゲッコウガ/2017年09月16日(土) 19:14/★ (参考になった:5/ならなかった:17)
巴マミと佐倉杏子に始まり、巴マミと佐倉杏子に終わる
推薦作品:マミさんの歩く道に祝福がありますように ~やがて円環へと導かれる物語~ 原作:魔法少女まどか☆マギカ
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
まず前提として原作再構成物で、既に完結している作品です。
公式ではアニメ本編以前の時間軸において破綻した、巴マミと佐倉杏子の親密な師弟関係がもしも破綻せずにそのまま続いていたら、という所を出発点として話が展開していきます。
現状で既に名作が多数存在するまどかマギカSSの中で、あえてこの作品を薦める理由は何か、推薦文を書こうと思うほどの魅力とは何なのか?という疑問もあるかもしれません。
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ぶっちゃけて言うと、その魅力とはマミ杏です。
マミ杏などと安易に定型化してしまいましたが、お互いに支え合って、一緒に暮らして、姉のように母のように杏子に接するマミ、手作りのお菓子をねだってマミさんマミさんと甘える杏子、魔女に2人で立ち向かって時に傷付き、時に喜びあう、そう言った2人の関係が本当に心に染み入るような作品なのです。
あくまで原作の延長線上から始まる物語ではありますが、まどかマギカ本編が、まどかとほむらの関係性に起因し、収束した物語であるとするならば、この作品はマミと杏子の関係性に起因し、収束した物語となっています。
とりあえず1章から3章までを読んで見てください(2章はマミが杏子と出会うさらに前の話なので飛ばして3章後に読むのも可)。その頃には作品内での2人の行く末から目が離せなくなっているのは間違いありません。
そして最終話まで読み進めた後は、作品の中でひとつひとつ積み重ねられたマミと杏子の2人の関係の尊さに感じ入っているのではないかと思います。
特にネタ的にぶっ飛んでいたりするわけではなく、カテゴライズするとしたら、丁寧に描写された名作と言った感じです。
▼読む際の注意事項など
この作品は本編の再構成として読みはじめはとっつきやすく、物語展開のカタルシスもしっかりとある良い作品なのですが、マミと杏子以外の原作キャラの出番が中盤以降少ない事など、キャラ解釈も含めて一部キャラの扱いの悪さを感じるかもしれません(物語のキーパーソンである事は変わりませんが)。それに関連して、中盤以降の本編区間アフター部分のオリジナル展開が長いので、オリキャラ要素なども含めてそう言った展開を嫌厭し、読むのを躊躇する方も居るでしょう。
ただ上述の通り、序盤を読んだらそのまま2人の関係から目を離せなくなるような作品なので、オリ展開に入る前の時点で合う、合わないを判断する事が出来ると思います。
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blackberry/2017年09月16日(土) 17:26/★ (参考になった:7/ならなかった:3)
もう1つのテレビ版の結末
推薦作品:Crucify My Love ~イノセント・ブルー~ 原作:スクールデイズ
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
短い『戯作』ながら、TV版スクイズのもう一つの結末としてはなかなかの作品。
TV版では西園寺世界は桂言葉に殺され胎を割かれるが、こちらでは逆に反射的ではあるが言葉を殺す代物。
(小説版でも言葉を殺すという結末はありますが)
TV版の言葉は最終的に精神崩壊し、見境がつかなくなるという風に描かれていますが(こちらは井原西鶴の公職五人女にある『お夏清十郎』の心理だろうか)、この小説の世界では自分のしたことに錯乱状態になりながらも、最終的には近松門左衛門の心中物の登場人物と同じ心理に収束していくという感じですかね。
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同じ色恋沙汰による結末であるだけに、これはいいんじゃないかと思います。(ベタとも取れますが)
▼読む際の注意事項など
これはTVアニメ『School Days』を見た方に完全に特化しており、それを知らない方は読んでもよくわからないかもしれません。
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火星人たこ/2017年09月16日(土) 12:06/☆ (参考になった:1/ならなかった:2)