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テイルズオブ推薦一覧(6件)
主人公の胃痛と引き換えに噛み合う歯車
推薦作品:TALES OF THE ABYSS外伝ーセレニィー 原作:テイルズオブ
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
お話は主人公であるセレニィが記憶を失い目を覚ましたところから始まります。覚えているのは自分が日本人で男性だったことのみ。しかし体は何故か可憐な少女となっておりました。
セレニィという名も目を覚ました場所で一緒に居たゲーム本編の主人公であるルークがセレニアの花に絡めて仮に命名したもの。
体は少女。戦う力もない。そんな状態で置いていかれてはたまらないと、なんとか機転を利かせてルークたちについていくセレニィ。……しかしそれはセレニィの苦労譚の、ほんの序章にすぎなかったのです。
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アビス二次って仲間アンチや断罪系多いな。読んでてつらいな……。そう思った事がある方は多いのではないのでしょうか。もちろん面白いものは面白いですし、非難する意図はないのです。ただキャラがいいだけに噛み合わない歯車がもったいない! もどかしい! そう思った事がある方も多いはず。
そんな人におすすめなのが、このテイルズオブジアビス外伝セレニィです。
アビス世界に放り込まれた潤滑油!
セレニィの胃痛と引き換えに(本人が意図しているわけではないものの)キャラ同士の歯車がかみ合い、平和へのピースが次々とはまっていく!
頑張れセレニィ。負けるなセレニィ。
有能な仲間からの厚い信頼と一部からのどでかい愛を身に受けながら、アビス世界を生き抜くセレニィを応援したくなる作品。
現代日本から来たらしい様子ながらアビスの原作知識を持っていないところがいい感じに作用しているというか、そんなセレニィ視点から見たアビスキャラの評価なども面白いですね。
読んでいて素直に楽しいお話です。
▼読む際の注意事項など
コメディ度の高い作品なので一部の登場人物に対してキャラ崩壊と受け取る人もいるのではないかな、という点が注意点と言えば注意点。
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丸焼きどらごん/2022年11月30日(水) 20:10/★ (参考になった:3/ならなかった:2)
愛と信念に殉ずるRPG『テイルズオブモース』
推薦作品:大詠師の記憶 原作:テイルズオブ
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
経験則として、おじさんが輝く物語はどれも大体面白い作品であると思っている。この作品もまた、自分の経験則を裏付けた、素晴らしい作品である。
できるだけぼかしながらさわりだけ説明したい。
原作において悪党だった主人公モースは「前世の記憶」としてその宿罪を背負う、一人の宗教家である。
彼は前世で働いた悪逆非道を宿罪として背負い、心から改心する事で例えその先に、自らの居場所が無かったとしても。果たすべき目標を志すのである。
(9行省略されています)
また作中で主人公は事とある毎に自身を「罪人」であると称して卑下するが、その一方で原作で悲劇的な事件、結末を迎える人々に対して『愛』を注ぐ聖人としての一面が強く自分の印象に残っている。
導師イオンを含むオリジナルイオンのレプリカ達、原作主人公ルーク・フォン・ファブレ、アニス・タトリンと妖獣のアリエッタ、ナタリア・ルツ・キムラスカ・ランバルディア等。哀れな彼らに対しモースは惜しみない愛情と「他者とのつながり、絆」で受け止めるのである。
「子ども達が犠牲を強いられる世界にしてはならない。そして少しでも多くの人々が救われる、今少し優しい世界に変わっていって欲しい」
予言で雁字搦めに縛られた世界から「自由を求める闘い」を繰り広げる、聖人の如き一人の宗教家の軌跡を自分は最後まで追っていきたいと思う。
▼読む際の注意事項など
原作を知らなくても、主人公に寄り添うように読み進める事で問題なく読めるのではないかと思うが、より作品の詳細な部分に迫りたい人は原作を確認するべきだと思われる。
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狂胡椒/2022年04月13日(水) 18:53/★ (参考になった:15/ならなかった:1)
頭空っぽでも読める面白い作品
推薦作品:TALES OF THE ABYSS外伝ーセレニィー 原作:テイルズオブ
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
主人公の認識や、状況。色々な要素がうまいこと混ざって抱腹絶倒な喜劇となっています
基本的に原作ストーリーをなぞっているようで改変してる感じで、キャラ崩壊が強い要素もあります
原作では救われないキャラが主人公の奮闘()によって救われていきます。むさい男はたまにひどいことにもなったりしますが。原作の重さを考えればそれさえよくなっている要素です。
どうしてこうなった(笑)という要素が多く、難しく考えず面白い話を見たい人におすすめです。
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▼読む際の注意事項など
一部のキャラ崩壊が強いです。特にメロンさん。
あと描写はないですがネタとしてBLっぽい部分もあります
ヒロインとしてのメロンさんやそのお兄さんのカリスマを見たい人は注意です。
全体的にギャグの要素が強いのもおすすめの理由でありながら、注意が必要な点でもあります。
主人公が保身に走るクズ(笑)です。戦闘的な魅力を求める人は注意です。
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無幻/2019年05月13日(月) 18:27/★ (参考になった:11/ならなかった:3)
さくっとぐいぐい引き込まれる物語
推薦作品:Tales of Zero【テイルズオブゼロ 無から始まるRPG】 原作:テイルズオブ
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
ライトで読みやすいストーリー展開。テイルズならではの戦闘描写も細かく、キャラクターひとりひとりの術技などもしっかり作りこまれてます。1話1話は長くもなく短くもなく、電車内でさくさくと読み進められますね。しかしながらテンポの良い物語は、どんどん先を知りたくさせます。ぐいぐい引き込まれるストーリーだな、という印象です。
(2行省略されています)
▼読む際の注意事項など
“テイルズの世界観を借りたオリジナル作品”というジャンルなので、苦手な人は苦手かと。
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友氏/2017年08月14日(月) 15:47/★ (参考になった:1/ならなかった:6)
オススメのオリジナルテイルズ
推薦作品:テイルズオブフェイティア〜宿命を運命へと変えていくRPG〜 原作:テイルズオブ
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
───『外は、しんしんと雪が降り続けていた』
物語の始まりは、世界を牛耳る三つの国家、その中のひとつである白銀に覆われた雪国・スヴィエート帝国。その第一皇位継承者・アルエンスは刺客の手から逃れた後に下町の貧民の少女、ルーシェに命を救われる。身分を隠しアルスと名乗った彼は、特別な術・治癒の力を持つ彼女と共に自らの、果ては世界の宿命と向き合い、それを運命に変えていく───。
(25行省略されています)
宿った命、即ち自分の使命、"宿命"は変える事は出来ない。
でもそれを、第三者が介入する事で、"運命" という
運ぶ命に変えられる事は出来るんじゃないか?
宿命と向き合ったり、それを乗り越えて運命に変えた時、改めて自分がどういう人間なのか、どういった人間だったのかが分かる。自分の正直な気持ちが全部出てくる。
俺はそんな気がするんだ。君が俺にそうしてくれたように──────。
本編は短い一文とリズミカルな会話でテンポよくストーリーが進む。テイルズらしいストーリー展開に引き込まれる。
総勢パーティーメンバーは8名と比較的多めだが、キャラクターそれぞれがそれを短所としないほどの個性の強さを持っている。あらすじの立ち絵を見ると分かるが、どのキャラも容姿は被らずに非常にカラフルなメンツとなっている。設定のイラストが凝っているのでキャラクターが掛け合っている姿が想像出来やすい。
敵やサブキャラクターを含めても戦闘スタイルや性格に重なるところがなく、人物で混乱する心配はない。複雑な人間模様、人間らしさがいくつか描かれるものの、それぞれが混線することもないので、広がっていく関係性や意外な事実をすんなりと受け止められる。
ところどころに伏線があり、謎とヒントと解答が適度に明かされていくので、今後の考察も楽しめる。また、謎が明らかになってから再度読み直すと、一度目とは違った視点で物語を見ることができるので時には読み返すこともオススメ。
内容はシリアスな部分が強く印象に残りがちだが、時折はさまれる小休止のような場面はくすりと笑いを誘うもの。おなじみの掛け合いやどこかで見たやりとりも交わされるのでテイルズシリーズをご存じの方にはその既視感も魅力のひとつ。
個性豊かなキャラクター、流れるようなストーリー展開、作り込まれたシナリオ…どれかひとつでも気になるものがあるなら、ぜひテイルズオブフェイティアを読んでみては?
▼読む際の注意事項など
設定集には術技やステータスなどの情報がたくさん詰められていて、作者のこだわりが垣間見える。テイルズゲームファンで、戦闘アクションが好きな方はぜひ設定までみてほしいが、それを必要としない、苦手な方もいるのは事実。特にテイルズを知らない、これはタグにテイルズオブと付ける必要があるのか?と思われる方もいるかもしれません。オリジナルの二次創作なのでそこは予め了承しておいた方がいいです。別に術技集は本編にあまり関係しないものなので。地の文が続く場面もあるが比較的会話文が多めなので注意。
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田中かなた/2016年08月07日(日) 00:40/★ (参考になった:12/ならなかった:18)
有り得たかも知れない世界。TOX2原作再編成物
推薦作品:この世界の中心は、 原作:テイルズオブエクシリア2
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
紹介の通りテイルズオブエクシリア2の再編成物。ユリウスを中心にエクシリア2の世界を描き原作で悲劇的な結末を迎えたキャラクター達を救っていく作品。
TOX2は重厚なストーリーと練られた設定、魅力的なキャラクターも加わって歴代テイルズの中でも屈指の名作である。
しかしキャラクターが魅力的であればあるほど、その結末に涙した人も多いだろう。
この作品は多少ご都合主義で強引な部分を含むがそれでもプレイヤーが見たかったであろう優しいエンディングを描く話である。
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▼読む際の注意事項など
上にも書いた通り多少ご都合主義を含む。設定資料集などを読めば明らかな矛盾もある。ネタバレが有るのは最早言うまでもない。
そう言ったものが苦手な方にはお勧めできません。
また、ヒロインがルドガーと言う記述がありますがBLではありません。
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Nフォース/2014年10月18日(土) 14:08/★ (参考になった:24/ならなかった:4)